表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/50

圧倒的な勝利

「ステージは炎に囲まれたステージです!ゴッドメンvsエルファーナ!!第三試合スタートです!」


試合が始まると、さっそく二人は激しく戦闘を始めた。


「ふっ!」


ブンッ!!ブンッ!!


エルファーナから放たれる無数の連撃がゴッドメンを詰めていく。


「やぁぁー!!」


ひたすらにゴッドメンに拳を振り下ろすエルファーナ。


それに対してなんの反撃もしないゴッドメン。


「ゴッドメン選手!なぜ何も反撃しないのでしょうか!」


「やれー!あんたのパワー見せてやれ!!」


「前の試合のあの可憐な技!もう一度見せてー!!」



「そんなに私の技が見たいのか.....ならば見せよう!天神拳!青昇!」


ビュンッ!!


空高くジャンプして、空気を蹴りながらエルファーナのもとに突っ込んでいく。


「そんな正面から来るなんて馬鹿ね!!炎灯流法!炎拳!!」


エルファーナの拳が少しだけ燃え、パワーが上がった。


「おお!!!術式解放ですか!」


「あれは....すこし不完全ですね...いや大分?相当?とにかく完璧ではないですね」


「それでも相当すごいですね!」


「ええ」



「はぁぁぁぁー---!!!!!!」

「やぁぁぁぁー---!!!!!!」



ドカァァァー-ン!!!



モクモクモク


大きい衝突音とともに煙が立っている。


「どうなったんだ?!」


「煙が邪魔で何も見えねぇ!!」



すると、そんな煙の中から小柄な影が立っているのが見えた。



それに気づいた司会は、


「あの小柄な背丈は!エルファーナ選手です!!」


「勝者!エルファーナ!!」


「「「「うおぉぉぉー-----!!!!!!」」」」




「サンキュー!」


エルファーナは笑顔でブイポーズをカメラに向けて見せる。


「「「「いえぇぇー--い!!!!」」」」


一部のファンにはしっかりと刺さったようだ。


「素晴らしい技を見せてもらいました!!では四試合目を開始します!ゴンゴズリーvsストーンマウンテンゴー!!!ステージは!隕石が延々と降り注いでくるこの会場一番の難所ステージ!!それではステージの圧倒的な動きにご注目ください!!よーい!スタート!!」


ゴォォーーーン


ゴォォーーーン


ゴォォーーーン


突然鐘の音が鳴り始めた。


「なんだなんだ!?」


「なんの音なの?!」


「一体これから何が起こるんだ?!」


観客たちの疑問の声が聞こえてくる。



ヒュォォー--!!!


ヒュォォーーー!!!


ヒュォォー--!!!


会場の人たち全員が空を見上げると、


「あっ.....あれは.....隕石?!?!」



隕石......でかすぎだろ.....このステージ覆いつくしてるやん....逃げ場ないけどどうすればいいの?これ。


「ふっ、これは我が主神が試練を与えたということか.....」


なんか相手がぶつうつ呟いてる。


どうするんだろ?


ヒュオッ!!


ゴンゴズリーは空高くジャンプして隕石に立ち向かおうとする。


「真樹法!!直力!!」


ヒュゥゥゥー---!!!


丁度隕石の先っぽがゴンゴズリーの技に当たる。


バゴォォォー-!!!!


「すごい威力だー!!流石隕石!攻撃力は桁違い!!ゴンゴズリー選手も凄まじい拳だ!!」


「......試練.....失敗かも.....」


そう言い残して落ちていくゴンゴズリー。


おいいいい!!そんな威力強いの?!死ぬじゃん!


最後にせめての足掻きに本気でやろう.....。


「神撃最大火力」


ブォォォォーー-!!!!!


進に恐ろしいほどのオーラが集まっていく。


「な、なんだあれ!!」


「あの小僧!すげぇ大量の魔気を保有してやがる!!こりゃぁ驚きだぜ!」


パルの隣にいたおじさんがすごい興奮して何かを叫んでる。


「うるさいなー、あんたにしか見えない設定まだ続いてたの?」


「何か見えてるんですか?」


「え?いや、僕も未だによくわかんないんだけど、そう言い張るんだよこの男が」


「いやいや!見えない方がおかしいから!俺の職場の奴らは全員見えてるから!!」


「私たち、あの男に集まる謎の光しか見えないよ?ね?そこの人」


「はい。それ以外は特に何も見えません」


「えぇー?!あるだろ!体の中心に馬鹿でかいのが!!さらにそこから全身に枝分かれして血管みたいに通ってるだろ?!」


「「何もない」」


「やめて!そんな視線を俺に向けないでっ!」



「ふっ!!」


ゴォォォーーー!!!


進は勢いよくジャンプして、その勢いで隕石を殴る。


「「「いっけぇー-ー----!!!!!」」」



バッゴォォーーーーン!!!!!



スッ



隕石が姿を消した。


「「「「?!?!?!?!?!」」」」


観客はあまりの衝撃で口が閉じていない。



「あ.......」


司会の人もなんも喋んない。


ヒュォォー--!!!


ヒュォォー--!!!


ヒュォォー--!!!


次々と降ってくる隕石。


ヒュッ


ヒュッ


ヒュッ


それを次々と消していく進。


俺の対戦相手もう戦闘不能なのになんで終わらないの?いじめ?ここでもそうなのか?神よ。


「あのー、これいつまでやればいいんですか!」


進が司会者たちに問いかける。


その声を聞いた司会者側は我に返った。


「ご、ごほん!勝者!ストーンマウンテンゴー!!」


勝った気がしないけどまあいいや。俺の目当て太陽破壊だし、こんな隕石ごときでビビってたら太陽なんて壊せないからな。




「まぁーた変な勝ち方してるよ?サヤ」


「いいの。進が勝てばなんでもいいの」


「でも見たくない?進のかっこいい姿!技とか一切使ってないじゃん!」


「確かに。見てみたい」


「今後の相手に期待ですねー」


「ですねー」

もし「面白い!」などと思ったら、☆☆☆☆☆よろしくお願いします!


あとブックマークもよろしく!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ