設定資料;NPK
「ミルバネシア城の惨劇」の続きに詰まったので、一回休み。
かわりに設定資料を公開したり。
《ノートリアス・プレイヤーキラー》、NPK。
運営によって選抜されたPK。PK数など特定の条件を満たしたPCが、運営から特殊クエストをクリアすることでNPKとして名前を公開される。
NPKにはステータスへのボーナスや、専用アイテムなど様々な特典がある反面、「賞金首」として他のプレイヤーに狙われる事になる。
現在NPKの数は七人。NPK同士は基本的に仲が悪い、もしくは無関心だが、《ジェネシス》主導の「NPK狩り」の際には共闘したりもした。
第一位:ソラト
VRMMGO内において、PK数トップを誇る殺人鬼。顔が売れるのを避けるため、PKをするときにはPCボディを露出しない装いをしている。そのため、モンスターに間違えられる事も多い。
ちなみにNESで一番初めにPKをしたのもこの人。公式掲示板には彼を罵るための専用スレッドがある。
第二位:リード
海賊船《ブラッディ・マリー号》に乗り込み、PKギルド《リード海賊団》を率いてNESの海を荒らしまわる海賊NPK。PKで稼いだ資金の殆どを船の改造に費やしており、《ブラッディー・マリー号》の上ならNESの誰にも負けないと豪語している。
また優秀なモンスターテイマーでもあり、シーサーペントやクラーケンなど水生モンスターを手なずけている。
PKはあくまでも《海賊》ロールの一環であり、そのプレイスタイルと豪快な人柄から、NPKにも関わらずファンが多いとか。
第三位:ブラック・シャドー
忍び装束の巨漢。頑なにニンジャ(忍者ではない)のなりきりロールを貫くNPK。
短剣(忍者刀)や毒、そして《軽身功》を駆使した戦い方が同じNPKの誰かに良く似ている。そのため、その誰かさんを一方的に「永遠のライバル」と認定しており、ちょっかいをかけては殺し合いに発展しているとか何とか。
NPKきってのネタキャラだが、第三位の実力は伊達ではない……というか誰かさんと顔を合わせる度に殺し合いをしておいてまだ一回も死んでないあたり、相当なプレイヤースキルの持ち主である。
第四位:シュトリ
大剣を操るNPK。非常に攻撃的で凶暴な性格。
NPKになる前は、パーティーを組んではパーティーメンバーと衝突、殺し合いを繰り返して「パーティー潰し」などと言われていた。
色黒&タトゥーでアマゾネスを彷彿とさせる外見をしているのだが、いかんせん身長が足りてない。そのため公式掲示板では「ロリゾネス」などという有難くない称号を頂いているらしい。
第五位:メフィストフェレス
唯一、生粋の魔法使いビルドをしているNPK。「PKは美学」「攻撃魔法は芸術」がモットー。
巨大ギルド同士のギルドウォーに乱入して広範囲魔法をぶっ放し、たった一回の戦闘でNPKになるための規定PK数を満たした。
魔法使いゆえに相棒となる前衛を欲しているのだが、毎回組んだ相棒ごと敵を魔法で殲滅してしまう困った人。
第四位のシュトリとは非常に仲が悪い。
第六位:ロドリゲス
他のプレイヤーに頼まれてPKを行なう「殺し屋」をロールしているNPK。「剃刀の刃と形容される鋭い目つき」「猛禽類の翼のような眉毛」と、どこかのデュークで東郷なスナイパーを彷彿とさせる姿をしているのだが、NESに銃は無いので普通に剣で戦う。
他のプレイヤーから「お前はFPSに行け」と言われてるらしい。
第七位:アズモデウス
自称「愛の伝道師」。「PKは愛」と豪語し、「世界を愛で満たしたい」という妄言と共にPKを繰り返す変態。同じNPKのソラトをつけ狙っている。
以前ソラトを「愛そう」として返り討ちにされ、NPKから脱落したが、またPKを重ねてNPKに列せられたという変り種。そのため、第七位にも関わらず合計PK数では第二位を上回る。
ソラトとの再戦を熱望しているが、「するのもされるのもいける口」である彼は返り討ちにあっても幸せそうな顔をするため、ソラト的には戦ってもつまらないらしい。