1
物語を自分で描く人の中には
「全てを計算しキャラクターを動かすタイプ」や
「キャラクターが勝手に動き話を進めるタイプ」など様々ある。
かくいう私は後者タイプだ。
だけど何故か我が子達は死んでしまう!!
何故!!
どうして!!???
長生きして!!!!
私はハッピーエンドが大好きなの!!!!
「こうなったら私が物語の登場人物になって必ず皆をハッピーエンドに導いてみせる!」
そうして生まれたのがこの私、登坂理恵である。
「世界の設定とか決めた後に自分の名前も考えないとなあ」
そうして見渡すもまだ何も決まってないこの世界は白紙である。
「まずは世界観からかなぁ」
鼻歌を奏で軽くステップをとりながら理恵は頭の中でイメージを広げてゆく。
「やっぱりヨーロッパ系のファンタジーが良いよね。大自然に囲まれる王国、そこの騎士たちは魔物と戦っている!その端にある小さな村が物語の舞台かな。」
カッチっと何かをロックする音と共に黄色い光の粒が床から飛び出してゆく。
その粒が周辺を覆うと共に村が、魔物が、自然が、世界が生まれてゆく。
風に髪を揺られながら理恵は言った。
「あっでも魔法とかあると死んだり殺されたりするリスクが高いイメージがあるから魔法はやめておこう。よし決定!」
カッチと音が再度鳴りこの世界は誕生した。
気ままに更新頑張るぞー!おー!!