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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第1章 飛躍

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買い物

 スキルの事を隠すことに決め、スキルの面からもキリがよかったので引き上げることにした。


 日和に連絡し出口に向かう。



 出口前の大きな空洞で日和が合流してきたので、そこからは3人で出口に向かう。


「収穫はどうだった?」


「生命感知のおかげで100匹狩れました」


「100匹とは頑張ったねぇ、とりあえずは問題なくやれそう?」



 二人で顔を見合わせ


「そうですね、特に問題はなかったです。しかし全く枯れずに狩れたんですけど、スライム狩ってる人はいないんです?」


「そうねスライム狩っても実入りが少ないからね。狩るのは初心者がレベルあげに狩る位かな」



 そう考えると新人探索者が少ないこの時期に、スライムを狩り放題になってるのも分かる。



「しかしこれだけ数が多いと嵩張りますね・・・」


 リュックいっぱいになった魔石を背負い直す。



「まぁそうね、小さいとはいえ100個もあるとね」



 そんな話をしつつもダンジョンを出てゲートへ向かう。


 昨日と同じように魔石を買取カウンターに預ける。魔石の買取はすぐに終わる為、すぐに測定が終わり1万円が出てきた。



「ほんとにもらっちゃっていいの?」


「大丈夫です!約束ですしね」


「まぁそういうことなら遠慮なくもらうけど、やっぱりちょっと申し訳ない」


「大丈夫ですよ!明日も頑張りましょうね」



 そう言ってゲートをくぐる。


「二人とも検査室に来てもらっても良い?一応測定する名目になってるから簡単にやっちゃうね」



 日和に従い、また検査室へと案内された。


 その後、二人して魔力値測定などを行い、昨日と比べて特に問題なく今日の検査は終了した。



「じゃあ、また明日ね。私はデータをまとめて提出しないといけないから」


 日和を残し食堂へと向かう。途中である店を見かけた為、沙月に声をかける。



「昨日は洗濯で済ませたんだが、不便だから服とか買っていこうと思うんだが小林さんはどうする?」


「あっ・・・それは本来私が言わないといけなかったことですね・・・いきます」


 ちょっと落ち込んでいる。

女子的には、そういう気遣いをするべきと思っているようだ。

そもそも二人共着の身着のままでここに来てしまっている以上仕方のないことのように思う。


寝間着等は昨日支給されたので問題がないといえば問題はないのだが下着等は替えがないのは不便なのである。

昨日の売店にあったのはよくコンビニ等で売っている汎用的な下着でありいつも使っている下着だったりが欲しかったので提案したまでである。


 ショッピングモールが併設されているため割となんでもあった。買う物の種類が違う為、中で別れることになった。



「じゃあ後で落ち合おうか」


 そう言って別れようとしたが服の裾を引っ張られた。


「落ち合おうにもまだ連絡先を交換してないじゃないですか!」


 沙月にそう言われ、そういえばしてなかったことを今思い出した。



「そうだったな、じゃあ交換しようか」


 そういってスマホを差し出す。


「はっはい、よろしくお願いします」


 少し緊張気味に沙月もスマホを差し出した。お互いの連絡先の交換が終わり目的の場所に向かう。


「じゃあまた後で」


 そういって離れていった俺の背中を沙月がしばらく見つめていた事に俺は気付いてはいなかった。



 30分ほどで下着や服などの必要な物を買い揃えたが、女性の買い物の長さを考慮にいれ、もう少しだけぶらぶらすることにした。


 ダンジョンに併設されている建物ということもあって、ダンジョン物品を売ってるお店もあり覗いてみることにした。



 武器も置いてはあったが基本的に受取ができるのはゲート内のみになっており、購入すると宅配してくれるようだ。


「たっか・・・」


 平気で10万を超える品物の多さに思わず声が出た。



 そんな武器コーナーを通りすぎ防具コーナーに向かう。


 こっちはすぐに持ち帰れるようで試着コーナーも用意してあった。



「こっちもたっか・・・」


 防具も武器と同じように10万超えの品ばかりだった。



 まだまだ自分には手がだせそうな物がなく、帰ろうとした時にある物が目に付き、それを購入することにした。



 別れてから1時間経過したので連絡を入れた。


 向こうはまだ買い物をしているそうで、問題なければそちらに向かう事を伝えた所、問題ないとのことだったのでそちらに向かうことにした。



 向かった先は服飾の店だったようで、中では沙月が2つの服を持って頭を悩ませていた。


 こちらの姿を見かけると近付いてきた。


「おまたせしてしまってすいません」


「全然いいよ、ゆっくり選んで」


 女性の買い物は急かすものではないと教わっている。


「いえ、この服をどちらにするか迷っていただけなのですぐ決めます」


 恐らく探索用の服を選んでいたようで、動きやすそうな服を持っていた。


 少し悩んだ後に


「すいません。どっちがいいと思いますか?」


 沙月に問いかけられる。



「服のセンスとか自信がないんだが・・・」


「大丈夫です、参考までに聴きたいだけなので」


 そう念押しされ2つの服を見比べる。



「その左に持ってる紺色のジャケットがいいんじゃないかな?小林さんの髪色的にもそっちのほうが似合いそう」


「ほんとですか!じゃあこっちにします!」


「えっそんな簡単に決めていいの!?」


「大丈夫です!どっちもいいなと思ってたので暁さんの意見を参考にしてこっちにします」


 沙月はそのままお会計に向かっていった。


 完全に自分の好みの色合いを伝えただけなんだが・・・ほんとうによかったのだろうか?


 そんな事を考えていると沙月が戻ってきた。


「おまたせしました」


「もうほかの買い物は大丈夫?」


「はい、全部済ませました」


「じゃあ、戻ろうか」



 そういって二人で部屋に戻り荷物を置いた後に沙月から連絡があり、せっかくだからと一緒にということで食堂に向かう事となった。。



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