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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第3章 因縁

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アイテム鑑定石E

 それがとんでもない品だとわかったミレイは固まっている。


「これでアイテムの鑑定ができるので、すっごい便利になりますよね!私の叡智は、今のところ生物しかできないのでこれで変なドロップが出ても大丈夫ですよ!」


「これ自体はなんていうんだ?」


「アイテム鑑定石Eって名前みたいですね。鑑定石は色々種類があるんでもしかしたら魔道具製作で石系は全部作れるのかも」


無知な二人はそんな会話をしていると



「そんな落ち着いてる場合じゃないんですよ!!」


ドロップ品については提出を義務付けされてる理由としては使途不明な物品の調査も含まれている。


エルフ達のもたらした知識によって判明してる物もあるがやはり仕様が違うのか使途不明な物が結構産出されるそうだ。


しかしこの鑑定石で、アイテムの鑑定が可能になるならその使途不明品が活用できるようになるかもしれない。需要は計り知れない。


「でもこの鑑定石はランクEなのでそこまで珍しいドロップ品は鑑定出来ないと思いますよ、しかも使用回数が5回っていうコスパの悪さなので」


「それでも、これは提出すればかなりの額になるはず…」


「うーん、産出元が悩ましいですね、一度西園寺さんに相談しましょうか…」


自分達の手には余る品だった為、一度棚上げとなった。



「あと、昨日から気になってましたけどそれってアイテムボックス?」

先ほどからダンジョンのドロップ品を出しているので気付かれるに決まっていたのだが、恐らくそれよりも驚く事が多すぎて気づくのが遅れてしまっていたようだ。


「そうです!アイテムボックスです!超便利なんですけど、これもバレるとやばいので絶対内緒でお願いします」


「これも…もしかして他にも?」


「後は、俺のスキル位か?『経験値増加』ってスキルがあって」


「なんですか!?そのヤバイ名前のスキル!?」


「全然たいした事ないんですよ、スライム1匹分…今は2匹分かな増えるだけ」


「でも、パーティメンバーの分も増えるのでメンバーが増えたからお得になりますね」



そんな話を黙って聞いていたミレイだったが途中でキレた。



「そこに正座して隠してることを洗いざらい話しなさい、あなた達は危機感がまるで足りてない…」


「「ひぃ」」


二人で小さく悲鳴を上げ床に正座する。


その後は、スキルの聞き込みとひたすらそのスキルの危険性を延々と聞かされることになった。



「絶対、人前では使わないこと。気軽に話さないこと。わかりましたか?」


「「はい…わかりました」」


基本的に俺達のスキルはレアスキルと呼ばれる類のものでバレると色々と問題になるそうだ。

特にアイテムボックスに関しては使用者というだけで犯罪者のような扱いを受ける厄介な物。

まぁレベルとは違いスキル鑑定は任意なのでバレることはないと思うが細心の注意が必要となる。



現状の説明も終わり、今後の方針を決める。


「明日以降はダンジョンに?」


「そう思ってたんですけどダンジョンに潜る前に一つやりたいことがありまして」


「やりたいこと?」


これは沙月にも話していなかった。


「竜崎さんを探しませんか?」


ミレイの話を聞いてスキルの事もあるがどうしても一度会ってみたかったのだ。


「カナタを?」


ミレイは訝しい顔になる。まぁ気持ちはわかる。


「色々思う所があるのはわかりますが、一度会ってみませんか?スキルの確認をすれば例の件も払拭できますし」


「そうです、私のスキルなら竜崎さんのスキルも確認できます!」

沙月のスキルを使えば竜崎さんのスキルの詳細も確認でき、俺と同じような状況であれば竜崎さんの問題も解決することができる。


「でもどこにいるか…」


「竜崎さんも高レベルなんですよね?なら行く所って限られるんじゃないですか?」


「カナタも私と同じレベル30、でもそれだけ高レベルなら引く手あまただからどこにいったかまでは…」


沙月が疑問を投げかける。


「とりあえず連絡先知ってるなら連絡してみれば良いんじゃないですか?」


「えっ!?でも私からの連絡を出てくれるかしら…」


「とりあえず、メッセージで特攻スキルをどうにかする方法が見つかったとでも送れば食いつくんじゃないですかね?結局お酒に逃げたのも全部特攻スキルのせいですよね?」


「そうだけど、私から離れていった訳だし…」


「多分、ですけど竜崎さんは連絡すれば話してくれると思うのでまず送りましょう」


沙月の押しに負けたのか竜崎さんにメッセージを送る。


「ブロックとかされてないかな?…」


「私の予想では大丈夫だと思いますけど」


その結果は思ってた以上に早く解決した。


「あっ既読になった」


「ってことはブロックはしてないみたいですね」


「って返事来た」



[詳しく聞きたい、どこにいけばいい?]



「どこかこの近くで話せるとこって思いましたけど色々考えると施設の中じゃないですかね?」


「防犯面を考えるとそうなってしまうわね」


「ここに呼ぶとしてどれくらいでこれるか聞いて下さい」



[シーカーズタワーの入口まで来れる?]



[わかった]


[30分でいく]



近くにいたようですぐに来れるみたいだ。



「じゃあ氷川さんに連絡して手続きしてもらおう」


沙月はそういうとすぐに電話をかける。


色々問題はあったようだが、面白い物を渡すからと言って交渉したようだ。



「うーん、思ってた以上にさっぱりした性格してますね」


割と険悪に別れた相手からの連絡をここまで信頼して動ける人って、なかなかいないのではないか。


「もしかして…気にしてたのは私だけ?いや…でも…」


付き合いが長いミレイの方が悩みだしてしまった。



それから少ししてゲストカードを持って沙月が現れた。


「これでここに入れるそうです」


「よく渡してくれたね」


「竜崎さんは元々組合に登録されてたみたいですよ」


「まぁ探索者として活動してたなら登録はされてるのでは?」


「いや、組合の紹介してる職場で働いてるみたいで発行まではスムーズでした」


「えっ!?カナタ、組合の関連施設で働いてたの!?」


ついこの間まで組合の中枢にいた人が驚いていた。


「ああ…氷川さんが気を使って伝えてなかったそうですよ…」


それなら納得であった。現場トップの氷川さんが押さえたらミレイにまで伝わる訳がなかった。



「そんな…私って…」


カナタから何も話してもらってなかったことが結構ショックだったようだ。



そんなこんなあってタワーの入口に移動する。


いつもゲートに直行する為、あまり来たことがなかったが探索者の待ち合わせ場所として利用されてるようで所々で待ち合わせをしている人を見かける。



そこに息を切らしながら入ってくる人物がいた。


それに気付いた、ミレイが走り寄る。


「カナタ!」


「おう、ミレイ久しぶりだな」


「久しぶりってなんで教えてくれなかったの」


「まぁ色々積もる話は後にしようぜ…ここは目立つ」



二人は探索者としては有名だった為、嫌でも目を引く。


何人かがこそこそと話しているのを見つける。



しかしすぐに移動しようとしたところに彼女達にとっては因縁の相手が現れる。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 課金するから続き見せて下さいいいいいお願いしますうううう
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