[プロローグ] 一度の人生の最後
最初の一作品なので温かい目でみてくれると幸いです
俺の人生は…くそだ…
ついそんな言葉を口にだしてしまう、そのせいで電車に乗っていた他の人達から少しみられる
どうして俺の人生はこんなことに……おっと自己紹介を言い忘れてたね…
俺の名前は黒崎鈴《年齢22歳》…なんの才能もない 孤独な独身のただの馬鹿さ…
親に、どこでもいいから入れ!と怒鳴られ仕方なくブラックなこの会社入って…毎日…毎日毎日!……偉そうな面の上司に嫌味と仕事を押し付けられる日々…辛い……
そう…誰に言っているのかもわからない言葉を電車に揺られながら心の中で呟いていたら…目的地の駅に着いた「はぉ……」そうため息しながら俺は降りる
会社に行く足が重くて…辛い…
「また俺はあの上司に嫌味を言わせるのかな…行きたくないな…」そう思いながら自分が勤める会社の前に着いて入社した
入社そうそう上司がこちらを見て
「おい鈴!…一秒も遅刻したらサビ残強制するって言ったよな?…」そう言ってカンカンな顔で俺を見る上司
「すっ…すいません…入社の時間の一秒も遅れてしまって」
そう俺は震えた声で言う…そう言うと上司は俺を睨みつけながら
「あ〜あ…お前のせいで…皆の時間がサビ残で無駄にされて…可哀想だな〜…」そう俺の横で嫌味を言ってくる…俺は謝りながら…自分のオフィスの場所に座る
俺はついカットなって「この人のせいで…この人のせいで俺の居場所がどんどん減っていくんだ!………死んでしまえばいいのに」(小声)
そう思ってしまった…そんなことを考える自分が怖い…
だかそんなことを心の中で思っていると、このオフィスに向かうための階段から物音がする
「なんだ〜…まだ遅刻した奴がいるのか?〜」上司が不機嫌そうに言う
オフィスの扉が開いた…その瞬間…黒いバイクのヘルメットを付けた男性が来た
「なんだ!…テメーは!?」
そう言い近寄る上司に対してバイクの男性はナイフを持ち上げる…
「え?…」俺がそう言った次の瞬間…バイク男性が上司の髪を掴み喉仏にナイフを刺したのだ!
ドス!…その音がオフィス内を駆け回る
「ぐぼ!?…はぁ…て…め…」
喉から血を流しながらそう言う上司に応えるように
バイクの男性は刺したナイフをグリンと回して更に血液を流させた…
「ぎゃあ、痛い痛い痛い!!!」と上司が断末魔を叫びながらもがき…置いてある会社専用のPCや机をもがいた衝撃でドコドコ!…と倒していった…数秒後…上司は動かなくなった
上司が死に顔を見たバイクの男性は「やった〜!俺を最初に不幸にしたクソったれな男を殺したぞ〜…アヒャヒャアヒャヒャ!!!」 と狂気の笑顔で叫ぶ
「こいつ…狂ってる…やばい!!」
そう思った俺は息を荒げ、焦りながらすぐにこの場から逃げようとするが、オフィスから出るための扉を机で封鎖されてしまう…
「俺を不幸したこの会社に関わっている従業員〜…全員殺しまーちゅ!」 そう言って…笑いながら近寄ってくるバイクヘルメットの男性
次々と同僚達や先輩達を殺していく…中には抵抗して抗おうとした者もいたが…叶わず刺されてしまう…そして遂に俺だけになってしまった…
「やばい…逃げなくては…逃げなくては!!」
そう思っても体が震えて動けない…必死に逃げて助かろとするが…背後から
「君が最後だね!バイバイ!」そう声が聞こえバイク男が俺にナイフを降ろす!
それからは目の前が真っ暗になって…覚えていない、ただ…振り下ろされる瞬間…俺の人生は…なんなんだったんだ…そうずっと思っていたことは何故か覚えている
たがそんなことを考えている内に暗闇が何故か暗転する…
「あれ…俺死んだはずじゃ」そう思い…辺りを見渡す…俺は見たこともない黒い空間の中にいた