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世界大会 キングオブ・拳 Cブロック

「ではCブロックの選手たちです!!


第一試合は、おばばばーvsゴーレムマスター!!

第二試合は、ジャイアントvsファス!!

第三試合は、リングvsストロング!!


以上です!どうですか斎藤さん!」



「そうですねー、やはりこのブロックは強者揃いですから期待できそうですね!僕の注目選手はファス選手でしょうか...彼は魔王と名乗ってますから相当な自信家ですよ!なので戦闘でもいい戦いを見せてくれると思いますよ!」


「なるほど!ちなみにゴランド選手は!」



「私もファスという選手ですね。彼の威圧感にはびっくりしました。この大会で唯一リオに並ぶ男かもしれませんね」


「素晴らしい解説どうもありがとうございます!それでは第一試合を早速始めましょう!」



スーーッ!!




司会は大きく息を吸い込んで



「「最終ブロックスタートォォォー--!!!」」




ゴォォォ~ン!!





「すまないなご婦人。手加減はできない」



申し訳なさそうに言葉を放つゴーレムマスター。




「いいんだよ~。若者が年寄りに気を遣うもんじゃぁないよ~。私も手加減はしないけどね~」



とおばばばーは舐め切った態度をとる。



「ではいざ参る!!」



シュッ!!



「鋼鉄拳!削り岩!」



思い切りのいい大ぶりを振りかざす。



ゴンッッ!!



ゴーレムマスターの拳が地面に空振りする。その振動で地面が砕けている。



「ひゃ~、怖いね~。年寄りがこんなの当たったら一発で倒れちまうよ」



ケッケッケ!と甲高い笑い声で笑うおばばばー。



「こんなのまだ序の口。言わば肩慣らしみたいなものですよ。それともこれでもきついですかな?ご婦人」



「ケヒッ!ぎゃははは!!これは子供の遊びじゃなかったのかい?!そっちだったかー!ごめんねー。あんたが弱すぎて同レベルじゃないことに今気づいたわい!ぎゃははは!!」



その甲高い笑い声に不快感を覚え始める観客たち。



「そんな老害!やっつけちまえ!」という声が多く上がっていた。



「鉄鋼拳 焼き印!!」


超高速のパンチにより、摩擦で拳を熱くさせていく。



「これは........っ?!」



この技の巧妙さに気づいたおばばばーは咄嗟に避けようとするが、腕に当たってしまった。


しまった!!!.......このままでは!!.....


「ふっ。この技の熱は普通の熱とは全くの別物。ネバーファイア。永遠に燃え続ける炎です。早くしないと燃え尽きますよ。降参したら消して差し上げよう。」


この若造.......とんでもない奴だね....私は技を出せないまま終わるのかい?そんなのごめんだね!!


「こんな炎!意地でも消してやるわい!微風脚! 梅雨風!」



シュッシュッシュッシュッ!!!


おばばばーの足から無数の雨が湧き出てくる。それでネバーファイアを消している。



馬....馬鹿なっ?!何故永遠の炎が消えるのだっ?!


「貴様!何をした!」


「お~怖いね~。余裕がなくなるとやっぱりこれだよ....はぁー..つまんないねー。もう原理も説明する気失せたから、倒れていいわよ。」



いつの間にかおばばばーはゴーレムマスターの背後におり、


トンッとタッチしてゴーレムマスターを気絶させた。



ドンッ.........。


静かな会場に響く倒れる音。



「「................。」」


観客みんなゴーレムマスターを応援していたようで、喜んでる人は誰一人いなかった。



「やれやれ......本当に....いつになってもこの大会は変わらないな~!!」


そう言いながらおばばばーは顔をどんどん剥がしていく。



それを見て観客は、


「まさかあいつは.....いや!あの人は!.....ジャスミンさんだぁぁ!」


「「「「うおぉぉぉー-----!!!!!!」」」」



「なんとぉ!おばばばー選手の正体は、あの七級ハンター!ジャスミン・ショさんです!これは予想外だぁぁー-!!」


湧き上がる会場。


「どうもー-。ジャスミンちゃんでーす。みんなにドッキリしちゃいましたー!」


あの老婆が可愛らしい声と小柄な背丈、そして露出多めの美少女に大変身。


「「「か!可愛いー-!!」」」


「今日はねー!久しぶりのキン拳だから宗ちゃんも、シャリオちゃんも、天くんも来てるからねー!探してみれば~わかるかも!じゃぁねー!」


「「「じゃーねー!!!」」」


「急いで急いで!次々!では第二試合始めます!ファスvsジャイアント!よーいどんぶらこ!」



ゴォォォーン!!!!



「手加減大事.....手加減大事.....」


ファスはひたすらなにかを唱えていた。


もしかして悟り開いちゃった系?



「僕はジャイアント。一応天っていう七級ハンターなんですよー!だから殺しちゃったらごめんねー?」


その言葉にピキッと来たファス。


「こっちはさんざん悩んで手加減しようとしてるのにそっちがそんな態度だったら我も殺す気で行くけどいいか?」


そう聞くと、天はぽかんと口を開けて固まっていた。


「ぷっ!.....ぐふっ!.....あはっ!....げほっげほっ!!...あはははっ!はぁはぁはぁー。おもろ」



イラッ!!


「氷結極闘門 回し蹴り」



ぐわんっ!



速攻で足技を決めていくファス。



それに直撃し、気を失うジャイアント



「ぐはっっっ!!......」



「っ!」


それを察知した審判は、



「勝者!ファス!」


「イェーイ」


何が起こったか誰も分からぬまま、次の試合に移った。



第三試合はリングvsストロングでストロングの勝利。しかしどちらも重傷でドクターストップがかかり、大会は棄権になった。



「今日のキングオブ・拳はここらへんで!また一週間後に新たなステージが待っております!こちらも急に言われたので私たちも知りません!次回もお楽しみにー!ではっ!」



プツッ

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