雑記帳のぱなし
こんなことも。
荒れる川下り※雑記帳より
7月上旬のある日は、全国的に天気は大荒れの予報でした。
福岡県南部も大雨警報がチラホラでてたりしていましたが、柳川は日中全く降っていません。
ただし南向きの激風が吹いていました。
悪天候の時って、妙な風が吹く傾向にありますね。
いやーんな風です。
さて、私は2度目の川下りへと出発します。
柳川橋へと曲がると舟は南へと向きます。
すると、おや?
さっきより風がすげぇ。
水面は激しく波立ち、舟が進むと波があたりパタパタ音をたてます。
それから吹きつけるゴーッという風の音が、私の気持ちを萎えさせます。
竿をささないと舟が風で少しずつ押し戻されます。
なんとか、柳川橋を抜けましたが、すぐに突風に見舞われます。
竿を突きたて戻されまいと堪えます。
ぐぐぐっ。
少しずつ、押されます・・・そうはさせまい。
やらせんよ!
あ。
ポキッ。
という音とともに竿は真っ二つ。
それでもっ!
と、なんとか折れた竿で先へと進みます。
でも、真ん中から折れた竿では、しっかり舟はおせません。
しかし、救いの舟が到来。
たまたまうちの会社の舟が、こちらへと戻ってきています。
「おーい」
「どうしました」
「竿が折れたんで、替えてくれる」
「分かりました」
と、無事に難を逃れた訳です。
・・・まさか、あんな強い風になっていたとは、次からは強い竹竿を選びませう。
竿を手放した※雑記帳より
ちわっす。仕事の話で恐縮です(ぺこり、笑)。
お客様を乗せての川下り中のことです。
逆からのぼってくる回送舟とすれ違うさい、竿を水底の石垣に刺し込んでしまいました。
ぐいっ。
竿が離れず、舟は進もうとしますので、竿はしなります。
普段なら、このまま、左右に竿を動かしていたら外れるのですが、思ったより深めに刺さっていたようで、かなりしなってこのまま無理に動かすと折れそうです。
折れると、よほどのことがないと、下船場まで行くことは難しいです。
会社に連絡して、新たな竿を持ってきてもらうことになるでしょう。
即座の判断です。
えーい。
ここは思い切って竿を離します。
「オゥ~」
と海外のお客様の声(この便はオール海外の方)、私は出来るだけ平然として、
「ソーリージャストモーメント」
デッキから、降り舟の先端まで行き、掘割の左壁際を両手で持ち、舟の動きを一旦止めます。
それから壁を押して逆岸(堀幅は5mぐれえ)に舟を動かし、竿が刺さった方へ、そろりそろりと舟を戻します。
運のいいことに、それまで刺さっていた竿が外れ、こちら側へと流れてきます。
それをキャッチ、なんとか、リカバリーして事なきを得て無事、目的地まで行きました。
これが最善だったとはいえませんが、結果オーライ・・・でも、竿が刺さり易い場所は知っていたので、より注意と油断しないようにしたいと思います。
・・・はあ。
あったな~。