認められる者
少し遅れてすいません
ギルドの中は、相変わらず
賑わっており。酒を開けている者も居れば、次の依頼をどうするかと話し合っている者達もいる
そんな街の風景とはかけ離れた雰囲気を出しているギルドは。まるでパーティ会場のようだ
だがそんな雰囲気も、ある二人が中に入った瞬間。収まってしまう。まるで芸能人が突然来たかの様に数秒…静かになる
その2人とは黒崎達であり、中に入った途端に支え会うのをやめ。そのままゆっくりと受付の女性に近づく
その光景を見ている複数の冒険者達が酒を飲みながらも2人に鋭い視線を飛ばす
》
[あの黒髪と白髪の奴らがね…。本当なら相当な強者だな]
[本当ならな。嘘つきが経てたデタラメって事もある。ディアみたいにな]
[飛び級もいい所だから、インチキだと賭けるけどね〜…俺は。]
[俺もミネスに賛成だ。そうそう居ないだろ?あんな事を出来るやつなんて]
》
冒険者達は何故か二人に疑念や不信感を飛ばす。
だが二人はそんな事を気にせず、前と同じ受付の女性に大蛙を討伐した事を伝える。
[依頼遂行…おめでとうございます。報酬の20万ドルです] 受付の女性は依頼達成を祝福して、提示されていた依頼料を渡す。
その手は丁寧で、黒崎が初めてあった時とは。えらい違いがあった
そして受付の女性は二人に20万ドルを渡したと同時に祝福の声を出す
[そして…昇格おめでとうございます。輪道様、黒崎様] 微笑みながらお辞儀をする受付の女性。
どうやら昇格をしていた為に態度が丁寧だったようだ
[昇格?。あんな依頼を達成したぐらいで?] 輪道が困惑した声で受付の女性に尋ねる
★の数や依頼料から初心者でも、討伐できるものをやっただけで昇格したのが疑念だったのだ
彼が昇格する際は★が五つある依頼を達成して、やっと鋼まで行ったのだから。尚更疑問が浮かぶ
[…貴方達は特級・犯罪集団である、黒の刃の内の二人を討伐したからです] 輪道の疑問に受付の女性が突然真剣な表情を浮かべ答える。
その表情は黒き刃の危険性を伝え、声は討伐した事を嬉しがっているトーンであった
輪道はハッとした表情を浮かべるが。黒崎は困惑の表情を浮かべる
[黒の刃?…特級?。なんのことなの?] 疑問の声で質問をする黒崎。彼には何のことか、全く知らないのだ
受付の女性は黒崎の質問を聞き、少し驚いた表情を浮かべるが、直ぐに真剣な表情に戻る
[知らない様なので…ご説明致します。黒の刃とは、世界中に悪名を轟かせているテロ集団の事です] 受付の女性は黒き刃についての説明をする
どうやらギルドでも認知されている集団の様で冒険者達が二人に視線を飛ばしていたのは。これが理由の様だった
[テロ集団?] 黒崎が疑問の声を出す。
特級という事にも疑問が浮かぶが、テロという言葉が引っかかる
[はい。狙った国や街を次々と黒く焼き尽くしてしまう事から、そう呼ばれ。テロ集団として認知されているのです] 黒の刃について、説明する受付の女性。
その声から危険性や、いかに恐れられているのかが見て取れる
[そして裏切り者である黒騎士のディアと以前から噂があった水月開花の遺体が先ほど発見されたと、報告があった為。貴方達が討伐したと判断されました] 受付の女性はその二人の事を話す。
どうやら以前から団員ではないかと噂があったようで、
黒崎達が向かった先に遺体があり、指輪も見つかった為。確定とされたようだ
それを聞き、今まで黙っていた輪道は受付の女性を見て
[なるほど…その内の二人を討伐したから、同等の力を持ってるって判断されて昇格したのか] 突然そんな事を伝える。
どうやら昇格をした理由をずっと考えていた様で、受付の女性の説明でようやく分かった様子
[その通りです。黒の刃の団員は白コイン、実力で言えば一級に相当する力を持っているとされている為、それらを倒した貴方達は同等かそれ以上の実力だと判断されました] 微笑みながら白コインを黒崎達に差し出してくる
それは誰もが欲しがる物であり、冒険者の中で受け取らない者などそうそう居ないだろう。
だが輪道はそのコインを受け取らず、
黒崎に指差しをして
[あいつらを倒したのは俺じゃなくて、こいつの能力だ、だから受け取らねぇよ] そう言ってのけた。
冒険者達は一斉に、馬鹿か!?。と考え、目線を飛ばす。
欲しくても貰えぬコインをくれると言っているのに、
それを輪道はそれを要らないと言っている。
彼らには理解できない事である。ここにいる二人を除いて
一人は黒崎であり、彼は輪道の言い分を聞き、顔を見るものの。何も言わずに自分だけが受け取った。
輪道はそんな黒崎を見て、自分の言い分を理解してくれて嬉しそうな表情をしている
[それとさ、特級とか一級ってなんなの?] もう一つ聞きたかったことを伝えてみる
黒崎はその事で疑問を抱いていた
[それはです───]。 [それはね] 受付の女性が説明しようとした刹那。突然ある男性が話しかけてきた
そう輪道の気持ちを理解して、共感した2人目とはこの男性のことである
おまけ
ちなみにディアは黒コインではなく、実際は白コインで身分を偽ってました。冒険者達のセリフの一つはそれを指してます




