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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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節制(2回目)

 その後もレベリングの日々が続きついにゴブリンの1万匹の討伐が完了した。

実際の所は、『集敵』で集めて俺が『振動操作』で薙ぎ払う簡単な作業ではあったのだが1万匹というのはなかなか大変ではあった。

1日1000匹討伐を10日間。

この間に2人のレベルも大幅に上がり最終的には22まで到達していた。


そして今回の『節制』のスキルの恩恵を受けるメンバーは、魔力値を解消する為に俺とアイラさん、そして今回沙月も魔力値を上げる必要があるという事で参加することになりそこに前回入っていなかったミレイが加わった。

サキも候補に上がったのだが…。

「上げたいスキルも無ければ欲しいスキルもないし魔力値も足りてる現状では不要かな…」

ということで辞退した。


そしてそれぞれソフィアの『節制』スキルの特典を選ぶ画面が表示されたのだが各々で問題が生じていた。


「前回選んだのが選べなくなってますね…」

沙月がそう呟いた。

それには俺も気付いており残念ながら魔力値アップは暗くなっており選ぶ事ができなくなっていた。

「こっちも魔力値アップは選べないみたいだ」

「私は元々魔力値アップを選ぶ予定だったので問題ないですがアキラさんとソフィアさんはどうします?」

「私は新しいスキルを取得したかったんですけど…うーん、スキルレベルアップで『節制』をあげます。何か機能の追加があるかもしれませんし」

そういってソフィアは、『節制』のレベルアップを選んだようだ。


「レベル3になっても特に追加はなかったみたいですね」

「残念ですけど、上げるのが大変なスキルだと思うので仕方ないです」

沙月の確認した所、特にスキルに変化はなかったようだ。

カウント2倍のような効果が出ればいいなと思ったのだが節制という名前の通りそこまで楽をさせてくれる訳はなかったようだ。


「俺はどうするか…特攻のレベルを上げるか…」

一番恩恵のでかそうなスキルは特攻スキルのレベルを上げることなのだが…。

完全に魔力値をアップさせることしか考えていなかったので他のプランは考えていなかった。

「レベル2になった段階でかなり劇的に変わったのでありかもしれませんね」

沙月もレベルアップに賛成のようだ。

「うーん、他のスキルも加味してちょっと考える」

「わかりました」


沙月は早々に魔力値を上げたそうでとんでもない魔力量になったそうだ。

「これはヤバイです…」

と呟いていた。

元々とんでもない魔力量を持っていた沙月の魔力値が倍になるとはどういう状況なのか想像もつかないが…。

「とりあえず魔力不足でどうこうとか魔力消費がどうこうとかいう次元じゃないそうだ」

なにそれ羨ましい…。


アイラさんも今回は、魔力値をアップさせたそうでその結果Bまで魔力値が上がったそうだ。

元々CでもBよりの魔力値をもっていたそうなのでこれで『超回復』の条件を満たした事になった。

「じゃあこれを使ってください」

といって沙月が『超回復』を差し出していた。

「いいんですか?」

「もちろん」

とんでもなく価値のあるスキルだという事を認識しているせいか恐る恐るという感じではあったのだがスクロールを使用した。

その結果…。


「無事に解除されたみたいですね」

どうやら呪いの効果も完全に打ち消されたようだ。

「本当にありがとうございま…す」

アイラさんはその場にへたり込んでしまった。

俺はすぐにその身体を支える。

「大丈夫ですか?」

「はい…頭が重くて…」

その言葉の後に意識を失ってしまった。

「沙月、どうなってるんだ?」

「どうやら呪いを打ち消すのに魔力を全部消費したみたいです」

つまりこの症状は魔力欠乏の症状のようだ。


「まじか…相当強力な呪いだったということか」

「そうみたいですね…意識を失ってしまったので魔力が全回復するまでは目を覚まさないと思います」

魔力の完全枯渇は、一度全快まで回復するまでは意識が戻らないのでしばらくは彼女はこのままという事だ。


「『超回復』の効果もあるので早めに目は覚ますと思いますがしばらくは休んでもらうしかないですね」

「ラン!悪いがそういうわけだから特に心配はないから安心してくれ」

先程から不安そうな顔をしていたランを安心させる為に声をかけた。

「よかったです…」

「全快を喜びたい所だがとりあえず寝かせるか、悪いが沙月、車を出してくれ」

「了解です」

最近、ゴブリンが沸くまでの待機所として使用しているキャンピングカーを取り出しそこのベッドへと寝かせた。

「後は見ててくれ」

「わかりました」

後のことはランに頼んで俺は他のメンバーの元に戻った。


「事故はあったが残りは俺とミレイか…」

「私は元々決めてたので新しいスキルを取得します」

「そうなのか」

「固有スキルなどのレベルを上げてもよかったのですけどもうすぐどれも10になってしまいそうなので」

ミレイの持っている戦闘用スキルはどれもかなりレベルが上がっている。

俺とは違って複数のスキルではなく地道に同じスキルを使用し続けているおかげかどれももうすぐ10に到達するレベルのようだ。

「かなりレアなスキルが出ると聞いてるので今後の自身の強化の為にはこれが良いかと」

そういってミレイはスキル取得を選んだようだ。


「なるほど…一部は前回のソフィアが出していたスキルもありますけど未確認のが何個もありますね…」

表示されたスキルを全員に共有した。


・『透過』

・『加速』

・『蟲化』

・『獣化』

・『巨大化』


なかなかおもしろいスキル群だった。

「とりあえず『蟲化』は無しで」

「良いのか?けっこ…」

「無しで」

かなり食い気味に拒否されたので『蟲化』は候補から消えた。

蟲には強力な能力を持っているものも多いので割とおすすめであったのだがまぁ俺も絶対に選ぶ事はないが!

「『竜化』と『鬼化』を見てる限り『獣化』も当たりな気がしますね」

すでに使用している2つのスキルを考えればかなり強力な能力であることは間違いなくハズレはないといった感じだ。


「『透過』は透明になるのとはまた違うんでしょうか?」

「透過っていうくらいだからすり抜けれるんじゃないか?ソフィアの霧化と同じような感じじゃないかな?」

「攻撃の回避手段としては優秀な雰囲気がありますね…」

あらゆる攻撃を透過できるというなら強力な回避手段になりえると思うが…

「シンプルな『加速』も興味あるけどな」

「これは本当にシンプルですね」

恐らく動きを加速させるスキルなので近接戦を得意とするミレイにとっては有用そうではあった。


そして今回も省かれる『巨大化』…まぁ仕方ない。

使用場所も含め使いにくそうに思える。


「ちょっと悩みますね…」

そういって考え始めるミレイだった。


俺も人のことを気にしている場合ではなくどうしたもんかという状況だった。

前回のように劇的な変化を期待するのであれば『特攻』スキルを上げるのが一番なのだが『電気操作』のレベルも上げたいと考えていた。

魔力値が低いせいもあってあまり多用することが出来ずレベルが伸び悩んでいるのも事実でレベル10まであげてスキルが進化すれば色々やれることが増えるのではないかとも考えていた。



◯あとがき

2話に分けます…

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