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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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衝撃スキル

 ランがその威力に驚きながらも声を上げていた。

ランの使用感を説明された結果、スキルの内容を理解することが出来た。

 衝撃を与えた箇所に同様の衝撃を与えるスキルだという事が判明した。

という事は単純に一度当てただけで二度の攻撃を与える事になる。


これは実質、攻撃力が2倍になるスキルといっても過言ではなく一度体感してみたかったのでものは試しと立ち会う事になった。


「いつでもいいぞ」

「わかりました」

ランの訓練はソフィアが担当しているのでこうやってまともに立ち会うのは初めてなのだがその構えはすでに洗練されておりソフィアと同じように隙がほとんどなかった。

『液化』スキルによって身体がスライムと同じようになる。

そして腕が伸びてこちらに飛んでくる。

その動きには無駄がなくストレートにこちらへと向かってくる。


通常のパンチ等と比べ長いリーチと振りかぶった事による勢いが追加されており手で受け流す予定だったのだが『衝撃』スキルによって当たった箇所に衝撃が加わり手が弾かれてしまった。

「なるほど、これはやべぇ」

普通は当たったと思った時にはその勢いをそのまま別方向に逸らせるのだが逸らす前に衝撃が手へと走った。

それによって受け流すことも受け止める事も出来ずダメージが入った。

「いいぞ!ドンドンこい」

ランに向かってそういうとランはもう一方の手を使いムチのようにこちらに向かってくる。

今度は受け止める為に手甲で受け止める。

ムチによる攻撃が当たった瞬間に二度の衝撃が加わる。

しかもムチが当たった箇所すべてに衝撃が入るので一度だけでは済まず時間差で当たった箇所についてもすべて2度の衝撃が入った。

「いてぇ」

ムチによる攻撃を手甲だけですべて受け止める事は出来ずそこ以外の部分に当たる。

通常の攻撃による痛みは我慢出来るだがムチによるダメージは普通に痛い。

拳などによるダメージとは違いムチの場合は、当たった箇所の表面積が狭く一部にダメージが集約するため人間の皮膚が痛みを検知しやすいのも原因だったりする。

そのダメージが2度入るのだからかなり痛い。

恐らく人間であれば普通に怯みそうな痛さだ。

俺も例外ではなく痛みに動きが鈍る。


ランは追撃をかける為にもう一方の拳をさらに振りかぶりこちらへと飛ばす。

『液化』スキルは相手と一定の距離を保って戦える上に打撃による攻撃もほとんど効かないので使いこなせばかなりの戦力になると思っていたがすでに充分使いこなしているようだ。


結論として受け流す、受け止めるといった受ける行為はすべて『衝撃』スキルの判定が入るようで確実にダメージが入ってしまう。

そのままもう一つの実験を行う。

オリハルコン部分で受けた場合はどうなるのか?という事だった。

飛んでくる拳を手甲で受け止める。

その結果は、オリハルコンであれば完全に無効化できるようで当たった感触は2回あったがそれがダメージになることはなかった。

「なるほどな」

拳を止められた事で驚いていたがそのままもう一方の腕でムチによる攻撃が飛んでくる。

先程は実験的な意味も含めて受け止めたが今度はムチの機動を読んでしゃがんで回避する。

「うそぉ」

そのままランに接近して腹部分に拳を突き立てる寸前で止める。

「これでチェックだな」

「ありがとうございました」

「足ももっと使ったほうがいいぞ、いくら中距離から攻撃を加えられるとはいえ同じ場所から攻撃をする必要はない。移動しながら緩急つけて攻撃しないと」

「わかりました、意識してみます」

そんなやりとりをしているとソフィアが近づいてくる。

「傍目から見てるとわからないんですけど…あの攻撃が実際にはすべて倍のダメージになるってことですか?」

「ああ、一回立ち会ってみるといいぞ、凄い不思議な感覚だった」

そういって2人の立会をしばらく観察していた。

先程壁に開けていた大穴の正体について考えていたのだがあの大穴は逃げ場のない衝撃がそのまま形となって現れたものだということだ。


人間の身体には多かれ少なかれ衝撃を逃がす緩衝材が存在している。

そういった物がなく固形物に直に衝撃を2度与えた結果、行き場のない衝撃がそのまま破壊となって現れた。


某剣客アニメでみたあれと実際にやれてしまうということか…と思ったのだがまぁアニメのように粉々という訳ではなかったので実際とは少し異なる。


床に『液化』スキルによって大きくなった大きな拳を振りおろした結果、大きな大穴が空いたので仕組みを把握することが出来た。

まぁどこまでいっても2倍ダメージといった感じなので生死には関わらないのだがソファアが攻撃を受ける度に苦悶の表情を浮かべていたのでダメージはやはり入っているようだ。


ある程度観察していると…

「ストップです」

ランがそういって手を上げた。

「どうしました?」

そういってソフィアが近づく。

「魔力が切れそうです…」

「えっ!?」

どうやら『衝撃』スキルは使うたびに魔力を消費するようで『液化』と一緒に使うとそれほど長くは維持する事はできないという結果になった。


「魔力値が低いのが憎い…」

「まぁスキルで上げれる訳ですしそのうち大丈夫になりますよ」

実際ランの固有スキルを使用すれば最終的には沙月以上になることも可能だ。

まぁそれは遥か先の事にはなるが望みがあるだけ羨ましいってもんだ。


ある程度みんなも新しいスキルの効果の確認が出来たようで皆でお昼と食べて少し早いが本日は切り上げる事になった。


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