表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

319/335

沙月side

 西園寺さんから呼び出された理由としては、各国の対応というよりは今後の対応についての答えを求めていた。

「戦争を起こした国以外は大丈夫ということでいいのよね?」

「はい、管理者の悪魔の証言でそう言っていたので大丈夫なはずです」

「そう…ならエルフとしてダンジョンの仕様という事で発表させてもらうのが一番いいわね…」

西園寺さんが懸念しているのはダンジョンスタンビードと呼ばれる今回の事件でダンジョン探索が下火になってしまう事を恐れていた。


「エルフはこの事実を知らなかったということですか?」

「戦争が起こった場合のことなんて知らされてはいないわ…人類同士で争うなとは言われていたけど」

「そうだったんですね…てっきり把握してるものだと」

「そこまで詳しくは説明を受けてはいないのよね…」

つまりダンジョン攻略した時の特典なども知らない可能性が高そうだ。

まぁ特典の内容がヤバイのでこの情報は伝えるつもりはない。


「それで結局日本の対応はどうするつもりなんです?」

「そっちの方が詳しいんじゃない?」

「こっちの掴んでる情報と合ってるかの答え合わせをしようかと」

「なるほどね…ロシアに関しては降伏を認めても属国にするつもりはないと伝えたみたいよ」

「まぁ賢明ですね…優秀な探索者達を引き抜く為に欲を出すかと思ってましたけど」

「そんな欲深い連中は彼女の起こした経済テロのせいでほとんどいなくなったわ」

彼女の経済テロのせいで政界に根付いていた膿はほとんどが後ろ盾を失い完全に求心力を失っていた。

直接支援を受けていた者は、不正などをバラされて逮捕、辞職など派閥としての力を完全に失ったそうだ。


「おかげで今は本当に動きやすくなったと総理も喜んでいたわ」

「それは何よりです」

「そしてアレが届いたわ」

そういって差し出されたのは一つのスクロール。


「何度も言うけどそのスキルの存在、使用に関してはあなた達のパーティ内だけで収めるのが条件よ」

「はい、わかってます」

これの存在が世間に漏れた場合の影響を考えて封印指定されていた品である。

このスキルの存在をどうして知ったかというとこのスキルの正式な持ち主が私に接触してきたからである。

日本の自衛隊がドロップして保管していたのだがこのスキルの存在をしったある人がこのスキルを日本から買い上げたのだ。

しかしその持ち主は使用できなかったのである。


「日本は知ってたんですね…魔力値制限の事を」

「そうね…魔力値A以上という事であればすでに知っていたという事で間違いはないわ」

そうこのスキルは魔力値制限Aというとんでもない制限がかかっていた。

だからこそこのスキルの持ち主から連絡があったのだ…まったく私のプライバシー…。

まぁそれに関しては今に始まったことではないので仕方ないが…問題はこのスキルを使用する条件が私と合わなかったのである。

あちらの条件は、このスキルを使用した場合は自身の側に仕えて一緒にスキルを使用して新しい宗教を作りたかったようだ。

まぁ確かにこのスキルは金になるのは間違いなくあちらの考え方もわかる。

ただ、それは私は受け入れる事は出来ない。

そもそもそんな怪しい団体に所属するのは御免被りたい上に拘束されるのも真っ平ごめんだったので当初は断ったのだが…アキラさんの事情がありこのスキルを手に入れたいと考えたのだ。


その結果がひたすら交渉を行う羽目になったのだ。

お金だけで解決出来ればよかったのだがあちらはお金ではなく求心力…まぁ悪く言えば信者がほしかったようでお金での交渉では首を縦に振ってもらえなかったのだ。

その為に、色々と交渉材料としてポーションや『超回復』のスクロールなども提示したのだがOKはでなかった。


ずっと平行線だったのだが、ある時を境に向こうが折れてきたのだ。

お金に異様に興味を示し長寿薬などのアイテムに興味を示しだしたのだ。

まぁ原因は彼女がドンドンその団体のバックにした企業をドンドン潰していたせいだと知ったのは後のことだったのだが…。


「まぁこちらとしては政府と交渉出来たら楽だったんですけどねぇ」

「こちらとしてはあなた達に頭が上がらないから…」

結局最後まで渋っていたのだがその団体がやらかしていた罪を日本政府が代わりに賠償することで合意となった。

「最後の条件は私にはどうすることもできなかったので助かりましたよ」

「こちらとしては世界のインフラを盾にされたら応じざるを得なかったわね」

「まぁおかげでこの『霊媒師』スキルが手に入ったので結果オーライです」

「何度もいうけど内密に…」

「わかってますよ」


このスクロールにはある文言が書いてあったので公表されていなかった。

口寄せが使えると記載があったからである。

つまり死者を呼び出す事が可能なスキルだった。


◯あとがき

ようやく沙月が手に入れようとしていたスキルの正体が判明しました。

ちなみに海外では死体を動かせるネクロマンシーのスキルがすでに見つかっています。

ロシアの彼の遺体はそちらで有効活用されています。

ただ、このスキルで呼び出せるのはダンジョン災害に巻き込まれていない人が条件なので実は宗教を立ち上げても呼び出せない人が多すぎて破綻していた可能性が高かったです。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ