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『黒いネコの友達』

普通とは違う。


その言葉をどう思いますか?


にけさん作『黒いネコの友達』は、そんな問題を投げかけるようです。

鋭くはなく、どこか柔和を残し、投げかける問い。けれど時に胸を抉る。

マイノリティーの痛みをひしひしと感じる物語。


中学二年生の主人公・大葉南朋(おおばなお)は、クラスメイトの深町七緒(ふかまちななお)の、風変りな言動に疑問を抱き、次第に彼女と親しくなります。


七緒の「普通とは違う」ところは、発達障害からくるものでした。



挿絵(By みてみん)


『どうして?』


七緒をイメージして作ったイヤリングです。

七緒は苦しんでいました。どうして普通に振る舞えないのか、自分にとっての自然が他の皆と違うのか。

同様の経験を持つ九藤には、彼女の悲鳴が聞こえるようでした。




挿絵(By みてみん)


『ヴィジョン』


怪我した黒猫の世話をきっかけに、七緒と南朋は親しくなります。



更にそこに百瀬薫(ももせかおる)、高木さとし(たかぎさとし)など、やはり普通とは異なる苦しみを抱えた登場人物が出てきます。

主人公である南朋を中心として、彼らの「違和」が浮き彫りになる物語です。


彼らが道を模索する姿は、とても印象的です。




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