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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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液化

 その後、解放された俺はしばらく自由行動となった。

そんな俺に付いてアイラさんとミレイ、カナタが一緒だった。

なぜこのメンバーかって?

他のメンバーは検証の為に1階層へと向かったのでカレンは移動の都合上あちらにと一緒の必要がある。そして

検証等を行うのにあたって沙月も必須。

サキは何かあった時の為の治療役。

ソフィアは、『闘気』スキルの検証の為といった感じだ。


触手と同じであれば『闘気』スキルで消すことが可能だと思うのだがあの感じだと魔力体という訳ではなさそうなのでそこを検証するためだ。

そして残りのメンバーでホテル内で料理を始めてたりするのだ…。


なぜこんな事になったかって?

「アキラの作ったオムライスが食べたい」

とカナタが言い出したのだ。


「別に特別な事はしてないぞ」

そもそも夕食後だというのに…ちなみに俺は夕食でオムライスを作ったことは一度もない。

なぜかって?めんどくさいからに決まっている。

複数人のオムライスを用意するにはその人数分フライパンを振る必要があるのだ。

特に俺の作るオムライスは作るのがめんどくさいのでそんな料理を出した事はなかった。

じゃあ、なぜカナタが知っているのか…早朝に無償に食べたくなったので隠れて作ったのだが…カナタに見られてしまったのだ。

あちらは作業してて小腹が減ったからという理由で寝る前の夜食という感じだったそうだが、目撃されてしまい仕方なくご馳走することになってしまった。

といっても俺がすでにほとんど食べてしまっていたので一口だけなのだが…。

それから事あるごとに食べたいと言われており今回仕方なく作る事になった。


「一人前しか作らないからな」

「それで大丈夫だ」

という訳でオムライス作りを開始した。

3人に見られているので緊張するのだが…まぁオムライスを作るのは慣れたもので野菜等を切って、米は用意してあったので30分ほどで完成する。


「はいよ」

俺の工程を食い入るように見つめていたカナタだったのだが…意を決したようにそのオムライスを口に運んだ。

ちなみにカナタについてきた2人はカナタが俺に話しかけているのに聞き耳を立てておりその話に食いつき私も食べたいといって一緒についてきた口だ。

これ以上増えるとまずいと思い口止めとして連れてきた感じだ。


残りの2人も一緒にオムライスを口に運ぶ。

「やっぱり美味い!」

「美味しい…」

「なにこれ凄い」


「そりゃよかった」

元々はこのオムライスは、母(京香)によく作っていたオムライスで締め切りで追い詰められている時によく出していた物だった。

それをもう一人の母(聖歌)にも見つかり作らされたが何事にも厳しい母(聖歌)が無心で美味しいといって食べてくれた思い出の品でもある。


「チキンライスを作る時にケチャップをフライパンに出してたよな?」

「ああやった方が美味くなるからな」

「後、鶏肉に付けてたあのタレは!?」

「醤油ベースの甘ダレだよ」

そうこのオムライスは一つ作るのにフライパンを最低3回も振る必要があるのだ。


まず鶏肉を甘ダレに漬けた物をフライパンで焼く。

ご飯に混ぜて焼くとムラが出来るので先に焼いておく。

その後に、甘ダレが残った状態で野菜を炒める。

そして横に避けてからケチャップをフライパンに直接入れて少し熱してからご飯を投入。

炒めてから一度フライパンから出してフライパンを洗い、今度は卵。

ふわとろではなくて昔ながらのオムライスが母の好みだったのでじっくり弱火で焼いてから先程のチキンライスを投入して包む。


「以上だ」

「むうぅ…今度は私が作る」

今度はカナタが作るようだ。

手順も説明したし大丈夫だろうと思いながらも自分の作ったオムライスを口に運ぼうと思うとすでに空であった。

先程までは半分位あったはずなのに!?

その半分はすでに2人によって平らげられており米粒一つも残っていなかった。

「まさか、自分で作ったのに食べれないとは…」

とがっかりしているとカナタが調理を開始した。


なんでも出来るカナタなので問題ないと思ったのだが…失敗していた。

食えなくもないが…やはり俺のとは味が違うそうで唸っていた。

「何秒炒めてるんだ」

「いい感じの色になるまで」

「ケチャップを広げてるのは?」

「これのが美味いからだよ」

といった何度か質問を受けたのだがこっちとしてはレシピもあってないようなもので特に意識もしてないので非常に難しい質問が飛んできた。

結果的には俺のオムライスの圧勝と審査員のような顔をした2人が答えていたので勝ったようだ。


その後、悔しいと言うカナタだったが、どうにも俺の味を再現出来なかった。

「感覚調理なんて嫌いだー」

と叫んでいた。

そんな事を言われてもレシピ化してるわけではないので仕方ない。

手順は間違っていないのでまずくはないのだが俺のと比べると味が落ちるようだ。

何が違うかは俺にもわからない。


そんな調理対決をしてる間に『液化』スキルの仕様が判明した。


『液化』


・自身をスライム状態に変化させる。


・身体が伸縮自在だが、自身の質量以上には変化出来ない。

俺の触手のようにかなり自由に身体自体は動かせるそうで練習するとことだった。


・水分を取り込むと一定時間ではあるが質量を増やす事が可能。

液化を解いた瞬間に体外に水として放出される。

口に水を含んだ感覚になるらしくあまり長い時間は含んでいられないという感覚だそうだ。


・打撃には強い耐性があり痛覚もほとんど感じない。


・魔法は人並みにダメージを受ける。


・魔力体ではないので『闘気』スキルでは消すことはできなかった。


使い勝手のよさそうなスキルだったので後は使い方といった感じだ。

すでに離れた場所の相手を拘束したりと面白い使い方が出来ていたそうなので今後に期待できそうだ。



◯あとがき

アキラのスキル構成上『液化』は最後まで迷ったのですが、触手と役割が被るので断念しました。

次話にてアキラの新しいスキルをお披露目するのでそちらをお楽しみください。



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― 新着の感想 ―
触手を液化すれば打撃での痛みは感じないし なによりビジュアルが改善されると思うの しかも触手を増やせば質量も増えるから魔力共有で増やせるし 全身を包んで打撃無効の体当たりレールガンも出来る まぁスキ…
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