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はばたけ雛鳥  作者: 海鈴
10/15

部長様?

今回少し短いです。申し訳ない

「樹里、三村知らない?」


放課後に、そう明日に声をかけられた。

今日は水曜日、卯月は授業がまだあるため、卯月のもとには行っていないだろう。

図書館にいる可能性もあるし、早く帰った可能性もなくはないが…


「先週のことを考えると…生物室じゃないか?

俺も探すの手伝うよ。暇だし」

「ん。よろしく。じゃあとりあえず、生物室行こ」


そんな感じで、明日と三村を探しに行くことになった。


「どうして三村を探してるんだ?」


俺はそう明日に問う。すると、ちょっと野暮用、とだけ顔をそらしながら返してきた。

絶対に、ちょっとじゃない。しかしあまり深く聞くのも如何のものかと思い、聞かなかった

二人でどうでもいい話をしつつ歩いていると、生物室が見えてきた。

生物室の前に、女子生徒と、誰か背が高い、女性が立っていた。

顔は見えないが2本のアホ毛と、天パののポニーテール。女子生徒の方は、三村だろう。

女性の方は私服で、誰であるか検討がつかないが、卒業生であろうか?

知り合いなのか、三村はその人物を見上げ、とても驚いた顔をしている。


「三村…?」


移動しつつ俺は彼女に声をかける。しかし、三村はこちらに気づいてはいなさそうだ。

そこから暫くの間を挟み、その人物に向けて、三村が叫んだ。


「部長様ーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!お会いしとうございましたーーーーー!!!!!」

「三村黙れ!」


すると思わず明日が突っ込む。

そんな様子をみて、背の高い女の人は笑いながら、三村の頭を押さえつけた。


「金髪くんのいうとーり。少し煩いよ、琳湖」


部長様…三村がそう呼ぶのは1人だけだ。そして、2人の近くに近づくにつれ見えた顔を見て、確信した。


「…古河あかね先輩、どうしてここに…」

「お久しぶりだね。

私がトップの時の1年がここまで大きくなっているとは、こりゃあ嬉しいよ

生物室に来たのはただの顔出し。私はもう面倒見てない後輩達しか今はいないが、続いているということを確認したくてな

ああ、学校にいるのはただに、来たくなったからだ

…そうだな。久々に話を聞きたいし、君たち、このあと時間は空いてる?」

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