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これから

2日投稿遅れてすいません

大爆発により両者は吹き飛んでいったと思われていたが

なんと輪道は全身を電気に変換することでギリギリ回避していた


オズガルドは輪道の近くの草原で倒れており

爆発の影響で両腕が吹き飛んでいたが、

地面に刺さった大刀の方はヒビが多少でかくなっただけでほぼ無事である


一方輪道は


かなり距離のある黒崎いる場所に

巻き込まれる前に回避していたのが幸いで、爆発の影響を受けずに生き残ることができた


[はぁ…] 間一髪だったことを感じさせる声とため息を出す

また輪道は何も服を着ておらず、

全裸になっているため、手と草むらで体を隠す


[これがあるからこの技あんまり使いたくないんだよな〜] 嫌そうな声で自身の技の愚痴を独り言で言う。

(この技を使った後は服が吹き飛び全裸になるため

代わりの服を探さなくてはならず

また使った後は気力が頃く使えなくなるため、

一度しか発動できない。まさに諸刃の剣と言うべき技なのだ。)


[はぁ…。!!!こいつの服を借りパクするか!] 彼はそう考え、倒れていたオズガルドに近寄り服をパクることにした。

両手に持っていた鈴の刀と雷光剣を地面に置き、奪い取る

着替えた様子は暖かそうで微笑ましい


[一応…黒崎の武器と聞いて、巻き込まれる前にこれらを持ってきたが…この剣は大丈夫なのか?] 着替えた後、地面に置いた雷光剣を見ながら彼はそう考える


つい先ほどミナトと戦っていた場面を少し見ていた為に

この剣に対する不安がでかくなっていく

また暴走したらどうするか…。敵意を向けてきたらどうするか

そんな疑念が頭の中を回る


腕を組みながら冷静に考え、

ある結論にたどり着く


[黒崎の意見を聞いてから、どうするかを決めよう] そう思い置いた鈴の刀と雷光剣を持ち

そのまま少し遠くにいる黒崎の元まで移動する

ちゃんと独断で決めず仲間の意見を聞いてこらにする。

それが彼の思う理想のチームの考えである


そのまま彼は黒崎を避難させた場所まで行き。無事黒崎と再会できた

彼は戦場に向かった輪道が戻ってきた事に安堵を漏らす

自身が殺されると感じた相手に輪道が勝利を収めたのがとても嬉しいようだ


[輪道…勝てて良かった!。けど…あれ?…服変わった?] 黒崎は輪道の帰還を喜ぶと同時に

白いファーが付いた服の事を聞く

輪道は偶々落ちていた服を拾ったと、目を逸らして言い何とか誤魔化した


そして輪道は黒崎に対して雷光剣の事を伝える


[黒崎…単刀直入に言うが…お前の武器…どうする?…] 嬉しがっている黒崎に対して雷光剣を見せ、真剣な表情と声で言う

彼にとっては危険を及ぼす存在の為

チームメイトを守ると誓った輪道には、いい気持ちはまったく持たない代物である


だが輪道の言葉を受けた黒崎は今まで見せたことのない真剣な表情で


[……雷光剣はキティーが俺の未来を案じて、作ってくれたんだ。それをどうするかなんて。…そんなの決まってるでしょ] 輪道に応えるようにそう言い彼を見る。

輪道の気持ちは彼の表情でわかってなお、

自分の為に作成してくれた武器を処分するなんてできない。

そんな自分の気持ちを表情と声で伝えてくる


その言葉と表情で黒崎の気持ちを感じた輪道は


[はぁ…友達からもらった物はどんな危険な存在でも、捨てられないとか…。まぁ…そこもお前の良いところか。…] 黒崎の顔を見て、微笑み…信頼した声でそう言いながら、

雷光剣と打刀を目の前に置く。

黒崎の優しさに惚れた彼にとって、それは雷光剣を大切に思っている事がわかる素敵な響きのある気持ちの言葉だと、お節介な動く鼓動が教えてくれた


そんな事を考えている間に


黒崎は自身の刀を腰に。雷光剣を背中に背負おうとするが重たくて無理な様子

腰を震わせており、無理してるのが丸わかりで輪道は呆れた表情を浮かべながら

雷光剣は自身が手で持つことした


[…それじゃあ…ギルドに帰って…大蛙オオガエルの依頼を達成した事を言いに行こうか] 黒崎の手を握りギルドのある、ライヤの街に向かうことにした


[え…あっ…そっか!] ギルトの依頼を受け、達成していた事をすっかり黒崎は忘れていた

様々な事が連続で起きた為

頭の中から依頼など消えていたが輪道の言葉でその事を思い出した


輪道は思い出した黒崎を見て微笑み

そのままギルトまで向かおうとするが、

黒崎は距離の事を考え、本来の目的の物を思い出す


[あのさ…ここからギルトまでは遠いから、転移の門の場を使わない?] 黒崎は彼の手を握り、北にある、転移門で帰ることを提案する。

輪道はその提案を受け入れ、北へ進む


草原を歩き頃くすると、黒崎が先ほど見た巨大な門が見えてくる

柱はタイラントのせいで何本か折れてるが

幸い門の方は無事なようだった


[キティーから聞いていたが、これが転移門か…デカいな] 輪道は門のデカさに少し驚く

そのデカさは人の大きさを軽く超えるほどで、

倒れたら潰されるのでは。…そう考えるほどにデカい


[…これ…どうやって開けるんだ?] 困惑した声で門を見上げる輪道

このデカさの門を開けるには、

相当な人数と力がないと開けるのは骨が折れそうだ。輪道はそう考える

だが黒崎の方は考えた後に案を思いついた様で

準備し始める

黒崎は門を無理やり開かせる為、雷光剣を抜く

そう彼が考えた案は至ってシンプル

扉を砕いて隙間から入るという物だった


[(ひら)けないなら壊して入ろう] 黒崎は微笑みながらそう言い

雷光剣を振り、斬撃を門の一部に放つ

そうすると門はひび割れるような音と共に

人ひとり分入れるほどの隙間が生まれた


輪道は斬撃で門が壊れた事に驚いた表情を浮かべる

同時に黒崎が強くなった事もその斬撃を見て、彼は知ることになった


[ミナト程では無いものの、確実に強くなってる。…なんでだろう…嬉しいような…寂しいような] 心の中で黒崎が強くなった事が嬉しいと感じる反面、

もう守られる立場じゃないことを知り

寂しいと思う気持ちもある、そんな複雑な精神が自身の心に染み込んでいくのが

輪道は気持ち悪く感じていた


[それじゃあ…行こう!。輪道!] 黒崎は笑った表情で、輪道の手を握り

砕けた門の隙間に進む

輪道は自身の気持ちを隠すように作り笑いをして、黒崎と一緒に入った


門の中に入った瞬間、彼らが見ていた光景は、門の中とは思えないものだった

その中は暗く、紫の空間が蔓延していた

紫の空間はどんどんと歪んでいき、彼らの全身を包み込み、そのまま暗闇を移動していく


黒崎と輪道は戸惑いつつも身を任せる

恵体の知れない空間だが、何故か彼は安心しきっていた

まるで赤ん坊が母親にあやされているよう、

そんな表情を浮かべていた


そのまま、何分か時間が経ち

青空の上空に転移の門と同じ、門が出現する

その門の全体が開き、中から2人が落ちてくる


[うわー!!!] 黒崎と輪道は落下して、

そのまま地面に激突する

その光景は何とも滑稽である


[いって…。!?…ここはトブの草原か…] 輪道が落下した際に、手に触れたまっている水で、ここがどこなのかを直ぐに理解した


一方黒崎の方も景色を観ることで理解して、輪道の元へと近寄っていく

だがオズガルドによって負傷している体に

落下は多少響く様で、ふらふら歩きだった


[お前…大丈夫か?…無理してんなら、俺が手を貸そうか?] 両手を使い立ち上がり、近寄ってくる黒崎に対して心配事を言う

ふらふら歩きがよほど辛そうに見えたのだろう


[駄目だよ…輪道…そんな怪我してるのに頼るなんて、できないよ…] 輪道の痛々しい傷を見ながら黒崎はそう返す

ディアによる傷と、オズガルドによる傷

正直、誰の目で見ても重傷にしか見えないほど、

怪我をしているのが丸わかりである


[だからさ…お互い支え合って行こうよ] 微笑みながら輪道の体を支える黒崎

その言葉を受け、微笑み…輪道の方も黒崎を支える


こうして彼らは支え合い、

トブの草原を後にした

おまけ


《転移の門とは》


相手の行きたい場所に移動させる物、また使用した者の精神を安定させる力があり

思い違いをさせない為とされている

だがリスクとして門に近寄り、長居する者は

解体者と独自で考え、数本の柱が攻撃する仕組みとなっている

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