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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第2章 暗躍

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魔道具制作

 相対したのは普通のスライム?いやいつもと色が違うような?


「普通のスライムじゃないです!気を付けてください!」



俺が油断していることに気づいたのか、沙月が警戒を呼びかける。



沙月の声に反応したのかスライムは身体を震わせる。普通のスライムには無い動きだった。



「そのスライムはマジックスライム!魔法スキル持ちです!」



そう言われるとほぼ同時にスライムから魔法が放たれた。


「あぶなっ!?」


間一髪で交わす。距離を取るが、それが悪手だったとすぐに気付くことになった。



「なにこれ、めっちゃ速い!」


飛んできたのは何かのエネルギーの塊、背後の壁に当たり壁が崩れていた。



攻撃の威力もさることながら、攻撃のスピードも速い、以前倒した金属スライムよりも速く感じた。


スライムはそこからさらに身体を震わせる。


今度は無数の魔法がアキラに向かってきた。



その攻撃をかわすがさらに距離を取りならが右回りに移動していく、円を描くように回り込もうとするが、このままだと射線に沙月が入ってしまう為、方向を変える。



「このままだと、近づけない」


距離をとったおかげでかわすことは可能だが弾幕が厚く近づくことができない。


かわし続けて魔力切れを狙うか?いや、どれだけ打てば切れるかわからない以上危険か?


沙月へ注意がいかないようにしつつ距離を詰める・・・いやダメージ覚悟で突っ込む択もあるか、あと1分かわして弾幕が変わらなければ突っ込もう、右腕さえ無事なら問題ない。



そんな考えを巡らせているとスライムの後方にいたはずの沙月の姿がなかった。


「どこいった、沙月!」


「ここです!」


沙月はいつのまにか左から回り込んでいた。



「私が魔法の注意を引くので、近付いて攻撃してください!」


「大丈夫なのか?」


「この距離なら余裕でかわしてみせます」


その沙月の言葉を信じることにした、できないことを出来るという子ではないということは、ここまでの付き合いで分かっていた。



弾幕の合間をぬって沙月と代わる。スライムのヘイトが沙月に向いたことを確認した所で、足に力を入れ一気に右側面から間合いに踏み込む。


側まで来てもこちらに注意を向ける隙を与えずにスライムに一撃を叩き込んだ。



スライムは壁まで吹き飛び消滅した。



「ふぅ、レベルがあがってなかったらやばかったかも、沙月も大丈夫か?」


沙月の方を見ると無事なようで手を振っていた。


スライムの消滅した場所に行くとやはりスクロールが落ちていた。


沙月にそのスクロールを渡す。


そのスクロールは、『魔道具製作』だった。

マジックスライムという事だったので期待していたのだが期待外れだったようだ。


「聞いたことのないスキルだけど効果わかる?」


「これ、すごいスキルですよ!!」


「魔石を媒介にして色んな道具を作成するスキルですよ!」


「魔法スキルを期待してたからがっかりしてたんだが、そんなに良いスキルだったのか?」


「まぁ相変わらず魔力消費がエグいみたいですけど・・・」


「げっ・・・じゃあこれも沙月だな、頼んだ。そもそもなんか作るのとか俺は向いてないから」


「私ばっかりであれなんですけど魔力関係は仕方ないですね・・・」


「適材適所だな」


スクロールが光り輝き沙月は『魔道具製作』スキルを獲得した。



「しかしこれでなんとなくボーナスモンスターの出現に関する予想は立ったな」


「そうですね、MAXになった時と項目の5段階上げた時ってことですね」


「まぁイレギュラーもあるかもしれないが一応今後は、そのつもりで動こう」


「了解しました」



ボーナスモンスターも3体目だが押した項目に関係のあるモンスターが出現する傾向がある。


メタルスライム(仮)は『経験値増加』、ビッグスライムは、『アイテムボックス』、マジックスライムは『魔道具作成』それぞれの項目に応じたスクロールが出現している。


攻撃値アップの場合は、攻撃スキルになる可能性が高そうに感じている。あくまで予想ではあるが・・・。



「そういえばレベルが29に上がってますね」


「ああ、やっぱりボーナスモンスターは経験値が多いみたいだな、一番最初のやつほどではないが」


「あれは異常だと思いますよ」


「スキルの使用感はどうよ」


「全然駄目ですね、小魔石を使ってやってみたんですけど砕けました」


「5000円が砕けた!?」


「まぁまぁ5000円の魔石大量にあって困ってるんですからいいじゃないですか」


「それはそうだが・・・」


「正直これ、めちゃくちゃ難しいですよ、最初は、イメージがぼんやり湧いてくるんですけど、正確に細部までイメージしないといけないんですよ、めちゃくちゃ難しい・・・」


「まぁ頑張ってくれ、ってかこの砕けた魔石ってクズ魔石じゃね?」


「ああ、よく気付きましたね、これ失敗したらクズ魔石に変わるんですよ!」


「それは都合が良かったな、じゃんじゃん失敗してくれ」


心の何かがすり減っていく、5000円が300円に・・・。


「なんか声が震えてますけど・・・まぁ練習します」



とりあえず、まだ時間があった為、攻撃値の特典を達成する為に、スライムの狩りを続行する。


後、300匹なら多分、今日で達成できる。


210000PV突破&総合評価3800突破

日間ランキング連載中10位!


ブックマーク&いいね!ありがとうございます!

今後も応援よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] スキルmaxがトリガーなら、経験値取得アップを最初に取らないとヤバかったね
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