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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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アカネside

 そして準備は出来た。

時間はかかったが終わらせる準備が完了した。


後はきっかけ…そして私の覚悟だけだった。

これを発動すればたくさんの人に影響が及ぶ、今までのように発信して見てもらうだけではない。

この仕込みが作動すれば日本の政財界がひっくり返る。


多くの人へ影響が出る、それがいい影響なのか悪い影響なのかに関わらず恐らく死者も出る。

私の大好きな人を不幸にした報い…しかしこれはただの自己満足だ。

遺族どころか本人だって望んでいないだろう…それでも私は私の信じた正義を執行する。

それが私の決意。


私の根底にあるのはいつだってアラン刑事の心根なのだから!


それでもなかなか実行に移す事は出来ず、タイミングときっかけを探していた。

そんな折にある情報が舞い込んだ。

ドラマ化の企画だった。

このドラマ化の企画が走ったのは私の投稿が原因だった。

もちろん新しいメディア化を喜びたい気持ちもあった…だけど調べて始めてある真相にたどり着いてしまった。


「どこまでも…私の先生を愚弄するのか…」

企画に噛んでいたのは先生を亡き者にした者の関連会社だった。

予定している監督…そしてメディア化による皮算用すべてが憎い。

巫山戯ている…巫山戯すぎている…私の好きな作品を汚すな…。


それがスイッチとなった。

最初は、只の噂程度の情報から流す…そして社内情報の漏洩…金の流れ…小さな情報を積み重ねフィクサーへと誘導する。

導火線のように伝っていく炎は、私が火種を投下することで加速していく。


1ヶ月という時間がかかってしまったが、結果的には一番の黒幕を逮捕させる事には成功した。

まぁ逮捕で済まなかったのは積み上げてしまっていた罪が大きすぎたせいかもしれない…逮捕された後に留置所で警察官によって命を絶たれた。

殺したのは彼に娘を殺された男の仕業だった。


残念というべきかその男が死んだからといってすべてが終わった訳では無い…ここからが私の力の見せ所だった。

禊はきれいさっぱり終わらせてこそ美しいのだから。

一番大きな抑止力を失った結果、関連企業の不祥事が続々と明るみに出る。

その流れはもう止まらない。

どんなに止めようとしても今まで色々な所の防波堤を務めていた男は死んだ。

決壊したダムはすべての水を吐き出すまで止まらない。


男の親類を含め逮捕者が合計で13人。

破産間近の関連企業が大手中小も含めて31社。

連鎖的に影響する企業を含めれば100社以上への影響があった。


ある意味、日本経済に大打撃を与えるテロであった。

それほどまでに男の影響は根深く日本に侵食していた。

その影響は、日本だけには留まらず各国へと波及していった。


幸いとも言えるのはほとんどの企業はダンジョン災害後に大きく成長しておらず現在進行系で成長している企業がほとんどなかった点だった。

どこの企業も成長中の企業などから既得権益を利用して利益を貪るような運営をしている企業がほとんどであったので数の割には経済的影響は少なかった。

経済ジャーナリストの間では、これで日本の悪しき風習が正常化するなど高評価であった。


不幸中の幸いだったのは政界には大きな影響がなかった点だったかもしれない。

一部政治家は逮捕されたが総理大臣や幹事長など重要なポストの人間は関わりそのものがなく逆に大きく支持率を上げた位だった。


ある程度まで予測していた出来事ではあったが、一度起きた複数の波紋は多方面に影響を及ぼし私の予測を上回って広がっていった。

最初に起きた影響は、近場の工場が閉鎖に追い込まれたことであった。

僻地の就職口として地元ではその工場に依存していた為、大きな影響があった。


その結果ずっとお世話になっていたコンビニも閉店の危機を迎えていた。

色々とまずい事をした自覚はあったがこれが一番ショックだったかもしれない。

お金は稼げるようになってもずっとコンビニでのバイトを続けていたのだが近々閉店すると言われてしまい一人暮らしの私に対して逆に生活は大丈夫かと心配してくれる店長に罪悪感が募った。

せめてものお詫びとして店長の口座にお金を振り込んだのだがこれが良くなかった。

油断していたのもあるが、まさかコンビニの店長の口座から私にたどり着く人物がいるとは計算していなかった。

あらゆる電子防御を行ったが残念ながら住む地域までの特定までされてしまった為、自身の身が危険になってしまっていた。


まぁ僻地ではあるがそれなりの人口はいるので確定されるまでは時間があると思うのだが、いかんせん避難先に心当たりはない。

どうしたもんかと思いながらもバレないように配信は続けていた所に連絡が来た。

私への連絡手段は配信中の動画にコメントを打つしか方法はない。

企業からの案件のお願い等も動画にされることはあるがすべて断っている。

超高額のスパチャが来たと思ったらまさかの暗号文。

アランが作中で利用していた暗号文だった。

作者のオリジナルらしく読めなくても話を理解するうえでは問題はないようになっているが作中の色々な所にお遊び的に書かれている。

そして解読方法は、作者のインタビュー記事などで掲載されており今ではすべてを調べるのは不可能である。


そんな暗号文で挑発的な文章で送ってきた後から個別でやりとりをすることになりまさかあそこから避難先が確保出来る事になるとは思わなかった。


避難先は出来たが問題は私の体調である。

超虚弱体質である私がハワイまでいくのはなかなか厳しい。

道中で調子が悪くなる可能性が高い。

という心配があったのだが向こうからスタミナポーションなどの各種ポーションが送られてきたおかげでその問題は解決した。

ヤバイ奴らに見つかる前に保護もしてもらったので後は移動時期を調整してハワイに移動するだけとなっていた。


しかし、そんな折にロシアが宣戦布告してきたせいで状況は一変してしまった。


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