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零の風~あるパイロットの戦争~  作者: 佐久間五十六


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7.7㎜機銃と20㎜機銃

 零戦の主兵器は二つしかない。7.7㎜機銃と20㎜機銃の二つである。7.7㎜機銃は的に当たりやすいが威力は低く、20㎜機銃は的に当たりにくいが、威力は抜群であった。

 敵機を撃破する為には、なんとか20㎜機銃をおみまいしなければならないが、その為には相当なテクニックが必要となる。

 一つのテクニックとして、7.7㎜機銃で燃料タンクを狙い、落とすと言う技も無くはないが、戦場では一撃で仕留めると言う事が、とても重要になる。射撃の腕を上げる為には、とにかく実戦をこなすしかない。習うより慣れろという事だ。どの様なタイミングで発射すればあたるかと言う事は、訓練だけでは分からない。

 何故なら、当時はホーミングミサイルはなく、パイロットの目視と勘だけが頼りになる。零戦が無敵だったのは、よく訓練されたパイロット一人一人の練度が高水準で高いレベルで使いこなせた。それこそが、零戦最強説の根本である。

 世界各国に航空機は沢山あったが、米国海軍航空隊に対抗出来たのは、日本海軍航空隊の零戦しかない。7.7㎜と20㎜の使い分けが出来れば、一端の零戦乗りと言える。最もそれは、口で言う程簡単なモノではない。死線を潜り抜けようやく辿り着ける達人の境地とも言える。実際に零戦乗りの多くはそこに辿り着くまでに、死んでいるか、辿り着いたとしても、敵にやられると言うケースがほとんどであった。

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