作品紹介エッセイ アトリエ九藤より

『淡雪』

久し振りにご紹介するのは、エブリスタの妄想コンテストで見事大賞を受賞された、葛城　惶さんの作品です。

大賞をとられた作品も素晴らしいのですが個人的にこちらにも思い入れがあり、大賞作品はまた後日にご紹介したいと思います。

『淡雪』

エブリスタに載っている短編です。すぐに読み終わります。

戦争中、不治の病を患った兄と、その兄を想いながら出征した弟。

レイテ島では日本は惨敗でした。

弟も帰ってこなかったでしょう。

この作品では、兄弟の淡い思慕と、戦争の悲惨が描かれています。

短くも儚く美しく、胸に残る作品です。

どうぞ、老若男女が心安らげる世であって欲しいと願い、絵筆と筆を執りました。

すぐに読めますので、ぜひどうぞ。