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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第1章 飛躍

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効率厨

 それから部屋に戻り就寝した。

しっかりと身体を動かした事と、気持ちが楽になっていたおかげもあり、昨日よりも寝付きが良かったように思う。


昨日と同じく6時に目が覚めた為、朝食に向かうが今回は誰かと会うことはなかった。



せっかくなので昨日行った、トレーニングルームに向かう、朝早いこともあって誰もいなかった。朝なので軽めに一通りメニューをこなした、追加でもう少しやろうかと思ったが時間が7時を回っておりそれなり汗をかき、身体の匂いが気になった為、シャワーを浴びようと思い部屋を出た。


まだ若いのであまり匂いは気にしていなかったのだが、四六時中若い子と一緒にいるというのはそれなりに気になる。


しかし、戻る途中で食堂で食事をしている沙月と目が合い無視するわけにもいかず、軽く話をすることに・・・汗だくになってる手前少し距離を置き、早々に話を切り上げて部屋に戻りった。

去り際になにか思う所がありそうな顔をしていたのだが、やはり臭ったのだろうか・・・匂いでパーティを解消されるのも嫌なので気をつけようと心に決めた。


その後、身支度を整えていたら沙月からメッセージが入った。

[準備出来てたら一緒にいきませんか?]


時刻は8時半丁度良い時間だったので


[こちらは準備OK]


[じゃあそちらに向かいます]


ほどなくしてチャイムが鳴る。


会議室に向かい歩き出す。



「昨日は、疲れがあったみたいで21時にはぐっすりでした」


「その時間は、ちょっと運動したくて散歩してたなぁ」


「えっ!?そうなんですか」


「そうそう、トレーニングルームにいったら氷川さんがいたから少し話してたんだ」


「私も・・・散歩すればよかった・・・」


なんかぼそぼそと独り言をいっているがよく聞こえなかったので聞き流した。


そうこうしてる内に会議室に到着した。


中に入ろうとしたら声をかけられた。


「ああ、いいよ。入らなくてそのままダンジョンに行こう」


日和の声に従い、中には入らずにそのままダンジョンに向かうことになった。



支度を整えてダンジョンに入る。


「ちょっと今日は色々忙しくてね、奥でずっと作業してるから昨日と同じ感じでよろしく」


そういってそそくさと日和は奥に向かっていった。


「じゃあ今日は昨日よりペースをあげて見ましょうか」


「えっ?あげれるの?」


「走りながらいけば恐らく、200いけるんじゃないかと。スキルのレベルがあがったので範囲も広がりました」


「やる気満々だな、こっちは昨日の感じだと物足りなかった位だ、問題ない」


そういって高速スライム狩りを開始した。


1匹狩ってる間に沙月が次のスライムに走る。その後をスライムを倒した後、魔石を拾って追いかける。移動距離や走る速度を考えると、こちらの方が負担は大きいがこの程度であれば全く問題ない。


2時間を1サイクルとしてひたすら狩り続けた。



2時間ひたすら走り続けたかいもあって、すでに50匹以上の討伐に成功していた。


ひとまず適当な岩に腰掛けて水分補給と休憩を取る。


「スライムの固まってる所にもいきましたけど全然問題なかったですね」


「ああ、魔石を拾う方が大変だった位だ」


5匹のスライムの固まりがあったが反撃の隙を与えず瞬殺した。


「一撃で倒せるのはやっぱりでかいな。数がいても何も問題ない。今後も積極的に行ってもらって構わない」


「わかりました、他にも何箇所かあるので積極的に狙っていきます」


「そっちは体力は大丈夫?」


「こう見えても鍛えてるんで全然大丈夫です、アキラさんは大丈夫です?」


「全然余裕」



二人共体力に余裕があるので先ほどまでのペースを維持しつつ、さらに数が多い所を狙っていく。



狩られていないせいか何箇所か固まっている場所があり、一気に数を稼ぐことが出来た。


そうこうしてるうちに特典が表示された。



『討伐特典』


【1】特攻モンスターの変更

【2】特攻モンスターのドロップ品開放

【3】特攻モンスターの攻撃値アップ

【4】特攻モンスター以外への攻撃値アップ

【5】特攻モンスターからの経験値アップ



「特典が出たけどどうする?」


すでに離れていこうとしていた沙月を呼び止める。


「あっ経験値にしましょう。効率を考えるなら経験値が一番役に立ちます」


その言葉を聞いて経験値アップを選択する。



『経験値倍率1.5→2』と表示された。



「予想通りに経験値倍率が2になったね」


「じゃあもっと行きましょうか」



そしてすぐに狩りに戻った。完全に狩りモードだ。



しかし、先程までと比べて少し違和感を感じていた。身体の動きに違和感があったのだ。


これはレベルが上がったのかもしれない。昨日も同じ違和感を感じたが、今回は狩りの最中だったこともあって余計に違和感を感じる。



まぁあくまで動きが少し速くなった程度ではあったが身体の動きは常に調整していた為、少しの違和感が余計に気になっていた。スライム狩りと並行しつつ動きと意識のズレをすり合わせていくことにした。



恐らく、沙月もレベルがあがったからか、少し先ほどよりも動きが速くなっていた。そのため、さらにペースがあがる。


「スライムを狩り尽くしてしまうのではないだろうか・・・」



そんな独り言をつぶやきながらもスライム狩りを続行したが、枯れることはなく一度いった場所にも再度スライムが湧いていたので、その心配をするのは止めた。



そうこうしてる間にまた表示された。



『討伐特典』


【1】特攻モンスターの変更

【2】特攻モンスターのドロップ品開放

【3】特攻モンスターの攻撃値アップ

【4】特攻モンスター以外への攻撃値アップ

【5】特攻モンスターからの経験値アップ



今度は聞かずにそのまま迷わずに経験値アップを選択する。



『経験値倍率2→4』


「えっ?」


思っても見なかった上がり方に声を出す。


「どうしました?」


「経験値アップの倍率が2から4になった」


「そこは0.5じゃなかったんですね。何かの法則があるのかな?まぁ多くなる分には問題ないんで、ってかどうしましょう?もう200匹いったんですね」


200匹を達成したのは14時。



休憩も取らずにノンストップで狩ってたせいもあって、恐ろしい速度で達成してしまった。


「ペース的にはもう100匹いけそうだがさすがに怪しまれるか」


これはかなりのハイペースなのは間違いなく生命感知を使ってるとはいえこの数はさすがに何か追求される可能性があった。


「いや、追求されても正直このペースは体力と生命感知と特効スキルで押し切ったと説明できるんでこのまま狩りを続けましょう」


「体力的には大丈夫か?ずっと走りっぱなしだけど」


「恐らくレベルがあがったせいで体力も増えてるので全然大丈夫みたいです。生命感知もレベルあがったんでさらに広域になりましたし」


若干ランナーズハイみたいになってる気もしたがこちらとしてもたくさん狩れるのは願ったり叶ったりなので続行することにした。


「そういうことなら了解した。後100匹狩ってしまおう。でもとりあえずは水分補給と昼食を取ろう」


「そうですね、栄養補給は大事です!」



少し遅めの昼食となったが、そそくさと食べ終えスライム狩りに戻った。そしてそれから2時間ほどで100匹の討伐が完了した。




今度も迷うことなく経験値アップを選択すると


『経験値倍率4→8』


「今度はさらに倍の8になった」


「うーん上がり幅に関してはなんともいえないですけど、この倍率がどこまでいけるかですね。この感じだと無限に選択できるわけじゃなさそうです」


「そうだな、この調子だととんでもない倍率になってしまいそうだし」


「まぁこれはとりあえず上限まであげてみてになりますね」


この時間からは100匹は厳しいので、ここで終了することにした。


3000PV突破!ありがとうございます!

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― 新着の感想 ―
倍々ゲームが気持ち良い。
[良い点] いいねいいね倍々ゲーム!
[一言] なるほど 特攻スキルは初期スライムかゴブリンが当たりと言う訳ですね
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