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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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フェンリル戦

 全員の戦力も整ったのでフェンリルに挑む事になった。

2パーティに分かれて潜る事になった。

俺、カナタ、サキ、カレン、ランで先行してモンスターをなぎ倒していく。

以前はそれなりに苦戦していたのだが全員が火力を手に入れたのでかなり余裕で突破することが出来た。


後ろから少し離れて沙月、ミレイ、ソフィア、アイラで付いてくる形だった。

未確認階層である37階層に到達したが…

「これは欠陥だろ…」

迷宮に無理やり改装したせいか狭いフィールドの中を鷹が飛び回っていた。

砂漠という広大なフィールドで相手するのとは違い移動範囲が狭いせいでほとんど脅威ではなく遠距離攻撃要員で倒していく。


次の階層も同じ状態だったのでそのまま突破。

そして問題の階層である39階層に到達した。

レイスは物理攻撃が効かないので物理組は後衛に回って周囲の警戒。

カレンには魔法銃があるので先行して迎撃しつつ索敵を行っている。

そして沙月、サキ、ミレイが魔法で瞬殺していく。

近づいてきた敵は『闘気』を纏ったソフィアが迎撃していた。

物理組よりも火力自体は高いのでほぼ瞬殺である。


「さすがに出番ないなぁ」

「一応、電気で迎撃はできるだろ?」

「火力がないんだよ、怯ませる位しか無理だ」

「私もブレスとかは効くんだけど威力がな」

「『闘気』便利そうなんだけど出物がない上に魔力消費問題がな」

「私は完全に効かないのでみてるだけしか出来ませんよ」

俺とカナタは攻撃手段は一応あるので背後に現れたレイスの迎撃は出来る。

しかし倒し切るだけの火力はないので怯ませるだけだ。

ランに関しては完全に対抗手段がない。

これに関しては今後改善する必要があるかもしれない。

物理無効の敵はそれなりにいる。


じゃあどうやってこっちのパーティは対処するのかという話になるが、そもそもあの先行組を抜けてこっちに来ることがないっていうのもあるがもし来た場合はアイラさんの出番である。

「頼りにしてます!」

どうやらレイス系には妖精化の歌が特攻らしくアイラさんが歌うだけで消滅させていた。

実際には抜けるまでに背後で湧いたり迷宮の壁を透過してきたりとそれなりに襲撃があったのだがアイラさんが撃退していた。


そんなめんどくさいフロアを抜けて40層へと到達した。

シトリーの記憶ではアルラウネという話だったはずだったのだが残念ながら変更されていた。

「日和覚えとけよ…」

そんな呪言を唱えながら俺はミレイに抱えられて空を飛んでいた。

「ははは…」

ミレイも苦笑いである。

変更されたモンスターはまさかのカタツムリだったのだ…下層のものとは色が違い赤かったが形はそのまま糞デカカタツムリだったのだからまじで最悪である。

油断してたのもあるが一瞬気絶するかと思った。


ミレイに抱えられて情けない形で突破することになった。

なんとか突破することができた。

そしてなんとかボス部屋の前である。


そして先発突入組は俺、沙月、カナタ、カレン、サキで突入することになった。

俺とカナタが前衛役で沙月とサキが後衛でカレンが退避要員兼遊撃要員という事でかなりバランスが取れたパーティ編成になっている。


ちなみにセーブポイントは開通済みである。

俺は戦えるわけもなく…開通してもらうだけであった。

まぁ今回は俺が単独でセーブする必要はないのでセーブポイントをみてもいなかったりする。

なので最悪危険だった場合はカレンのスキルで退避する手筈となっている。


ボス部屋に突入した所、いきなり目の前にフェンリルが立っていた。

すでに戦闘態勢のようで…

「沙月!障壁!!!」

沙月に障壁を張ってもらうそこに退避すると同時にフェンリルの口からブレスのような物が放たれた。

「あれが咆撃ってやつか?強すぎんだろ!」

スキルを確認した中にあったスキルで該当するような名前はそれだった。

まぁ違う可能性もあるが咆哮と同じように吐いてきたので恐らくそれっぽい。


「攻撃止んだらいくぞ」

「了解」

攻撃が止んだと同時に俺とカナタが左右に分かれて飛び出る。

ここはカナタの特攻スキルの新たな力を見せてもらおうと考えていた。

先日の『節制』でスキルレベルを上げた結果だが、俺と同じようにスキルのコピーかと思っていたのだが残念ながら違ったようだった。

まぁすべて同じ訳では無い事は最初からわかっていたがレベルが上がった結果かなり別物のスキルになっていた。

カナタが一撃を加えた横腹あたりに✕印のマーキングが施された。


このマーキング部分に攻撃を加えた場合に2倍のダメージが入る。

つまりこのマーキング部分に限れば攻撃が倍になるというわけである。

マーキングの付与箇所は1匹に対して3個所までである。

ちなみに俺とカナタのようにすでに特攻スキルを持っている場合はどうなるかというと乗算されるので20倍以上である。

そもそもがドラゴンの特攻から始まっているカナタだったので大型のモンスターを狩るのに特化した方向に進化したようである。


残念ながらカナタ側に攻撃を加えるのは難しいのでスキルをコピーした技を試す。

ちなみにコピーしたのは先程放ってきたであろう咆撃である。

カナタに追撃を加えようとしたタイミングで咆撃を使用した。

カナタに気を取られていたフェンリルは俺が放った攻撃に面食らったようでまともに攻撃が入った。

「あっヤバイこのスキル…」

俺はすぐに攻撃をやめて少し後ろに下がった。

「魔力食いすぎ…」

フェンリルから目を離さないようにしながらマジックポーションで魔力を回復する。


ちょっと放っただけで魔力をごっそり持っていかれたので封印決定である。

俺とカナタの火力に怯んだのか俺とカナタに注意を払っているようだ。

ジリジリと距離を取る。

そして俺とカナタが攻撃しようと踏み込んだ瞬間に姿が消える。

「速すぎる!?」

「ああ、これが『加速』スキルか」

確かに速いが…まぁなんとかするか

「カナタ!沙月達のほうまで後退しろ」

「了解」

消えてしまったフェンリルを警戒しつつ沙月達の場所まで下がった。

沙月の障壁によって前面からの攻撃は防げる上に背後は壁…そしてカナタの代わりに中心部まできた俺に対してどちらに攻撃を仕掛けるかは日を見るより明らかである。

神経を研ぎ澄ましフェンリルの攻撃に備える。

『加速』スキルによってほとんど見えないフェンリルだったが周囲を走りながらこちらへ間合いを詰めてきているのがわかる。

そして背後から俺へ爪を突き出し攻撃を仕掛けてきたフェンリルに対して回避と同時にフェンリルの顎目掛けて拳を突き上げた。


ぶっちゃけかすかにでも見えれば反応するのは難しくない。

そして背後から来るというのがわかってしまえば余計である。

加速とはいっても音速を超えている訳でもないのだから対処可能な速度である。

顎を突き上げられた事で空中に飛ばされて姿が見えたフェンリルに対してすでにチャージ済みだったサキがアポカリプスと共に魔法を放った。

ちなみにしっかりとマーキング箇所を巻き込んでしまえば効果は発動するのでしっかりと効果は発動したようだ。


「まさか耐えるとはな」

フェンリルはサキの魔法を耐えきって生存していた。

まぁしかしかなりダメージを受けたのは間違いなく少しよろけて死に体といった感じだった。

トドメを刺そうと近づこうとしたのだがマーキング部分に魔法銃の一撃がヒットした。

そしてフェンリルは叫びと共に霧散した。

「手負いの獣は危険ですからね。安全にいきましょう」

カレンの言う通りで少しあっけなかったので油断していた。


「これ本当に突破されてないのか?」

「ええ、一応全世界で突破の報告は受けてないですね…まぁあの国は別ですけど」

気まずそうに答える沙月だった。

DDDに関してはダンジョン攻略をしている都合上突破してるはずだ。

「そもそも、『加速』状態のフェンリルの対処が難しいって話だったと思うんですけど…」

サキも続いた。

まぁ『加速』状態に関しては俺に任せてくれと言ってあった。

見えなくてもフィールドに張り巡らせた電磁フィールドのおかげでフェンリルの居場所はざっくりと把握できていた。

実は最初の咆撃の際に沙月の魔力を借りて既に張ってあったりした。

なので背後から来るというのもわかっていた。


「あれを対処した時点でほぼ勝ちだと思うんですけど…」

「普通の魔法攻撃は全部躱すって話でしたし」

となにやらボソボソを皆で話しているがここはグリフォンのフィールドと違って特に幻想的でもなんでもないのでそのまま部屋を出る。


これで41階層に到達である。

探索者になってからまだ半年も経っていない状況での到達はすべて沙月のおかげなので本当に感謝が絶えない。


◯あとがき

あっさり倒していますが通常はまず開幕の咆撃を防ぐ手段が限られる為、回避しますがその際にターゲットがバラけるとフェンリルは加速スキルに移行します。

こうなると大半の探索者は対処出来ないので壁を背にして盾を構える。

基本的に全員に満遍なく攻撃を加えていくのでこの時点で割と詰みである。

しかもランダムで爪による攻撃にスキルの爪戟という技を乗せられて大ダメージを加えられるのでそれで死亡者もでています。

加速スキルを攻略した場合は、咆撃をぶっぱなしてくるのでフェンリルの動きを封じる+咆撃を防いだ上で攻撃を加えていく必要があるので火力不足で長期戦になりがちである。

そしてグリフォン戦と同様にある程度までHPが減ると絶叫モードに移行して全方位咆撃をぶっ放してくるのでこうなると接近するのも難しいので普通は完全に詰みである。

ちなみにアキラ達のフェンリルがそこまでいかなったのは1発のダメージがデカすぎてダウン状態だったからである。

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