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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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アカネside

田舎にいた自分が保護されて東京に移送されてからは怒涛の日々であった。

身体の弱い自分なんかがほんとに役に立てるのかと思っていたのだが、時価不明のポーションを差し出されて完全に完治するとは思ってもいなかった。


戦争が始まって正式な対面の場は用意出来なかったのだが渡す物があると言われて沙月さんに呼ばれて会うことになったが…。

「話には聞いていたので作っておきました、あんまり数はないので内緒ですよ」

そもそもこの手のポーションはお金があっても入手機会がないというのが現状で自身の身体を治す為に情報は集めていたのだがどこの国家もこの手の物はガードが硬くほとんど情報がなかった。

しかしそのキュアポーションをポンと手渡されてしまい驚く暇すらなかった。

恐る恐るポーションを飲むと身体の不調が完全に回復した瞬間に声無き声と共に涙が溢れた。

「あと、これも渡しときますね」

そういって渡されたのはスタミナポーションという名の言うなればエナジードリンクのようなものだったのだが、なぜこれが必要になるのかその時は理解出来なかった。


そのポーションがなぜ必要になるのか…後で気付いた。

戦争が始まったせいで各国…特にDDDを中心として諸外国も日本へちょっかいを出してきていたのだ。

まずは日本の防御網の構築と各国への迎撃、さらにはロシア内の情報収集など多数の電子精霊を使ってもかなりの重労働であった。

途中で眠気に襲われた際にそういうことかとスタミナポーションを飲んだ瞬間に元気ハツラツ!!!と叫ぶほどに体力が回復したのは驚きであった。

それと同時にほんとに大丈夫な薬だろうかとも不安になったがどうやら管理組合ではこのポーションを常飲してるそうで今のところは問題はないそうだ。

怖い…。


そんなこんなでなんとか問題なく戦争が集結した。

アキラさんにも直接自身がやってしまったことを打ち明ける事が出来てよかったと胸のつかえが取れた気分だった。


そして初のダンジョンへと潜る事になったが最初は緊張していたのだが恐ろしい速度で狩られていくスライムを見てる間にドンドンレベルがあがり気付けば10レベルを超えて身体が思う通りに動かなくなるなど迷惑をかけてしまった。

急激なレベルアップするとそんなもんだからと言われたが、こんなにつらいのかと思い色々と調べてみたのだが、そんな体験談は発見出来なかった。

そもそもレベルはそんな急激に上がるものはでないということを知ったのもその時だった。


これだけでこのパーティの異常さがわかってしまった。

探索者については戦闘などの映像や資料が少なくあまり参考になるものがないというのが定番だったのだが昨今はそれなりに動画等が多くあがっている。

それを牽引してる本人達が目の前にいるのだが正直動きが速すぎて捉えられない状態だった。

気付けば目の前のスライムは消滅しているという状況下の中ドンドンレベルが上がっていった。


実際の戦闘を見てこれは無理だな…と身にしみてわかってしまった。

そもそも身体は治っても今までまともに運動していなかった身としては戦闘なんてとてもじゃないができそうになかった。

沙月さんに相談してバックアップ要員として働くことになったがある程度の自衛力はいるのでということである程度まではレベルをあげて自衛手段を手に入れる事になった。


パワードスーツであればアランが操縦できるので良いのではないかとアドバイスを頂き色々と調べたのだが…残念ながらダンジョンが出来てからまともなパワードスーツは開発されていなかった。

ソフィアさんにアメリカの最新の研究資料等を見せてもらいならが沙月さんと相談して設計を行う。

残念ながら設計に関しては全員素人なので、ある程度のアイデアが固まった時点でカナタさんに整えてもらう手筈になっている。


私のレベル上げをしてもらってるのに何もしてないのは申し訳ないと思いつつも…

「ああ、海の中は私たちも役に立たないので気にせずこっちを仕上げましょう」

と沙月さん達にも言われて色々と構想を重ねていく。


基本的には身体を覆う必要はないので補助的な感じで作成する。

実際に動かすのは私である必要があるのであくまでもサポートという程で作る必要があるのが難しい所である。

結局パワードスーツとはいうが実際のパワーは探索者である私のほうが強い。

つまり動き出しなどのサポートをしてもらい実際の攻撃は自身で力を込める必要があった。

「うーん、難しいですね…」

アランにパワードスーツを操縦してもらっても私の力が加わらなければ全く意味がないのだ。


「動き出しの補助の為にスラスターとかですかねそれならそのまま力も込めれますし」

とソフィアさんがアイデアを出す。

「それはまた制御が難しそうですが…」

「初動の操作をアランにしてもらえるならそれでもいけるかもです」

「一度作ってみますか正直作ってみないと感じが分からなさそうですし」

それでサクッと作れるのが凄いのだがある程度の構想をカナタさんに伝えたが…

「ここまで本格的だとCADがいるなぁ、本格設計するなら買うか」

気軽に買うと言っているが普通に数百万単位のお金が必要だ。

「私が出します」

さすがに申し訳ないのでお金を出す提案をしたのだが…。

「ああ、いいよ気にしなくて私も欲しかったしそれにこういうのは経費で買う事になってるから」

そう言われて沙月さんがOKを出していた。

「そうですね、買っちゃいましょう。そうはいってもライセンス契約ですよね」

「まぁそうなるな。とりあえず良さそうなの見繕うわ」

そういってカナタさんは行ってしまった。

「あれは楽しみにしてますね…」

と沙月さんがぼやいていた。


「ほんとにいいんですか?」

「ああ、良いんですよ。それにお金は使わないと意味ないのでアカネさんも毎月給料としてお振込みするのでしっかり使ってくださいね。お金は溜め込んでても意味ないので」

まぁその考えは非常によく分かる。

溜め込んでいたら幸せかと言われると今の時代は老後よりも今を生きる為に金を使う時代だ。

なんせダンジョン災害の時にどれだけのお金が紙になったかわからないからだ。

お金を使って回してこその経済なので私自身も使うようにしはしていたのだが…どうやらここでは桁が違うらしい。


「アカネさん用のスクロールも用意する予定なのでもし欲しいスキルとかがあったらいってくださいね」

と気軽に言われてしまった。

本当にとんでもない所に来たんだなと身にしみてきた…。

そしてアキラさんから頼まれたアニメの件もアドバイザーという形で紹介されてしまったので責任をもってやらなければいけない。

日陰者として過ごしてきた自分がこんなことになるとは本当に夢にも思っていなかった。



◯あとがき

アカネはまだ辿々しい感じですが、根がコミュ障気味なのでまだ踏み込めずにいます。

ちなみに伏せ気味で話しているせいで沙月やカナタの目線が胸に集中している事に気付いていません。

一度生で拝もうとアカネを大浴場に誘ったのですが断られてしまったので機会を見て誘おうとカナタ達は画策してます。

大浴場にの話はどこかで書こうと思います。

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