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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第3章 因縁

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カナタとの出会い

 その相手は、ミレイと竜崎さんを確認すると近くに寄ってきた。


「あれぇ?そこにいるのは足手まといのポンコツスキル持ちのカナタさんじゃないですかぁ?」


大きな声で周りにも伝わるように絡んできたのは20代前半くらいの男だった。



「まだこんなとこにいるなんて探索者続けてるんですかぁ?あのポンコツ特攻スキルで」


ああ、こいつが噂の元パーティリーダーか。あからさまに悪意を持った絡みにカナタは苦虫を噛み潰したような顔をして目を逸らす。



「しかもミレイと一緒とか、なんだ結局ミレイに泣きついたのか?酒で身体を壊したって聞いたが」


こういう相手ってなんでか相手の状況をずっと調べてるんだよな…執着心がすごい。


「ミレイも迷惑だろ?こんな足手まといにたかられてよう、もしお前さえよければまたパーティに入れてやってもいいぜ」


そういってミレイの肩に手を回そうとするもそれをミレイは払いのける。



「気安く触らないでくれる、私はあなたの女でもなんでもないんだから」


「ああん?相変わらず生意気な女だな。それでこんなとこで何やってんだよ。また、二人でダンジョン探索でもしようってのか?」


「あなたには関係ないでしょ?ほらあなたの従順なパーティメンバーが待ってるわよ、あっちにいってくれる?」


そういってミレイはしっしっと手を払う。


「てめぇ下手に出てたら調子に乗りやがって、こちとら新宿の上位探索者だぞ!俺達に逆らってここでやっていけると思ってるのか!」


ミレイの態度に頭にきたのか声を荒げる。


さらに注目が集まるが竜崎さんは相手をしないように顔を逸らし、ミレイは引く気はないようで真っ向から反抗する。



「どこが下手に出てたか疑問なのだけど、私達は忙しいのだからさっさとどこかに行ってくれないかしら?『閃光』さん」


「てめぇ、ほんとに癇に障るな」


そういって手を出そうとする閃光さん、その様子を見てさすがに許容できないと思い近づくが


「それは見過ごせねーぞ」


俺より先にカナタが止めた。



「あん?なんだよ足手まとい、この手を離せ」


「相変わらず貧弱な身体だな、未だに鍛えてないんだな貧弱ボーヤ」


「お前ら!」


どうやらその態度にさらに怒り心頭のようで、手を振りほどき今度は本気で殴ろうとしているようだったが


「止めなさい!」


その声に動きが止まる。



走って寄ってきたのは氷川さんだった。


「それ以上は処罰の対象となりますよ!」


毅然とした態度で閃光さんと呼ばれた人物に伝える。



「くそっ!覚えとけよ」


そんなよくある捨て台詞を吐きながらパーティメンバーと一緒に去っていった。


様子を伺ってる間に氷川さんに連絡しておいて本当によかったと胸をなでおろした。



「氷川部長すいませんでした。お手数をおかけしてしまって」


「いや、これはこっちの仕事の一つだからね、問題ないさ。それよりも中に用があるのだろう、ここにいると目立つ、行きなさい」



そう言って氷川さんに促されて移動することとなった。



先を歩くカナタとミレイの後ろを少し離れてついていく。注目を集めている二人と一緒にいて注目を集めるのは沙月の為にも避ける必要があった。



向かう途中でカナタは


「あの後ろにいる二人は知り合いか?」


「気付いてたのね」


「男の方がさっきあいつが手を出そうとした時、一瞬で戦闘態勢に入ってたからな」


「えっ!」


「多分、止めてなかったらアイツ殴ってたぞ」


「それは、まずかったわね。ありがとう止めてくれて」


「相変わらず無茶するな、あんなの無視しとけばいいのによ」


「カナタをバカにされて黙っていられるほど私は聖人君子ではないわ」



「ふんっ…忘れろっていったのによ…連絡に乗っちまった私も一緒か…」


小さな声でつぶやく。



「えっ?何か言った?」


そのつぶやきがミレイに届くことはなかった。



カナタはゲストカードをもらい、ゲートを通る。


その頃には注目も収まり、タワー内はいつもの雰囲気に戻っていた。


少し距離を置いてゲートをくぐり中に入る。



そして中で待っていた二人と合流しアキラの部屋に移動する。



「大したお構いはできませんがあがってください」


椅子も足りない為、女性二人をベッドに座らせることになってしまい心苦しい。


ちゃんとした拠点が欲しいな…


買っておいたお茶を出し話を始める。



「最初に、先程はすみませんでした」


沙月と共に謝罪する。


「そんな!二人に謝ってもらうことなんてありませんよ」


「いえ、もっと早く声をかけてあの場を離れるべきでした…沙月を目立たせる訳にいかなかった為、声をかけれずお二人に不快な思いをさせてしまった謝罪です。本当にすみませんでした」


頭を下げる。




「気にしなくて良い」


そういったのは竜崎さんだった。


「あいつに絡まれたのは私達が原因だ、あんたたちが悪い訳じゃない。だから気にしなくて良い、これでこの話は終わりだ。それよりも私は、例の話が聞きたい」


やはり聞いてた通りの人物だったようだ。



「わかりました、じゃあ早速竜崎さんのスキルの話を…」


「まて竜崎さんはやめろ気持ち悪い、カナタで良い」


「じゃあカナタさ…」


「さんもやめろ、気持ち悪い」


「わかりました、カナタ。俺もこっちのほうが話しやすい。じゃあスキルの話の前に自己紹介から、俺は暁アキラだ。俺もアキラで問題ない」


「わかった、アキラよろしくな」



そんな流れで


「私は小林沙月です、私も呼び捨てで問題ありません」


「わかった、沙月」


「では、早速カナタさ…」


どうやら癖でさんをつけようとしてカナタにジト目で見られ少し固まる。


「カナタ・・・のスキルについて話します」

年上を呼び捨てにするのはなかなか慣れないようだ。



気を取り直して、スキルの話を始めた。


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― 新着の感想 ―
[一言] とても面白いけどなぜ無理やり全員ため口にしようとするのか意味がわからない。 呼び捨てで構わないと言われたからって急に上から目線の話し方は普通できないぞ。
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