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漆黒の姫君(Caliburne Saga「1」)  作者: 首藤えりか
第三章・異変の森
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第三章

いざ初クエストに出発! と意気込むエステルたち、慣れない森でどんな相手と遭遇するのでしょう。

  第三章・異変の森


「…なんか怖いね…」

不気味なほど静まり返った森、中は薄暗く、時折私たちとは違う物音がガサゴソと響いてくる。

私もきららも双剣使い、つまり攻撃は得意でもガードはからっきしという装備だし、カズンは片手剣でバランスはいいけど、四角い彼の楯は小さくてみんなを守るには心もとない。

「ひいっ!」

私の後ろ、つまり最後尾で不意にきららが悲鳴を上げ

「な、なんかいるうぅぅっ!」

必死に背中のものを引き離そうともがいている。

「落ち着いて、今取ってあげるから」

すぐさまカズンはきららの後ろにまわり、なぜかくすりと笑い出す。

「これ、草の毛種だよ」

ひょいと取り除いてきららに見せる。よく見ると、どんぐりほどの種に無数の毛が生えた、動物にくっついて繁殖地を増やすタイプの植物だね。

「あ、ちょっと待って…」

急いで図鑑を取り出し、名前を探す。

「あった! ホッポテリ…かぁ」

収集リストの紙を見ると、五本、って書いてある。ゴソゴソ探してやっと見つけ、五本きっかりでポーチへしまう私。花は黄色でかわいらしい、少し背丈のある木に近い草だね。

次は…と…図鑑とリスト、周囲の草花を比較しながらさらにゴソゴソ…

「リリの花見っけ♪」

これも五本なので、同じくきっかりをポーチに。

「順調そうだね」

「うん♪」

少しホッとしたようなカズンにニコニコしながら答える私。まぁ最初のクエストだから、手頃なものばかり指定されてるのかも。

「だいぶ奥まで来たけど、何も出ないね?」

低く双剣を構えながらも周囲をキョロキョロ、緊張の解けないきらら。そういえばここ、モンスターも出るのよね?

「そうだなぁ…」

安物の片手剣で蔓草を切り払いながら、どこかカズンも心配そう。私はもう全ての花を摘み揃えたからちょっとホッとしてるんだけど。

不意にカズンの歩みが止まった。

「ちょっと待て…」

「どしたの?」

四角い楯を前方にかざしながら、慎重に辺りをうかがうカズンに私は一抹の不安を覚える。

「なんかいるね?」

後ろでもきららが慎重に周囲をうかがっている。

「左っ!!」

カズンの声が響くと同時に、何かが左側から私に襲いかかる!

「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっっ!」

怖くて目をつぶったまま、闇雲に双剣を振り回す私。カズンときららがなにか叫んでるけど、怖くて私は何も見ることができない。

「ばかっ! やめろっ!」

ガンガンという硬い手応えに、ふっと我に返ると…

楯で必死に私の剣を防いでいたカズンがそこにいて、私をきっ! と睨んでいる。

「落ち着けバカッ! ヘタすると俺達を殺すとこだったんだぞ!」

珍しいくらい本気で怒っているカズンの姿。というか、私がカズンの怒っているとこ見たのは、これが初めてかも・・・

「…ごめんなさいぃ…」

「とは言えモンスター初討伐だね、おめでと♪」

きららの言葉にふっ、と足元を見ると…

でっぷりとしたガマガエルのような生き物が、八つ裂きのような姿で横たわっている。

「ひいっ! ば、化物っ!」

思わずずざざっ! と後退りし、がくがくと膝を震わせてそれを見る私。

「フォレストトード、一番初歩的なモンスターだよ」

死体をつまみ上げながら、私に一歩一歩近寄るカズン。

「ひいぃぃっ! 来ないでえぇぇっ。!」

いやいやをするように顔を背けながら、私は猛烈にそれを拒否して…

「じゃあ僕がもらっちゃうぞ?」

というカズンの問いかけにも

「なんでもいいから、早く私の目の前から取り去って!」

としか言えない私。いくら私の獲物といっても、こんなものは欲しくないのです。

指の隙間からカズンがその獲物をポーチにしまうのを確認した私は、やっと安堵のため息一つ。

おまけみたいなもので、私は「双剣術・レベル一」っていうのを手に入れたみたいだけど・・・

木陰から空を覗くと、太陽は頂点を通り過ぎ、少し下り坂へと向かい始めている。

「こっちの獲物は出ないなぁ…」

焦りの見え始めたカズン。けど、私たちお昼まだだよ?

「疲れちゃったし、この辺でお昼にしない?」

今朝準備したサンドイッチのバスケットをポーチから取り出しつつみんなに聞くと

「そうだなぁ、先を急ぎたい気もあるけど、『急いては事を仕損じる』とも言うしなぁ」

まだ少しどっちつかずのカズンに対し、きららはすでに倒木に腰掛け、お食事モード。

やむなくカズンも近くの倒木に腰掛け…

「しゃーないな…」

頭をぽりぽりかきながら、私のバスケットの中身を気にしている。

「…それって…なんだぁ?」

私の取り出したサンドイッチを見たカズンが、なにか不気味なもの、見てはいけない物を見てしまったような表情に変わり…

「えっちゃん、なにそれ・・・?」

同じくきららも目を丸くして呆然として…

「…どしたの?」

ちょうど3つ作っていたので1つずつを手渡しながら、私はみんなに返答を求める。

「い、いや…これ、食えるのか?」

「う、うん…なんかすっごい不気味だよ?」

手渡されたサンドイッチをまじまじと見つめながらも、どこか食指のわかない二人。

なんで? と私は自分の持ったサンドイッチを見ると…

とりあえず上下のパンは普通、中に大量に挟んである…何か爬虫類のような足、緑色のドロリとした液体、そして…刺激臭とも腐臭ともつかない、猛烈な匂いがそこから漂ってきて…

「な、ななっ!?」

私もしばし呆然・・・

「と、とにかくっ!」

お腹が空いてるのは確かだし、何よりお料理がもったいないので、私は意を決してそのグロテスクなサンドイッチを一口…同じく覚悟を決めた二人も一口…

「うげえぇぇぇぇ・・・ペッペッ!」

「だあぁぁぁぁぁ…ペッペッ!」

「はうぅぅぅぅぅ…ペッペッ!」

とてつもなく酸っぱくて苦くて辛くて、そのあまりのまずさから三者三様、今口に含んだものを必死に吐き出す。

「はうぅぅぅ、なんなのよ、このサンドイッチはぁ…」

泣き言をこぼす私に、ジト目を送るカズンときらら。

「何って、お前が作った料理…!」

「そう、えっちゃんが作ったゲテモノ…!」

「…はうぅぅぅぅぅぅぅぅ…」

二人の限りなーく冷たいジト目の視線に、すっかり落ち込む私でした…シクシク

獲得スキル・「ダメ料理人・レベル一」・・・それっていぢわる過ぎない?


「お腹すいた…」

まだ怒りの収まらない二人の後ろを、私はトボトボ、力なくついて歩く。

聞こえるのはカズンの蔓草を切り払う音と三人の草木を踏み歩く足音、そして時折遠くから響く気味の悪い風切音のみ…

さっきまではごくたまに聞こえていた小鳥のさえずりも、今はもうなく…

「だいぶ奥まで来ちゃったね…」

げっそりとしながら前の二人に問いかける。けど、二人からは無言の返事が返るのみ。

風切音はだんだん近くなり、やがてさほど離れていない前方から聞こえてくるようになった。

「…なんかやばそうな予感、しないか?」

警戒を怠らないまま、カズンは私たちに小声で問いかける。

「うん、絶対何かいるよぉ…」

同じく小声で返すきらら。私は…

「疲れたぁ、おなか空いたぁ、もう帰りたいぃ…」

一人ぶつぶつ。けど、前を歩く二人の視線がとてつもなく痛い…

「…ごめん、我慢するです…シクシク…」

再び睨まれてシュンとなる私。でも先が見えないから、不安はまだまだ無くならない。

「来るぞっ!!」

カズンの声にすぐさま身構えるきららと、きょとん、と振り返る私。

「なに? 何が来るのぉ?」

目を瞬かせながらよく見ると、カズンの前には焦げ茶色の巨大な…毛玉?

「グレートボアだっ! 逃げろっ!」

「わあぁぁぁぁっ!」

瞬時に向きを変えて全力で駆け出す二人に、一瞬遅れて必死に後を追う私。僅かなりとも戦闘訓練を受けた二人に対し、花の勉強ばかりしていた私に逃げ足などというスキルはあるはずもなく…

「…神様っ、私、ここで死んじゃうのね…」

半ば遠くなりかけた意識の中、二人の影について走る私。

「こっちだ!」

カズンがひときわ狭くなっている大木の間を選んで通り抜ける。続けてきらら、そして私。その瞬間、私の足がもつれて…

「きゃうっ!」

私は前のめりに倒れ…あれ?

「いたたた…」

見るとカズンの胸の中、どうやら倒れる私を受け止めてくれたみたい。

「あ、ありがと・・・」

ぼーっとしたままカズンを見つめる私に対し、カズンは私の後ろに気を取られてて

「な、なに?」

私もつられて彼の目線を追うと…ぎょろりとした巨大な目がそこにあった!!

「いぃぃぃやあぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっ!!」

つい取り乱して大絶叫する私に、逆にたじろぐ巨大な目、そして、耳を抑えてうずくまるカズンときらら。

「ば、場所わきまえて絶叫しろよ・・・」

呆れ顔のカズンは、それでも少し余裕がある。よくよく見ると、その巨大な目の持ち主、大猪は大木の間に嵌り込んで身動きができない様子。派手に暴れてはいるけどね。

「あとはこいつを始末するだけ…って…!」

比較的安全そうな脇腹に回りこみ、片手剣と双剣でツンツンしているカズンときらら、その表情がだんだん険しくなる。

「こいつの毛、何でこんなに硬いんだよぉ…」

「うん、私の双剣でもあんまダメ与えてないよ…」

どうやら毛が丈夫過ぎて剣撃があまり通らないみたい。って…それってかなりやばくない?

「諦めて置いてくしかないか…」

くるりと振り返るカズンの後ろで、何やらミシミシという音。もしかして…

大木の片方が根元からひぴが入ってきていて、もうさほど持ちこたえられないことを伝えている。

「と、とにかく逃げろっ!」

叫んだカズンの後ろでバキバキと轟音を上げ、グレートボアを挟んでいた大木の片方がゆっくりと倒れていく。

「ひっ…ひくっ…!」

恐怖のあまり腰は抜け、立つことも出来ない私、それに気づいてカズンはボアと私の間に割って入り万全の体勢で身構える。

「きららさん、こいつを連れて早くっ!」

「う、うん!」

わずかに躊躇したものの、きららは私の腕を掴むなり力任せに引き上げ、私を無理矢理立たせると同時に走り出す。もたつきながらも何とかあとに続くものの、やはり足取りはおぼつかない。

「うわあぁぁっ!」

鋭い牙の一撃を何とか楯で受け止めたものの、勢いだけは防ぎきれなかったカズンが宙を舞い、私のすぐ側に背中から倒れ込んだ。息はあるみたいだけど、頭を強く打ったのか気を失っている。

「カズン!」

急いで駆け寄り、身体を揺すると彼は何とか意識を取り戻し…目を皿のように見開いて。

「なに?」

一抹の不安にゆっくりと後ろに振り返ると…やつが目の前にいた!

「ひっ、ひくっ!」

恐怖のあまり、もう声も出ない。カズンもこの危機にどう対処するか、まるで判断が着かないみたい。

木々の束縛から逃れ、じわりと歩み出るグレートボアと身じろぎもできずそれを見つめる私とカズン。ああ、私たち、これでおしまいなのね…

と、その時。

ぴゅうっ!

鋭い風切音とともに、長身の若い男が私たちの前に飛び出した。

色黒で彫りの深い顔立ちに目の下の「くま」が異様に目立つ。そして、小太刀を逆手に掴んだ上に暗灰色のだぶついた和風の衣服、これってどう見ても忍者装束なんですけど・・・?

「もらったべっ!」

ややたじろいだとはいえまだ怒りモードのグレートボアの正面に立ちながら、臆する様子もなくニヤリと笑うと、次の瞬間、忍者風の男は赤い光を引きながら、真正面からグレートボアに突っ込んでいく!

ぶしゃっ!

男がひらりとグレートボアの牙から身をかわすと、次の瞬間に小太刀はまっすぐに獲物の眉間を貫き、グレートボアは派手な血しぶきとともにゆっくりと崩れ落ちる。

「まったく、つまらんザコばっかりだべ!」

男は吐き捨てるように言うと、クレートボアからめぼしい物を手早くはぎ取るなり私たちには目もくれず、また風切音とともに立ち去っていった。

「…あれ、何だったんだろ」

「さ、さあ・・・?」

腰を抜かしたまま私とカズンはしばし、相手の顔を見つめ合う。ただ呆然と…

「まぁ、みんな無事だったんだからいいじゃん♪」

逃げたと思ってたきららがいつしか戻って来て、ポンポンと私たちの肩を叩きながら、あっけらかんと言ってのける。

「そういえばさぁ、この辺、出るらしいのよ」

少し小声になったきららは、少しもったいつけたように…

「…時代錯誤の忍者がね♪」

「ほえっ!?」

「ななっ・・・!?」

きららのトドメにぎょっとなる私とカズン。つまり、さっきのがその「時代錯誤の忍者」だったのね。

「ま、まぁ…ターゲットのグレートボア討伐成功ってことで…」

ちょっとだけホッとしているカズンときらら。そっか、今回のクエストはグレートボアがターゲットだったのね。

「こりゃ急いで帰らなきゃやばそうだな」

日は駆け足で地平線を目指しており、カズンの言葉ではないけどうかうかしてはいられないことを告げている。

最悪でも日が落ちるまでには何が起こるかわからない森を出たいもんね。

「そだね!」

こうして私たちの初クエストはなんとか成功裏に終わったのでした♪

…成功、でいいんだよね?


 そんな調子で花集めや初級モンスター狩りを繰り返すこと約二週間、それなり? には成長したかなー、とか思えるようになってきた私たち。

最近はなんか、お花屋さんも大繁盛なのよね~。まぁお花買うわけでもないのにお店に来る人のほうがはるかに多いんだけど…さて、なんでだろ?

きららにその話をすると、「えっちゃんかわいいからわざわざ見に来てるんだよ、きっと!」だって。

言われてみれば鼻の下伸ばしてる人とか、お花を見ずに私ばかり見てる人とか、とにかく極端に男の人の比率が多くて、あながちそうなのかなー、とか思えたり。

にしても、私のようなロリでチビで幼児体型の女の子見て、それで幸せになれる男の人って不思議です。きららみたいにスタイルのいい人見て鼻の下伸ばすのならわからなくもないけどなぁ…

あ、話がそれちゃった!

カズンもきららも、最近は基本的な武器技の「パワー・ブースト」とか「スピード・ブースト」使えるようになってきたのよね。なんでも武器を持つ手に気を集めることでそのサポートスキルが発動するらしいんだけど、気の集め方とか集める位置とかで、白い光を武器にまとわせる「スピードアップ」か、赤い光をまとわせる「打撃力アップ」を使い分けられるみたい。きららなんて最近はそれで、グレート・ボアならものの数回斬りつけるだけで倒せるようになっちゃったし、やっぱ剣士スキルってすごいのです!

しかもきららは毎回お昼のおべんとにサンドイッチ作ってくれて、これがなかなか美味しくて♪

え、私? はうぅ…お花屋さんではそういう武器のサポートスキルとかは学べないのです。お花の育て方とか使える薬草、ポーションの調合の仕方とかは習えたんだけどね♪


 そんなある日のこと、例によってまたも一緒にクエストに向かった私たち。

今回はラージ・コングの討伐とちょっと手こずってはみたものの、カズンの「楯で受けつつ剣で迎撃する」手堅い技ときららの流れるような回避と連続突きがうまく咬み合って、思ったよりは順調にターゲット達成! 私も「ポーション・グラス五〇本」の採取が難なく終わり、日も暮れてきたしで「さてそろそろ帰ろかな?」とみんなで話し合ってた頃。

ピーッピーッ!

普段と違うアラーム音が不意に始まってメニュー・ウィンドウが開いたのはいいんだけど、そこには何も表示がなく…

「なに?」

私ときららはなんのことだかわからないまま呆然、けどカズンは思い当たる節があるらしく、かなり焦っている様子。

「なんかかなりやばそ~な気がする…」

カズンはメニュー・ウィンドウを急いで開き、手早く色々操作を始めているけど…

「ううっ、なんだよこれはっ!? なんでこんなことが…!!」

どうやら事態は相当深刻みたい、いったい何がどうなってるんだろ?

しばらくすると、私たちにも「Warning!」のメニュー・メッセージ。

見ると、


~ゲームプレイ中の一部の方に重大事故が発生したため、現在新たなログオンとログオフ処理を停止しています。

ただ今事故の原因調査を全力を上げて行なっていますので、その結果が判明するまではプレイヤーの皆様は不用意な行動など起こさないよう、強く自粛の程よろしくお願い致します~


という警告文が!

「ど、どういうこと?」

「なにこれ!?」

私ときららはオロオロするばかり。これって、傭兵団本部や花屋に帰ってもログオフできない、つまり私たちは現実に帰ることができないってことなの?

「一体何があったんだよぉぉ・・・!」

私たちの中でただ一人、カズンは血の気の失せた顔で頭を抱え続けていました…


森の中での突然の異変。

異変の正体とは何か? 黒幕は誰?

新たななぞに挑む主人公たち。

そして答えは見つかるのでしょうか?

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