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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第3章 因縁

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思案

 そんな話を朝から聞かされてげんなりしていたが、今日はコンテナを取りに行く日なので4人で待ち合わせをし取りに向かう。


「ところで人目のない場所ってどこにあるんだ?」


「ああそれは当てがあるから心配しなくて大丈夫だ」


カナタが答えた。


「しかし本当に運べるのか?」


「ああ、昨日言ってた話か、あんなん冗談だぞ。ちゃんとトラック借りてある」


「は?」


「運べないこともないがそんなことしたら目立つだろうが。ちゃんと借りてある。まぁ下ろしはこっちでやることになってるが」


「ちょっと気合い入れて来たのに…」


「頭キレると思ってたけどそういうとこは抜けてんだな」


カナタにばかにされちょっとムッとしていると


「まぁそんな顔すんなよ、じゃあ私はトラックとってくるから受取の処理だけしといてくれ」


そう言ってカナタは行ってしまった。



昨日の場所にいき受取の手続きを行うと倉庫に案内された。


「こちらが商品になりますがほんとにトラックへの積み込みだけでよろしいのでしょうか?」


スタッフから心配される。


「ええ、問題ありません。かなり離れた所に設置するのでこちらで手配してあります」


ミレイは打ち合わせていたのかそのように答える。


「そうですか、乗せるトラックはあちらでしょうか?」


そこにはコンテナを乗せる用のかなりでかいトラックが止まっていた。


カナタが手を振っているのが見えた。



カナタがトラックから降り、こちらに来る。


「もう手続きは終わったか?」


「後は受取のサインだけだそうだ」


その言葉にスタッフが用紙を差し出す。



「じゃあこれでOKだな」


用紙にサインをして戻す。


「ご購入ありがとうございました。ではあちらのトラックに積み込みをさせていただきますね」


「よろしく」


そういってスタッフは担当の人に言いに行く。


それからクレーンでトラックに積まれる。



「じゃあ、後は沙月とミレイの3人で行ってくるから。アキラは適当にぶらついててくれ」


「えっ!?」


沙月が驚きの表情を浮かべる。


「いや私と沙月がいれば問題ないだろうけどミレイは護衛も兼ねてるからな、それにこのトラックに4人は乗れねぇ」


「それはわかりますけど!」


「まぁいいじゃねぇかほんの2時間くらいだ、女子会といこうぜ」


「ドライブしながらの女子会は聞いたことありませんよ!」



そんな沙月の文句は受け入れられることもなく、数時間の時間が出来た。


ほんとは沙月と話したかったのだが…



まぁ一人の時間が出来たと思いしばらくモールをフラフラと時間を潰すことにした。



沙月に話す前に時間ができたのはよかったかもしれない、まだ自分の中でも答えが出ていなかった。


日和は確かに今後活動していく上で便利なスキルを持っていた。


しかし、それはあくまでも沙月の行動を助ける為の保険だ。

沙月から日和を助けると聞かされたときには、俺は難色を示した側だ。

こちらに引き入れるメリットよりもデメリットの方が大きかったからだ。


こちらのせいで巻き込んでしまったミレイとは立場が随分と変わってくる。


向こうの提案を飲めば確かに日和は助ける事は出来るが、今後の活動に関わる楔となる可能性が高い。


長期的な話をするなら鑑定石などは日本では無く色々な所に売ったほうが利益も出る。


そもそもの話、死刑ではないのであれば、まぁ後はこちらとしては最悪放りだしても問題はない。



あくまでも要求を大きくして小さな要求を通そうという目論見の上の提案だった。


しかしそれが良くなかった。恐らく国としてはこちらが日和をかなり重要視していると考えている。


だからこそのあの要求だろう。



正直そこまでのリソースを日和に割く価値があるのか?



そこまで考えて堂々巡りになることに気付いた。


こういう長期的視野で考えるのは苦手だった。だからこそ沙月に相談したいと考えていた。


そもそもなんで俺だけに話したのか…こんなことなら沙月と…



そこまで考えて自分の考え方の間違いに気付いた。


そもそも西園寺さんの目的は、国の為ではなく、ダンジョン攻略を進めること。彼女達はあくまで協力関係を築いているだけで国家の為に尽力する気などないのではないか?


そう考えると色々と辻褄が合う。


俺だけを呼び出したこと。奴隷の件。そしてこの要求。


短絡的思考かもしれないが今ある情報だけで考えるとある答えが導き出された。


「もし、これが狙いだったというならとんでもない策士だな…年の功には敵わんということか」


そんな事をボヤく。


そんなことを思いながら時間も経ち沙月達と合流した。


「そういえば氷川さんから連絡があって20階層までなら潜ってもらっても大丈夫だそうです」


ちなみにドラゴンに関しては許可が降りなかった。

まぁ当然である。


「20階層までなら私達二人でも潜れるからな」


「お二人がパーティにいるなら大丈夫という判断ですかね」


「そもそも下層が20階層よりしたの階層のことなのでそこまでならよかったんじゃないですかね」


「なら無駄な確認だったか」


「まぁでも数日留守にするので伝えておいてよかったと思いますよ」

数日遠征で留守にすることは予め伝えてある。

ミレイとカナタに色々と教わる為という名目ではあるが・・・まぁダンジョン内での事は把握されることはないので申告内容についてはなんでもよかった。



そんなやり取りをしてまだ午後を回ったとこだったので、全員で昼食を取り明日の朝出発することになった。


「じゃあ私達は女子会の延長戦してくるから、また明日な」


「そうですか、じゃあ俺はまたフラフラしてから戻ります。じゃあ」


3人で仲良くカラオケの方に向かっていったので、どこかフラフラと時間を潰すつもりだったが、ふとあることが気になり、それを閲覧する許可をもらう為に西園寺さんに連絡を取った。



快く了承を頂いたので組合の資料室でその資料を閲覧させてもらうことになった。


かなり難解だった為、理解に時間はかかったが面白い発見もあった。


その後、適当に身体を動かしてから明日の為に早めに就寝した。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] どうでもいいことだけどプレハブが乗る大きさのトラックってことは最低でも4t、下手したらトレーラーサイズになると思うんだけど探索者しかしてないやつが免許なんてもってるのか?
[良い点] 何か思惑があるってことをきちんと描写してくれるので、読者を一段落するまで展開を見守ろうという気持ちにさせてくれる点 [気になる点] スキル関係の考察は文章だとたまにわかりづらいので箇条書き…
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