もう一度妻をおとすレシピ/キュウリのソテー
ジャック・ニコルソン主演映画『恋愛小説家』をみました。
アメリカ・ニューヨーク・マンハッタンに暮らす小説家のメルヴィンは、恋愛作家のくせに人を愛したという試しがなく、女性から声をかけられても嫌われるようなことばかりをいいます。
作家の住まいのお隣りには若い画家が住んでいて、子供のときのトラウマがあってゲイになりました。お相手と住んでます。作家は、ひょんなことから、画家が飼う仔犬を預かる羽目になります。大嫌いな仔犬と暮らすうちに、愛し方というのを学んでいったようで、レストランのウェイトレスをしていたシングルマザーとデートをするまでに成長します。
いやあ、陽射しが強くなってきましたねえ。
初夏です。
迫るショッカー♫
誰です、仮面ライダーの歌なんか口ずさむ人は(←お前だけだろ!)。
さて本日は、そんな夏を彩る一品のご紹介。
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キュウリを何本か、パセリのみじん切りを準備します。
キュウリを薄切りにして、小麦粉にまぶし、オリーブ油をたらーり、たらりとたらしたフランパンで焼きましょう。塩に胡椒、仕上げにパセリのみじん切りを散らしたらできあがり。
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土曜日。五月も半ばを過ぎました。暑いというほどではないけれど強烈な日ざしです。
皿をテーブルに置いた貴男は、何気なく、音楽CDを流します。それから、壁に片手をやってもたれ、「愛を知らずに育った僕に、それを教えてくれたのは君だった」と、スイーツに語りかけてみましょう。
彼女は、ちょっと照れたように振り返ります。
「陽射しでおかしくなったんじゃない?」
「君が太陽みたいで目がくらんだのさ……」
こざっぱりしたキュウリをソテーを添えた土曜のランチタイム。本日も貴男の奥方はイ・チ・コ・ロ。
了
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参考文献
猪本典子 『修道院のレシピ』 朝日出版社 2002年
⇒「ズッキーニのソテー」をキュウリに応用したものです^^
ノート20120619