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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第3章 因縁

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障壁スキル

 今日は時間的にもキリがよかったので残りの時間を障壁スキルの検証に当てた。


沙月は自身の眼の前に障壁を展開した。


「ああ、カナタさんの言ってた意味がわかりました」


「だろ?」


「なんかあったのか?」


「これ張ってる間、動けないです」


カナタがタンクには向かないって言っていた意味が判明した。



障壁スキルはかなりシンプルだったようであまり検証は不要だった。


・障壁を出せるのは前面のみ(Lv1時点)。


・攻撃反射は現状不可(Lv1時点)。


・障壁を張ってる間と張ってからしばらくは動作不可


・連続障壁は現状不可(Lv1時点)


・障壁は、張った時の魔力の消費量によって耐久値増減しかなり硬い



という結果だった。


「張ったあとしばらく動けないのはタンクだと駄目そうですね」


「やっぱりそうだよな、あのスライム張ったあとしばらく動いてなかったから怪しいと思ったんだ」


現状におけるダンジョンでのタンク職はヘイトによって移り変わるターゲットを見極め移動する必要があった。


ゲームのように引き付けスキルが確認されていない為である。


圧倒的火力を持つタンクは少なくターゲットを取られた場合は、防御しつつ攻撃を行ってターゲットをひきつける必要がある。


張った後に動けないのは論外である。



「まぁ、まったく引き付けできないから置物化してた私が言えたもんじゃないけどな」


カナタは、苦い顔をしながら言う。


「それは言いっこなしですよ、まぁどちらにしてもこれで後衛としては盤石になった訳だし後は魔法スキル手に入れれば完璧だな」


「簡単に言うけど魔法スキルはほんとにドロップしないからな」


「そうね、私達もドロップしたのは見たこと無いもの」


「下層の攻略をするには魔法スキル必須っぽいのでどうにか手に入ればいいんですけどね」


「それと気になってたんだが沙月は魔力切れないのか?アイテムボックスも使ってるんだよな?」


カナタは沙月に尋ねる。


「全然ですね、下手したら回復量の方が上回ってるかもしれません」


魔力は、時間経過で多少なりとも回復する。


回復量は人それぞれだが元々容量の多い沙月は回復量も多いようだ。


「ほんとに規格外だな」



「さて、今日はとりあえず引き上げましょう」


時間は17時、早朝から潜っていたので10時間ほど経っていた。


「じゃあ魔石の分配をしましょう。やっと小魔石を換金できますね!」


今まで換金出来ずにアイテムボックスの肥やしになっていた小魔石を分配する。


「とりあえず今日の稼ぎは500個あるので125個ずつにしましょう、袋を開けて出してください」


固まってるミレイとカナタだったがアキラが袋を広げその中に大量の魔石が沙月の手から降っている様子に同じように袋を広げる。


二人にも配り終わり、分配が終了した。


「指定した数を取りだしできるので数えなくていいのすごく楽!」


「やっぱり便利だよな、アイテムボックス…くっ魔力消費…」


「もう少し消費を抑えてくれればいいんですけどね…もしかしたら魔道具であったりするんですかね?」


「夢があるな」


そういって出口に向かって歩き出そうとすると。


「ちょっと待て」


「どうしました?」


「どうしたもこうしたもこんなにもらえねーよ」


「そうです、今日私達はほとんど狩ってないんですから」


ミレイとカナタは、何もしてないのにもらってしまうことに罪悪感を感じているようだ。


「いやいや、役割分担してそっちはスキルの検証って仕事をしてたんですから問題ないですよ、それにドロップは平等にが原則ですし」


「だけどよぉ…これ60万以上になるんだぞ…」


そう、小魔石の買取は5000円、つまり125個で625000円。1日でとんでもない収入だ。


慌てるのもわかるが…


「取っておいてもアイテムボックスの肥やしになるんでいいんですよ、とりあえずこの話は終わりです。さぁいきますよ」


こういう話は埒があかないので無理やり終わらせて外に向かう。


買取場所で換金を行った時に出てきた金額をみて二人は固まっていた。


俺としてもこんな大金見たこともなかったので驚きがあったが現実感の無い金額なのでイマイチ実感が持てなかったが10万を残してそのまま銀行に預けた。


そして合流しまた施設内の食堂に向かう。


まとまったお金が入ったので外で食べてもよかったのだが、昨日の今日で悪目立ちしていたのでまた絡まれるのを警戒し、しばらくは施設内の食堂にお世話になることにした。



「やっぱりもらいすぎだろ…」


食堂に付き4人で食事を始めようとした時にカナタがぼやく。


「その話は終わったでしょ、それにお金が必要って言ってたじゃないですか」


「確かに言ってたけどよう…1日、しかもあんなに楽にあんな金額もらったらおかしくなりそうだ」


「慣れてください、明日は、狩りを中心にやるのでもっと増えますよ」


「ふぇぇ」


カナタは情けない声を上げる。


「私としては助かりますが、ほんとによろしいですか?」


ミレイも尋ねてくる。


「問題ありませんよ、なんならアレの分だけもっとそちらに回さないといけないかもしれません」


沙月がミレイに答えていたが沙月としてはスクロールを使用している為、分配に入れてなかったがそれを含めるとなると二人にはすべての魔石を渡しても足りないと考えていた。


「いえいえいえいえ、とんでもない!これでももらいすぎだと思ってるんですからこれ以上は不要です!」


思わぬとこからさらに増えそうになったのでミレイは慌てて否定した。


「じゃあこの話はほんとにおしまいです、ってか明日はもっと増えるんですからこれくらいで気にしてたら駄目ですよ」


二人は顔を見合わせ、マジかという顔をしていたが明日は今日とは違い最初から狩りをし続ける予定なので今日より確実に増える。


これくらいで狼狽えていてもらっては困るのだ。


その後は、解散し明日に備えて早めに就寝することにした。



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