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「そう」クロは嬉しそうにしっぽをふっている。


「クロ、大茶会って?」と和葉が尋ねると、


「さっき話した国が攻められてきたときに利休のおやじが開いた茶会のことだ」


「でも、クロさま。その時は国に攻めてきた者すべてに振舞われたとお伺いしましたが、今回はどなたに?」とイリスが尋ねる。


「この国の者すべて」


「えっ!?」和葉とイリスは顔をあわせる。


「その・・・全員にお茶を点てるのって?」和葉がおそるおそるクロにたずねる。


「もちろん」といって、和葉をみるクロ。


「リキュウのおやじができたんだからお前にもできる!」


(いやいやいやいや、だから千利休と一緒にしないで)


「でも、クロさま。この国のものの人数を考えますと和葉さま一人では大変なことはもちろん、招待客をお待たせする時間が長くなってしまうかと」


(ナイスイリス姫!)和葉が全力でうなずいて共感している。


「大丈夫だ。でも、そうだな。菓子はあった方がよいな」


「先ほどの和菓子ですか?それは、素敵な考えですね!」と浮足立っているイリスに、


「イリスさま。国のものすべてとなると、国王陛下にお伺いしなければなりませんが・・・」とリシェルの冷静な問いに、イリスの顔から笑みがきえる。


「イリス姫??」和葉が心配そうにイリスの顔をみる。


「王がどうかしたか?」とクロが尋ねると、


「父上は、黒い霧が発生してから具合が悪く、ふせっておられるのです」


「そうか。なるほど。じゃぁ、王の見舞いが先だな。茶を淹れにいくぞ、和葉」


「え?誰に?」


「王に決まってるだろ」


「へ?国王陛下??」

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