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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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光side

 隠密スキルを使用して島へと近づく。

「もうすぐ到着するぞ!」

早さであれば飛行機で上陸する方が早いのだが…。

彼の隠密系スキルは『暗雲』というスキルで雲に包まれる必要があるので残念ながら飛行機での移動は出来ないのだ。


「先発隊は到着後隠密状態で移動して接近すること」

「了解」

俺達にとっては初めての遠征なのでが精鋭部隊である彼らはこういった任務は慣れているので気に入らないのだがここは従うしかない。

先行して出ていきたい気持ちを抑える。


そしてハワイに到着した。

聞いていた通り、噴火のせいで島自体が溶岩に覆われた関係で昔のハワイとは似ても似つかない姿をしているがここにあいつらがいるのは間違いない。


上陸の準備をしていると…。

「ほんとに来ちゃったか」

「我が弟ながら執念深い…」

こちらから見える位置に姉と一緒にいるのは確保対象である小林沙月であった。

「なぜだ!?まだ隠密も『暗雲』は解いてないぞ」

「でも確保対象だ!捕らえろ」



全員が浮足だっているが上陸が待ちきれなかった俺と椎名と神崎はすでに準備は整っている。

「とりあえず姉貴をどうにかするつもりはないしりあえずやり過ごして上陸するぞ、神崎頼んだ」

「おう」

「了解」

神崎がスキルを発動し俺達の姿が消える。

『透明化』のスキルを持つ神崎によって触れている俺達の姿は消える。

魔力が満ちていない地上では5分ほどしか持たないがこの混乱の中であれば姿が消えれば大丈夫だろうと思いそのままそこを後にした。


レベル40を超えた俺達であれば5分もあればかなりの距離を移動出来る。

「船から大分離れたな」

「そろそろ切れるぞ」

「ここまでくれば大丈夫だろう」

「しかし、大丈夫かお前の姉貴は」

「優秀な人材は殺さず確保するって話だったし大丈夫だろ。正直姉貴の実力じゃあの精鋭たちには勝てない」

姉貴の実力はよく知っている。

接近戦の戦闘力は低く前衛がいなければ魔法を撃つのもままならない。

小林沙月の実力はわからないが7人を相手に防衛出来ると思えない。


「それに確保対象がいないということは向こうでは何をしても問題ないってことだろ?」

「そうなるな」

「結局戦力はわからないんだろ?」

「とりあえずあそこにいなかったカナタの奴とミレイ…そしてあの男はいるはずだ」

他にもいたとしてもレベル40を超えた俺達を超えられる訳がない。

それにもう油断はしない。

出会ったらあの男には俺の必殺を叩き込んでやる。


基地が視認出来る位置までやってきた。

「位置は?」

「恐らく基地の方に数人いるがそっちは違うだろ?」

「ああ、そっちは普通の兵隊だろ」

「後は、何人か固まってるところがあるがそこか?」

「何人だ?」

「5人だ」

「そこだな!すぐ向かうぞ」

そしてまた『透明化』を発動して潜入する。


そして建物が目視可能な所までやってきた。

外で警戒している男を見つけた。

「見つけた!とりあえず殺す!」

「了解」

俺の『閃光』スキルはレベル2になった時にある技が発現した。

自身のレベルよりも低い相手であれば一撃で殺す事が出来る技。

「瞬光」

目標の男を見つけてスキルを発動させる。

一瞬で光に包まれて男の身体に剣を当てる感触と共に閃光のようにすり抜ける。

殺った…その感覚があり背後を向くとどうやら攻撃は成功したようで男の姿は消え去っていた。


「よし!やったぞ!この前お前が俺にやった事と一緒だ!何も出来ず!一撃で殺せば!何も出来ないだろ!!!!」

初めて人を殺した事による高揚感と共に高らかに勝利宣言をする。

このスキルは使用制限があるのでしばらくは使用することが出来ないが…なに、このレベルがあれば問題ない。

もう油断はない…それにダンジョン内じゃなくても使えるスキルを多数そろえて来た問題はない。


「アキラさん!!!」

声と共に出てきたのは確保対象であった少女であった。

「なぜここにいる!?あの時いたのは!?」

驚きに動きが硬直していると…。


「だからお前はダメなんだよ!」

カナタの声だと認識すると同時に身体に衝撃が走る。

耐えきれず身体が飛んでいく。

「くっ!?」

障害物が少なかったせいでそのまま慣性に従い飛んでいく。

勢いがなくなり地面に叩きつけられる。


「くっそ」

手を付き起き上がると同時に顔に蹴りが入る。

「受け身がとれない上に行動も遅い、ほんとにレベルだけだな」

今度はその場に頭を打ち付けられたせいで意識が飛びそうになる。

それを踏ん張りスキルを発動して近くにいるであろうカナタを振り払う。

「ああ、雑だな…何も成長してない!あの頃からちゃんと言ってただろ攻撃する相手はしっかり視界に捉えろと…」

俺の攻撃に当たったのは神崎だった。

「なんでここに神崎が!?」

動揺を隠しきれずにいると…。


「ほらすぐに想定外の出来事が起きると慌てる」

自身の視界の端にはすでに倒れている椎名がいた。

「くっそ…なんでだ…なんでここまで準備が」

「いやぁなんで上陸地点で待ち伏せされた時点で計画が順調だと思ってたのか…その方が不思議ですよ…」

そこには確保対象の少女が立っていた。

そしてその横には俺が殺したはずの男も立っていた。

「何で…?」

「いやぁさすがにあれはまともに受けてたら死んでたかもしれないからな怖かったぞ」

俺は動揺が隠しきれず、そして仲間は倒れ俺だけが残っていた。

そして4人に囲まれている。

絶対絶命の状況だ。


相手は追い詰めていることで油断している…こうなったらあのスクロールを使うしかない。

自身の胸元にすでに仕込んでいる。

後は覚える意思だけだ。

来る時は常時発動型のスキルだからピンチになった時に使いなさいと言われていた。

スキル名を聞いた限りは先に覚えておいたほうがいいのではと言ったのだがどうやら一時的に理性が飛んでしまうスキルらしく必ずピンチの時に使えと言いくるめられていた。

俺は自身の意思を通してそのスクロールのスキルを覚える。


これで俺は『不死』となった。


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