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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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特訓

 翌日、早朝に起きてくるとラウンジにすでにランファとアイラさんは起きてきていた。

というかこんな早朝にいるとは思わずびっくりだ。

なんせまだ時間は4時である。

「おはようございます、あまり寝られませんでしたか?」

そういって2人に声をかける。

「おはようございます!こういってはなんですが落ち着かなくて…」

「なるほど、集合時間は7時なのでまだゆっくりしててもらってもいいですよ」

今日の予定はすでに伝えているので知っているとは思うが一応確認する。

「アキラさんはどちらに?」

まぁ聞かれるのも当然である。

「俺は、朝に自己鍛錬するのが習慣になってるので、後1時間もしたらソフィアも起きてくると思いますよ」

「その鍛錬付き合わせてもらってもいいですか?ずっと動けない状況だったので身体が鈍っていまして」

『衰弱の呪い』自体は解けていないのでまだ衰弱状態は続いている。

沙月にポーションをもらい衰弱状態については回復しているので身体を動かす事は問題ないようだ。

定期的に摂取する必要があるそうだが、十分な数を渡させているようだ。

「私もお願いできますか?格闘技の経験はほとんどないので…」

ランファも同様にお願いしてきた。

「構わないですよ…とりあえずじゃあ外にでますか」

そういって砂浜に移動した。



「まず聞きたいのですがアイラさんは今まではどういった戦闘方法で?」

「大剣と呼ばれる部類の物を使っていました」

大剣は、日本ではあまり人気がなかったので武器屋でも1本か2本しか見たことがなかったのだがまさかそれを使っていたとは驚いた。

「武器は持ってこなかったんですよね」

「はい、さすがに持ち出しは許されなくて」

まぁ武器の持ち出しはさすがに許されるわけもなかったか…となると戦闘スタイルも気になる。

「大剣って事は扱うのは難しかったのではないですか?」

「普通の人には難しい武器だったみたいですけど私には『滑走』スキルがありましたので…」

と戦闘スタイルの説明を受けたのだが滑走状態になれば移動するのにあたって重さはほとんど気にならないそうで後は勢いよく相手に叩きつければかなりのダメージになるそうだ。

防御面でも滑走状態で剣で受ければその反動を使って距離が開けれられるので便利とのこと。

「なるほど、なかなか理にかなった戦法ですね…」

実際に確認をしてみない事にはわからないがなんとなく想像はついた。



「ランファさんはどう戦いたいとかの希望はある?」

「格闘技に関しては全く専門外なのでどうすればいいかわからないのですが恐らくママのような重い武器は合わないと思います」

身軽に舞っているというイメージが強いせいか確かに大きな武器や動きを阻害するような武器は合わないように思える。

「まずは体術訓練からしますか…技術については後で来るソフィアの方が詳しいと思うのでそっちから学んだ方がいいかと」

俺の技術の基本形はボクシングが基本で実際のモンスター相手だと応用が効きにくい。

その点、軍隊格闘術を取得しているソフィアの方が指導官としては望ましい。


という訳で2人には体術訓練を一通りこなしてもらった。

2人とも身体はしっかりと出来ており問題なくメニューをこなすことが出来ていた。

「2人とも体幹とかもしっかり鍛えられてていいですね」

アイラさんの体躯で大剣を使うことに若干違和感があったがレベルによる膂力に加えてしっかりとした体幹が備わっていたので納得であった。

そしてランファに関しては、幼少期から鍛えていたこともあってか俺と同じように自身のイメージと身体の動きにほとんどラグがないようで教えた事はすぐに吸収していた。


そうこうしている内にソフィアがやってきた。

「今日は3人なんですね」

「2人の希望でな」

朝の体術訓練は、たまに人数が増える。

カナタは週1位、ミレイとカレンがそれぞれ2日ずつ。

沙月は週2位でサキは低血圧らしく朝が弱いそうで参加してきたことはない。

ソフィアは仕事が忙しくない限りはほとんど参加している。


「悪いがランファに一通りの格闘術の型を教えてあげてくれないか?」

「いいですけど大丈夫です?」

大丈夫というのは、私の教え方は実践型ですけど大丈夫かという意味だ。

ソフィアは、人に教えるのに慣れておらず実践を通して教えることしか出来ない。

俺もソフィアから教わったが完全に見様見真似で覚えた形だ。

「問題ないと思うぞ、めちゃくちゃ才能を感じた」

「そういうことなら遠慮なく」

という訳で俺とアイラさん、ソフィアとランファに分かれて訓練を行う。


武器に関しては沙月に頼む必要があるので、今日は滑走による受け流しの練習をすることにした。

「発動自体はどうです?」

「足とは違ってちゃんと意識しないと発動できないですね」

足に発生させる時はすぐに発動出来ていたが手に発動する時は数十秒かかっていた。

「発動に関しては慣れるしかないですね…防御で使用することが多いと思うので発動までの動作はスムーズにした方が良いと思います」

「わかったわ、練習しておきますね」

そして早速その防御性能を試す。

こちらの攻撃に対して使用してもらった。

当たった瞬間に弾かれるというより滑ってしまい威力が伝わらない。


「なるほど、これは便利そうですね」

まぁ問題もいくつか見つかった。

そもそも当てなければいけないという点。

どうやら攻撃は基本的に大剣で受け止めるという手段を取っていたらしくこちらの攻撃に対しての反応がよくなかった。

「大剣でかばうように構えてたから攻撃も最後まで見れてないみたいですね」

「面目ない」

一番の原因は、攻撃に対してすぐに目を瞑ってしまい攻撃を最後まで見れてないのが原因だった。

これに関しては仕方ないところもある。

この癖を持ってるのは他にもいる。

沙月とサキも同じような癖がある。

まぁあちらは防御手段が広範囲な上に鉄壁みたいな所があるので問題ないのだが…アイラさんに関してはしっかり矯正したほうが良いと思われる。


という訳で目を瞑らない特訓をすることになった。

こちらの手を濡らしてパンチで打ち水しぶきを飛ばす。

その水しぶきを避ける特訓をすることになった。

当たっても特に問題がない上に水しぶきを見るのではなく攻撃を見て回避する必要があるので練習するには丁度良い、特に水しぶきを受ける事で攻撃への慣れへも繋がるので効果的とサークルで言われていたのを思い出したのだ。

俺自身はやったことはなかったのだが、その方法を試して見ることにした。


「これはなかなか良いですね!」

どうやら手応えを感じてくれたようで段々と目を開けたままに出来るようになっていた。

残念ながら回避するとか受け止めるまでは至っていないのだが、そこは今後の練習次第だろう。

「それは良かったです。また付き合いますので頑張りましょう」

練習が終わって戻ろうと思った時にあることに気付いてしまった。

服が濡れて透けていたのだ…。

デカい…上に白だと!?じゃない!

そのことに気付き目を逸らす。

そしてそのことにアイラさんが不思議に思い自分の胸に目を落とした。

「きゃっ!?」

「申し訳ない…そこまでは考えてなかった」

「いや、おばさんのこんな姿見せてごめんなさい」

アイラさんをおばさんというには若すぎると思うのだが…ってそんな事をいっている場合ではなく。

「全然そんなことないですよ…違う、とりあえずこれ使ってください、ちょっと汗が付いてるかもしれませんが…」

俺は持ってきていたタオルを差し出す。

「ありがとう…」

「明日は上着を用意しておいた方がいいですね…」

そんなやりとりをした後にホテルへと戻った。


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