力の使い方
今回はちょっと…頭を使ったと思うんですけど
[くそ!] 瞬間に移動されては蹴り飛ばされている
輪道は何とかこの状況を理解して判断しなくては鳴らないことを悟ってはいる
だがいくら受け身を取り移動しても、先読みされ…またも蹴り飛ばさせる
[???…おかしい…いくら甘く見えるとは言え、なんで武器を使わない…] 蹴り飛ばされながらも輪道にそんな疑問が浮かぶ。蹴りで削るより大刀を使った方が直ぐに決着がつくはずだが
オズガルドは頑なに大刀を使わない
[黒崎から聞いた情報だと…こいつは剣士のはず。……まさか!] 距離を保ち、オズガルドの大刀をよく観察してみる
漆黒の刀身で分かりづらいが、刀身の中心にヒビが入っていたのがわかった
恐らくタイラントを背後から突き刺した時からもう限界なのが見て取れた
[やはりな…こいつ大刀を使えないんだ] 距離を取りながらオズガルドに対して分析をしだす、まるで弱点を探すが如く
武器を使えぬ剣士。傍から観れば雑魚同然だが彼は違う
持ち前のフィジカルと気力の操作で持ちこたえていたのだ
[ふっ。なんだ…ってことは、あの時大刀を構えたのは強がりだったのか。このペテン師め。なら…あれが使えるな] 心の中でオズガルドを罵倒しながら輪道はある作戦を考える
その途中にも一瞬で移動され、殴られ続けるが
この際、彼は気にしない
それから彼は数分にも及びオズガルドに殴られ蹴られを繰り返される
それは勝負と言うよりは遊びに近い戦闘に見え、レフェリー有りの戦いであれば、棄権を言わされるほどであった
攻撃を受けて吹き飛ぶ度に立ち上がり移動するがまったく意味がない
[いい加減諦めろ。もうお前には勝ち目などない] ボコボコにしながらオズガルドは呆れた拍子にそう提案する
その時にはもう不安や疑念などはなく
ただ勝つのを待ち続けている様子であり
完全に油断している
[ふっ。勝ち目がないのはお前だよ、ペテン師野郎。いや…なくなった。っていうのが正解か?] ボコボコにされ、倒れながらも言った輪道の言葉は勝利を確信した自身のある声だった
まるで今までわざとやられていたように
[なに?…強がりはよせ、負けが見えてるのはお前だ] ハッタリだと決めつけるような声で倒れている輪道にそう伝える
その姿は弱っているウサギを見る肉食動物のよう
[知ってるか?地面っていうのは電気を通す導体で、落雷が落ちると電荷が溜まるんだよ。少しずつな] オズガルドに説明するような声で両手を草原の地面に置く
その様子はまるで何かを起こす者の動きだった
[もしそれがここ全体に蔓延してて、なおかつ爆発したら大変だな(笑)] 少し笑いながら、それを起こすかのような声と目つきでオズガルドを睨む
そして輪道は両手を電気のエネルギーに変換して解き放つ
その電気は-電荷となり全体に蔓延していく
[!?…まさか!!!…お前!?] オズガルドは驚きながら近寄り辞めさせようとするが
それは既に遅かった
なんと輪道が地面に蔓延させた-電荷は地面の電荷と混ざり、大地を走らす高電圧の電流へと変る
そしてそれがトリガーとなり、空気中の大気が圧力により圧迫され
その一帯を巻き込む大爆発を起こす結果となった
それは両者を巻き込み、共に吹き飛ばしていった
輪道はわざと攻撃食らい、相手が気づかぬ内に電流を地面に流す、それを繰り返すことで
周囲一帯に+電荷を纏わせる事に成功していた
これが彼の作戦であり、切り札でもある
その名も雷轟落そう名付けられる1回しかできぬ技である
ちなみにこれは アークフラッシュ…っていう現状を参考にしました。実際の物は違うかもしれませんがそこは目を瞑ってください




