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『ひとりむすめ』

突然、年の離れた男性に嫁げと、女子高生が言われたら?


青天の霹靂(へきれき)ですよね。しかもそう言われたヒロインはお嬢様育ち。おっとりした女の子です。


こんな前置きを省きたいほど、ドキドキした魅力あふれる作品。


山下真響さんの『ひとりむすめ』。


千代子はある日、父親に突然、家から出るように言われます。結婚しろと言うのです。

まだうら若い女子高生の身で。

相手は年上の社会人男性。

そして、声が異常に小さいのです。

この突然にできた夫の声を聴こうと、千代子はある手段を思いつきます。


こう書くと少しファンタジー色のある恋愛もののようですが、どうしてどうしてこの作品、一筋縄では行きません。


千代子の友人や同級生の男子、夫の友人などなど、様々な人間模様が、とても奥深く描かれて魅了されます。

丹念で精緻な筆致、ここはこうあるべきなのだろうと思わされずにいられない場面展開。


見事な純文学だと思います。



挿絵(By みてみん)


『心浮遊』


感情の坩堝が美しい物語です。


マグネット!でも公開されています。




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