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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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沙汰

 アカネから問いかけられたが…答えはすんなりと出た。

「放置で良い…まぁ罪を償う必要があるなら罪を償って欲しいが」

「そういって頂けて少し気が楽になりました。一応、刑務所で服役中です」

「さすがのスピード裁決だな…」

さほど期間が経っていないというのにすでに刑務所にいるとは…。

「正直小さい罪から大きな罪まで大量に犯してましたので暴露してしまえばあっという間でした」

「救いようのない奴だな…」

「アキラさんの母親にしていたような行為は相手がいることなので相手の了承を経た上で告発しましたのでご心配なく」

「なるほど、さすがだな」

その辺は抜かりないようだ。


「生きてるうちはでてこれないと思いますがまぁどうなるかはわかりません」

探索者であれば色々と道もあると思うが…。

残念ながら一族のほとんどが魔力を持っていないという事だったのでそれは無さそうだ。

「もし俺が仇をうちたいといったらどうするつもりだったんだ?」

「データを書き換えて魔力をあることにしてダンジョンまで派遣させて事故でという感じになるかと…」

怖い…まじかそんな事も出来るのか…。


「物理的な事は出来ませんけど電子的な事はほとんど出来るので…」

「絶対敵対しない…」

「誰でもかれでもそんな事はしませんよ…そもそもアランに拒否される事もあるので…」

「へぇ」

話を聞いた限り『電子精霊』というスキルはあくまでも電子の精霊を作るスキルで操るスキルではないそうだ。

アラン自身にも意思があるのでアランが嫌がる事はできないそうだ。

なので誰かを殺めるといっても不確定で間接的にというのが限界だそうだ。


「そうでもないと私だけで不特定多数の情報を巡回したり防御は不可能なので…」

実際にはアラン自身が巡回して欲しい情報に網を張りその情報を取捨選択してからアカネの元に届けられるそうだ。

防御に関しても特定の回線などの情報をアラン自身が防御している。


「便利でもあり不便でもあるってことか」

「まぁアランの考えは私の考えとほとんど同じなのでそれほど問題はないんですけどね」

母の漫画の影響を大きく受けているアカネにとってのアランはアランそのものでありアカネ自身の考えもアランに近い物がある。


「お話が出来てよかったです…どうしてもモヤモヤしてしまって」

「いや、こっちこそすまないな嫌な役割を押し付けてしまって」

「いえいえ、どちらかというと私刑に近い行いなので正直いうとあまり気持ちの良いものではありませんでした…まぁそれでも被害に遭ってることの考えると動かずにはいられませんでした」

「そういえば俺の元職場も倒産したんだっけ?」

「はい、まぁ元々業績落ちてたのもありますけどね。何かありました?」

「いやぁ割と周りの人とそれなりに上手くやってたし真面目にしてたつもりだったんだがなんで解雇されたのかとずっと思ってたんだが…理由があって少しホッとしただけだ」

「元々そこそこの働かせたら解雇してを繰り返して手に職なんかをつけないように根回ししてたみたいですよ」

「そこまでしてたのか…通りで派遣先の業種が毎回違う訳だ…」

色々と腑に落ちてしまった。


そこからは他愛もないというか母の漫画に関する雑談をしていると集合時間となった。

「さすがにお詳しいですね…あの暗号もご存知だったんですよね?」

「ああ、母から翻訳表を渡されてたからな」

「ほんとですか!もしよければそれを見せてもらってもいいですか!」

「そんなので良ければ…データで渡そうか?」

「いや出来れば実物があれば…見たい…」

「そうか、実物は貸金庫に預けてあるんだ…また持ってくるよ」

「すいません…ご無理を言ってしまって」

今度は、日本に行った際に取りにって渡せば喜んでくれそうだ。


そんな話をしながら集合場所に向かった。

「お二人ご一緒だったんですね」

ミレイが声をかけてきた。

「はい、漫画の話がしたくて!」

他にも話はしていたのだが、まぁ詳しく話す内容でもないのでアカネの話に乗っておくことにした。

「さすがの知識量だった…」

「私としては制作秘話的な裏話はとっても気になります!プライベートは謎に包まれていたので」

実際母のプライベートは女性という事しか公表されていなかったりする。

インタビューは受けていたので顔を知ってる人はいるかもしれないがプレイベートに関してはほとんど情報を出していない。

「あっしまった…ホテルに行ってからでいいんだがちょっと話があるんだ」

「わかりました」

アカネに頼みたい事があったのを思い出したのでそんな話をしているとミレイがじとーっと効果音が入りそうな顔でこちらを見ていた。

「どうした?」

「いえ別に仲良さそうだなって思いまして」

「子供としては母のことを褒められると嬉しいもんさ」

実際身内を褒められて嫌な気分はしないし、なんなら嬉しい気持ちのほうが大きい。


そんなこんなで皆と合流してから10階層に向かった。

そしてホテルに向かうとアカネを部屋に案内がてらアニメの話を伝える。

「実際かなり悩んだんだけどな…せっかく目に付く機会を頂けるのに埋もれさせるのも良くないと思ってな…」

「それは賛成です!アニメは何度も繰り返し見ましたし同じ監督さんなら安心です。正直ドラマの話は断ってくれてよかったです…水面下でキャストを選定していたみたいですけど全く原作に対するリスペクトがありませんでしたので…」

と詳しく話をきくとアラン刑事役に若い俳優を起用して相棒の女性刑事もアイドルがやる予定だったそうだ。

「それはまた…」

アランは少し歳がいった渋めのおじさんであり相棒の女性刑事はキャリア組のエリート刑事である設定なので間違いなく合わなかっただろう。

「それでアニメ化の話だけですか?」

「いや、それの監修というかチェックを任せたくてな…」

「えっ!!?」

「正直俺よりもアカネのほうが向いてる気がしてな…どうしても俺の目線でチェックすると身内びいきというか変なフィルターで見ちゃう気がしてな」

「いやいや、私なんかただのイチファンでそんなチェックなんて…」

「さっき話してて思ったけど母の思いなんかの読み込み度は俺以上なのはわかったしな…正直俺は製作背景を知ってるせいで作者の思いに関してはノイズがデカくてな…」

「はぁ…そこまで言って頂けるなら不肖、天野アカネ全力で務めさせて頂きます!!」

そういってアカネは頭を下げてきた。

「いや、こちらこそ頼む」

そんなやりとりの後は解散して部屋に戻った。



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