表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

305/334

節制(4回目)

 節制による強化などから1ヶ月も過ぎた頃、ようやくオーク1万体が終わりそうであった。

「はぁ長かったなぁ…」

「まぁまぁ、おかげでレベルはかなり上がりましたから」

オークの集団戦はそれなりに戦闘訓練としても有効で1ヶ月の間にランとアイラさんはレベルも含めてかなり成長していた。


特にランに関してはスキルの使い方がかなり熟練しておりソフィアよりも戦闘能力が高くなっていた。

レベルも2人とも38、つまり俺達と同じ所まで上がっていた。

『早熟』スキルの効果は絶大だった。

俺の倍加スキル+ミレイの変化能力に沙月の経験値振り分けが組み合わさった結果ではあるがここまでの速度が出るのはヤバイと思える。

実はミレイで倍加がさらに加算されるのにもっと早く気付いていればもっと早く達成出来たかもしれないのは内緒だ。


そして今回の節制のメンバーだが沙月、カナタ、カレン、ソフィア、アイラさんが選出された。

理由としては沙月は節制スキルの選択が復活するのかの確認の為だが、最悪無駄になる可能性もあるがこれは確認しておく必要があるので仕方ない。

そしてカナタが選ばれたのはスキルのレベルを上げる為だった。

あの後、ゴーレムを討伐しきったのにも関わらず『特攻』スキルのレベルが上がらなかったのだ。

特定のモンスターを倒していないせいかという話になりとりあえずは水棲のモンスターを狩る事にしたのだが…そちらを達成してもレベルは上がらなかった。

その後は、ゴブリンを狩る話もあったのだがフェンリルに挑戦する話になったので現在の特攻先はビーストになっている。

こうなってくるといつレベルがあがるか不明の為、『節制』スキルで上げてしまうという話になった訳だ。


サキは魔力でアイラさんは新スキルを取得予定であった。

サキに関しては、新しいスキルを使用するにあたって魔力値が必要になった。

『魔法ストック』は魔法をストック出来るのだが維持するのにも魔力を消費する上にストックしておきたい魔法は高威力の魔法なのでさらに燃費が悪くなるそうだ。

という訳で現状の魔力値では魔力が不安になったそうで魔力値をアップさせる方向だ。

アイラさんに関しては既存のスキルをほぼ使いこなせるようになったので新たな戦力アップを求めてスキルを取得する予定である。

大剣による取り回しはウェイトトレーニングを得てほぼ完璧に立ち回りが出来るようになりオーク戦では活躍していた。

『飛刃』スキルにより横一閃で集団のオークにはダメージを与える事ができるので重宝していた。


ただ、やはり火力という面では決めてが欲しい状況だったので新しいスキルにはそこを求めている。


「しかし2ヶ月でここまでレベルが上がるなんて思っていませんでした」

アイラさんは3年続けて到達しなかったレベルを軽く超えた事にずっと驚愕していた。

ランはそのへんの感覚が薄いので自身のレベルの凄さを実感出来ていないように感じる。

「『早熟』スキル使いましたからね3倍はほんとにエグかったです」

「でも効果が切れたら今後は上がらなくなるんですよね」

「そうですね…」

今回は俺と沙月のスキルの兼ね合わせた結果効果を十二分に発揮することが出来たが普通の人が1ヶ月で稼げる経験値はたかがしれている。

1ヶ月潜り続けても恐らく上げられても10~12が限界だろう。

それで一生経験値半減はやっていられない。


「早熟っていうか超早熟って感じだな…コスパ悪すぎ」

「そうなんですよね…20位までいけるなら需要高そうなんですけど」

実際の使用用途は時間のない金持ちがレベルを上げるのに使うというのがトレンドだったのでそれなりに効果だったのだが…外にモンスターが現れたせいで状況が一変した。

今後、レベルを上げられないというのはとんでもないデメリットになってしまったのでその結果の封印措置というよりは不良在庫という感じらしい。

なので今度の新メンバーの時にも使う用にとってあるそうだ。


という訳で4回目の節制の達成である。

「ああ、ダメですね…」

残念そうに沙月が声を上げた。

「選択出来ないですというか第4の選択肢がでてますね」

「つまり今までのは選べないってことか」

「そうみたいです。取得上限に達しているので強制的に特典が選ばれますの表示が出てきてアイテム一覧が出てきました…しかもアイテムも低階層でドロップする奴ですねってかこれはもしかして今までドロップしなかったアイテムっぽいですね」

つまり今までソフィアが狩ってでなかったアイテムから選べってことのようだ。


「ワタシの方は選択肢がでてきましたけど今までのとは違いますね…」

今までの3つにも変化があった上でさらに追加項目があったようだ。


・スキル取得(1個)

・スキルレベルアップ(低)

・魔力値アップ(低)

・繰越

・譲渡(一時的)


色々と特典が減っているようだが代わりに繰越と譲渡が可能になっていた。

「譲渡って何を譲渡するんだ?」

「恐らく特典じゃないでしょうか?でも一時的という注記があるので一時的に特典を譲渡することになるんじゃないかと」

「使いにくそうだな…ストックしておけるってことなのか?それともこの場でってことか?」

「試そうと思って試せないですからね…」

早々に試せるものでもないので沙月と相談して決めるそうだ。


サキは当初の予定通り魔力値をアップさせた。

魔力値はBのままだったそうだが今までの倍になるのであれば問題ないそうだ。


アイラさんも予定通りスキル取得を選んだのだが悩んでいるようだ。

「相談してもいいですか?」

毎回スキルに関してはみんな俺に相談してくるので恒例行事になっている気がする。

「俺でよければいくらでも」


『縮尺』

『加速』

『複腕』

『妖精化』

『巨大化』


癖が強いラインナップだったがどれもアイラさんの強化としては優秀なように思える。

火力って面では『巨大化』は非常に魅力であった。

カナタがしっかり使いこなしていたが確実に火力が上がっていた。

なんせゴーレムを殴り飛ばせるようになったらしいのでやはり質量は力だ。


しかし前提としてアイラさんは器用ではない。

制御が難しそうな『加速』、『複腕』は恐らくまた一から使えるように訓練が必要になる。

最悪の場合は、今までの戦闘スタイルがひっくり返る可能性すらある。

自身の肉体の一部を巨大化させる『巨大化』のスキルよりは物の大きさを変化させる『縮尺』の方が影響は少なそうだ。

しかし…まぁ確実に強化になるのは恐らく『妖精化』だ。

変化系のスキルは基本的に外れはない印象が強い。

なぜなら単純にすべての能力が強化される上に特殊能力が付与させる形になってるからだ。


なのでアイラさんの事を考えるなら『妖精化』かと思われる。

まぁ火力が出るかは置いておいてという話にはなるが、確実に戦力アップにはなるはずだった。


「今までの経験上、『妖精化』は使いやすいと思うのでそれにするのがいいかと思います」

「私の事をわかってくれているみたいでありがとうございます…正直戦闘中にこれ以上スキルを使うのは難しそうだったので…」

そういってアイラさんは『妖精化』を取得した。


ソフィアもとりあえず繰越を選んだようで問題は無さそうだった。

「気軽に試せないのと現状は困ってないので繰越でどう変化するか見ようと思います」

との事だった。

まぁ正解な気がしている。


そしてそのまま『妖精化』の検証を行う事になった。

ヤバイ能力だったことが判明した。


まず今までと同じように身体能力がアップされるのか確認したのだがそこまで強化は入らなかった。

妖精にも色々と種類があるが恐らくモチーフはセイレーンだったようで腰辺りから翼が生えていた。

どこでセイレーンと判断したかと言えば身体が羽毛に覆われていたからであった。


身体能力アップはあまり意味なかったのだがまさかのバフ能力を持っていた。

歌を歌っている間に聞こえる範囲のパーティメンバーにバフが入る。

セイレーンと言えば歌でしょというノリでかなり嫌がっていたが歌ってもらった所パーティ全員の身体能力アップ+魔力値アップなどの恩恵が与えられた。

俺にとっては魔力値アップの効果が破格過ぎて思わず手を握ってしまった。

「ふえっ!?」

そのせいで歌が途切れると同時に増えていた魔力が消失した。

「ああ、すいません…つい」

俺はそういって手を離した。

「あっいえ…こちらもすいません。びっくりしてしまって」

その後も検証を続けた。


・身体能力はアップ無し

・飛行能力はあり

・歌によるデバフとバフ効果があり

デバフに関してはパーティメンバー以外に効果が及び、バフの場合はパーティメンバーのみに効果が適用された。

バフとデバフの切り替えは歌によるみたいで基本的にアガルような曲はバフ、サガルような曲はデバフになるみたいだった。

「歌の練習でもしますか」

という提案を受け全員でカラオケをする事に…。

遠慮するはずだったのだが、全員参加と言われてしまい仲良くカラオケを楽しんだ。


ちなみに歌唱力に関しては

沙月、カレン、ソフィア、ランは普通でソフィアはアニソンオンリー。

採点で言うと80~87位。

アイラさんとミレイはかなり上手いレベル。

90~95点

アキラは歌唱指導もされてたおかげでほぼプロレベルで全員悩殺していた。

脅威の100点を叩き出す。

その後、サキは泣き崩れてほとんど歌えず1曲のみ聖歌の歌を披露していたが普通に上手で92点。

カナタは歌うのを本当に渋っていたが無理やり歌わされた結果…名誉の為に点数は載せません。

ジャ◯アン…と某アニメのガキ大将の名前をソフィアが呟き全員が気絶とはいかなかったが気分が悪くなりお開きとなった。

声量がデカいのにリズム感などが皆無のせいであった。

その後、アキラに歌唱指導されているのを何度か目撃されていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ジ○イアンw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ