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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第2章 暗躍

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勧誘

 沙月の家は閑静な住宅街の中にあり近くには公園もあり少し走ればスーパーもあり徒歩で10分ほどの所に小学校と中学校が見えた、子供を育てるのには良い環境だと思えた。


 きっと親御さんはしっかり選んで決めたんだなと思えた。



 沙月が家の鍵を取出し操作するとガレージの扉が開く。


「そこに止めてもらって良いですよ」


 ガレージには2台分の止められるスペースがあり家屋もかなり大きな3階建てと、もしかして沙月は良いとこのお嬢さんだったのではないか?と疑いをもった。



「こちらでお待ちしますか?」


 霧崎さんは沙月に尋ねるが


「こんなとこで待たせるのも悪いのでどうぞ家にあがってください。大したお構いもできませんが、アキラさんもどうぞ」



 促されるまま霧崎さんと二人で沙月の家に招かれることになった。



 中に入ると吹き抜けの階段のせいかかなり広く感じる作りになっており2階、3階の部屋の入口はすべて1階から見えるような造りになっていた。



「そこのソファで寛いでてください。色々片付けちゃうので」


 そう言ってリビングで二人きりにされた為、せっかくならと霧崎さんにある質問をしてみた。



「霧崎さんは探索者に戻るつもりはあるんですよね?」


「そうですね・・・その機会があれば戻りたいと考えてます、私は探索者が天職だと思っていたので」


「じゃあもし俺達のレベルが霧崎さんに追いついたら一緒にパーティを組んでもらうことは出来るのでしょうか?」


 この誘いをしたのには理由があった。



 車中で沙月から連絡が入っていた。


 [霧崎さんをパーティに誘ってもいいですか?]


 [構わないが何かあったのか?]


 急にそんなことを言い出した沙月に違和感があった。


 [理由は後で教えますけど一度話を振ってみてもらえますか?]


 [俺から誘うのか?]


 明らかに俺なんかより沙月から誘ったほうがいいように思う。


 [そうですね、多分アキラさんから誘ったほうが良いと思います、理由はなんとなくなんですけど]


 [まぁそういうことなら一度誘ってみるわ]


 沙月の言う事は今までも間違ったことはなかった為、信頼を置いていたこともあり言う通りに誘ってみることにした。



 そんなこともあり、恐らく狙って二人きりにした沙月の意図を汲むことにした。



「それは魅力的な提案ですね、レベルが追いつけばという話になりますけど・・・」


 その返事はどこか諦めを含んでいた。


「やはり特攻スキル持ちでは期待できないですか?」


「いえ、そんなことはないです!・・・とは言えないですね、特攻スキル持ちがハズレスキルと言われている訳もご存知ですよね」


「そうですね、最初に聞きました。今はスライムしか狩ってないので有効活用してますが恐らくレベルが上がってダンジョンの深部に行こうと思うとこのスキルは足を引っ張ることになると思います」


「そうです、どうしても深く潜れば潜るほどそのスキルの効果は重くのしかかります。私のパートナーもそうでした」


その言葉に息を飲む。


「この話をするつもりはなかったのですが探索者として続けていくつもりなら覚悟をしておいてください。あなたと引退した彼女は状況的には非常に似ているので・・・」


「わかりました、無理を言って申し訳ございませんでした・・・でも、今度は結果を出してから誘います」


「なるほど、あなたも彼女と一緒で面白い人ですね。わかりました、あなたが私の30レベルに追いついたら一緒にパーティを組みましょう、それで判断します」


「約束ですよ、必ずあなたをパーティに入れてみせます」


 若干、はっきりと拒絶されたことによる反骨精神みたいな所はあったが彼女の悲しそうで何か思う所があるような表情が放っておけなかったという面もあった。



 こちらの様子を把握していたのか話が終わってほどなくして沙月がお茶を持ってきた。


「すいません、お茶も出さずに・・・」


 そういってペットボトルのお茶を持ってくる。


「そんな、こちらは急にお邪魔してる身なのにおかまいなく」


「いえ、お客様なのでそこはお構いさせてください」



 そう言われてしまうと断りづらくなったのか


「そういうことなら頂きます」といってお茶を飲む。



「何か手伝うことがあるなら手伝うけど?」


 そう沙月に声をかけると


「いえ、荷物はまとめたので後は冷蔵庫のなかですかね、そんなには無いんですけど」


 一人で暮らしている為か特に買い置き等をしてなかったようで整理はすぐに済んだようだ。



 上に上がって少ししてからスマホに連絡が入る。


 [勧誘ありがとうございました]


 [駄目だったけどな]


 [いえ、熱い勧誘文句にちょっと妬いちゃいました]


 [まぁ目標も出来たし後は認めてもらうだけだ]


 [そうですね、頑張りましょう!理由は今日の夜にでも話します]



 それから少ししてキャリーバックを持って降りてきた沙月だったがかなり大きいキャリーバックを片手で軽々と持ってきた辺りレベルの影響が充分出てるようだ。



 これは手伝いがいらない訳だ。



「さて、準備OKです。」


「わかりました、じゃあ行きましょうか」


 そういって車に乗り込み今度は暁の家を目指す。



 暁の家はよくある集合住宅のアパートなので上がってもらうのも悪いと思い車で待ってもらい、荷物を回収しすぐに車に戻った。


「それだけでいいんですか?」


 荷物の少なさに沙月は驚いていたようだった。


「ほんとに着替えとかだけだったからね、まぁ引き払うとなると色々とやることもあるんだけど今回はこれだけで大丈夫」



 そこからまた2時間近くかけてタワーに戻った。


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