番外編① マッチ棒
二人のちょっとした雑談です!
ケンヤさん、あなたのいた世界はどんな所だったのですか?」
「そうですねーまず魔法が存在しなかったですね」
「魔法が存在しない……かなり不便だと思うのですが」
「別に不便ではないですよ、火を使いたい時はコンロを使えばいいし蛇口を捻れば水がいつでも出てきますよ」
「蛇口……ケンヤさんはかなり上位層の人間だったのですか?」
「いやいや蛇口なんて一家に一台ありますよ」
「一家に一台!?」
(まあこの世界だとまだ貴族とかしか水道は使えないよな)
「ケンヤさんの世界は魔力が無いというのに随分と発展しているのですね…。魔法が無いってことは『マッチ棒』も知らないのですね」
「え? マッチ棒なら知ってますよ」
「あらマッチ棒はそちらの世界にもあるのですか! 私生まれつき魔力は少なかったんですけど、空中で固定するのがかなり得意でボーンドラゴンも作れるんですよ!」
「えっと……俺の知ってるマッチ棒とはかなり違う気がするのですが」
「マッチ棒って風魔法を使ってマッチを浮かして動物の絵を作る遊びで合ってます?」
「流石異世界、子どもの遊びもファンタジーらしいですね……」
「それではケンヤさんの世界のマッチ棒とはどんな遊びだったのですか?」
「それじゃあ説明しますね。まずは先攻後攻を決めます、そしたらお互いが向き合って両手の指を一の数にしてください。これでゲームスタートです。先攻の人は自分の片指を相手のどちらかの指にぶつけます。すると相手はぶつけられた指が示した数を自分の指に足さないといけません。この場合俺がスターチスさんの指に"一の指"で攻撃したのでスターチスさんは攻撃された指を一たす一で"二の指"にしないといけません。これが終わったら次は後攻の番です、さっきと同じことをします。これを繰り返して指の数が丁度五本になった時、その手は失格となり使えなくなります。そして先に両手を使えなくした方が勝ちとなります」
「成程です、最初は難しいですけど慣れればけっこう楽しいですね」
「でしょ。俺も暇な時姉とよくやりました」
「ですけど……ケンヤさん」
「どうしましたか?」
「これマッチ棒と関係あります?」
「たしかに」
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