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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第3章 因縁

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ミレイ加入

 その後、西園寺さんに連絡し正式に霧崎さんとパーティを組むことになった事を伝えた。


西園寺さん曰く、うだうだ言うようなら強制的に組ませる予定だったそうだ。下手なパーティを組まれたりソロで潜られるよりは、俺達と組んでもらった方が都合が良かったそうだ。



 そこからダンジョンに戻るのもという空気になった為、パーティとしての打ち合わせを行うことになった。


色々と話せない秘密が多い為、結局俺の泊まっている部屋で行うことになった。


いつも思うけどなんで俺の部屋なのか…と疑問を感じるが確かに女性陣の部屋に上がり込むのも気が引ける為、渋々従っている。


俺は一足先に部屋に戻り、女性陣は話す事があるらしく少し遅れて向かうとのことだった。


俺の部屋で打ち合わせということで飲み物等を買い込み部屋に戻った。


それから時間までのんびりしていると集合時間まで後、30分ほどだったがチャイムが鳴る。


出てみると霧崎さんが立っていた。



「早く来てしまってすみません…大丈夫でしたでしょうか」


確かに早いがまぁ別に何かしてた訳でもないので問題はなかった。


「全然、大丈夫ですよ。霧崎さん、どうぞ」


霧崎さんを招き入れる。



「あっえっと…この前はミレイと…」


「ああ、あの時はすいませんでした。あまり育ちが良くないのでつい出てしまって」


「いえ、出来れば今後はミレイと呼んで頂けますか?私もア…アキラと呼びますので」


「ホントですか、助かります。ミレイ、今後もよろしく!」


「は、はい。こちらこそよろしくお願い致します」



そんなやりとりをしているとチャイムがなる。


出てみると沙月が息を切らせながら立っていた。



「はぁはぁ、ちょっと早かったけど大丈夫でしたか?」

息も絶え絶えの沙月が立っていた。


「ああ、大丈夫だぞ。なんでそんな息を切らせてんだトレーニング後?」


「いえ、ちょっと走ってきたので…大丈夫です、すぐ収まります」



沙月は中に入るとすぐにミレイに近づきなにかを話していた。


「ちょっと、ミレイさん…抜け駆けは感心しませんよ」


「なんの事ですか?私は少し早く来ただけですよ、あなたこそ生命感知の常時使用はどうかと思いますよ」


「くぅぅぅ!さっきまでの話はどうなったんですか!」


「私は、お付き合いしてるか確認して応援してるとは言いましたけど諦めるとは言ってませんよ」


「それは全然応援してない!」


「まぁまぁ、それは後で話し合いましょう、アキラも所在無さげにしてますし」


「そうですねって今、アキラって!言った!」



俺には聞こえないような声でひそひそと話をしていたので聞かないようにしていたので会話の内容については不明だが、きっと女同士で色々あるのだろうと察し顔でよそ見をしておいた。



そんなこんながあり、3人での打ち合わせを開始した。



「さっそくなんだけどまずスキルの確認と今後の方針について確認していきたい。それではまず俺の『特攻』スキルについて話そうと思う」



ミレイに特攻スキルについて説明する。特に討伐特典についてはミレイは知らなかったので、興味深そうに聞いていた。



「24時間以内に100体ですか…もしかしてカナタにも同じような仕様があったのでしょうか?」


「うーん、それはどうでしょう?固有スキルは同じスキル名でも差異があるので…他の特攻スキル持ちの人を見たことがないのでなんともいえないのですがなにかしらの救済措置は用意されていると思っています」


「100体じゃ気付かないはずだわ…」


「そもそもドラゴン100体って現実的ではないですしね」


「で、この討伐特典が曲者で各項目で500体分の特典を受け取る、またはMAX値になった場合にボーナスモンスターが出現します、そのモンスターは今のところ4体でメタルスライム(仮)、ビッグスライム、マジックスライム、クローンスライムです。聞いたことあるモンスターっています?」


「いえ、全部聞いたことはないですね、そもそもモンスター名は勝手にこちらでつけているだけで正式名称はわからないので」


「鑑定とかないですからねぇ…」


「そう考えるとステータス情報が見れる『叡智』スキルってとんでもないわね」


「まだ名前、種族名、レベル、スキルしか見れないのでどんどん使ってレベルをあげたいんですけど一向にあがらないんですよね…」




「このボーナスモンスターに関しては特攻スキルが効くので今のところなんとかなってるんですけど、普通のスライムより強い上にスキル持ちなので警戒が必要です」


「キャンセルとかはできないの?」


「今まで試したことはないですけどそんな項目はなかったので難しいと思います、それとMAXになった項目は選べなくなるので残りは


・特攻モンスターの変更


・特攻モンスターの攻撃値アップ


・特攻モンスター以外への攻撃値アップ


の3つですね。攻撃値に関しては途中まであがってるのでどこまでいけるか次第になりますが…」


「最終的に選ぶのは特攻モンスターの変更になりそうね」


「変えたら今までのアップしたやつがどうなるかわからないので最後に選ぶ予定です」


「じゃあそれまではスライムを狩るということですね、でも私が必要が無いように感じるんですが…」


「現状のスライムでは、経験値とお金稼ぎと割り切ってください。スライムを卒業した場合には活躍してもらう予定なので、あと大事な仕事があります」



何を言われるのか警戒してる様子のミレイだったが…


「貯まりに貯まった小魔石の換金をお願いします」


「えっ!?」


「俺達が換金すると色々怪しまれるので…」


俺達の事情を把握してるであろう人は、西園寺組合長と氷川部長位だ。他の人には新人探索者として見られてると考えると、大量の小魔石を買取に提出するのはあらぬ誤解を生みかねない。



「ミレイが換金する分には問題ないと思うのでよろしくお願いします。基本均等に分ける形でいきますが、私達はそこまでお金に困っている訳ではないので換金の手数料ということでミレイの報酬は少し上乗せって感じでいこうかと」


「そんな、ただでさえ何も役に立っていないのにそこまでして頂くわけには…」


「いいんです!ってかやっと換金できるんですから!めっちゃ役に立ってるんですよ!使えない魔石をひたすら貯める日々…悲しかった…隣でバリバリ割るし」


「割る?」



その不穏な一言にミレイは沙月を見る。


「ええ、私の『魔道具製作』スキルで小魔石を加工するんですけど失敗するとクズ魔石3つになるので数をごまかすのに割ってました」


お金に困っているミレイがそれを聞き黙っていられる訳もなく。


「無駄に割るのだけは二度としないで…」


とんでもない圧で沙月を見る。



「ハハハ…大丈夫ですよ、おかげで魔道具製作スキルもレベル2にあがったので。しかも見てくださいこれ!」


沙月がアイテムボックスからなにやら丸いガラス状の球体を取り出す。



「これを通してアイテムを見てもらっていいですか?」


そう言われミレイはアイテムを覗き込む。


「これって…」


球体にはアイテム名が表示された。この魔道具は、世界初のアイテム鑑定石であった。

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