新幹線の中 紹介②
「次はどこに行くんだ?」
お昼を食べて少しの休憩をしていた。
「もう、次行く?」
「凜はもう動けるのか?」
「うん!もう消化された!」
「じゃあ、案内の続きする。」
肩にサヤが乗って、手で目を隠す。
さあ、次はどこに行くのやら。
「ついた。」
目を開けるとパチンコ屋さんが見えた。
「何ここ?」
「驚いた?だよねだよね!私も最初見たときは驚いた!」
「ああ、は、初めて見た。」
「やってみる?このスロットとか。」
「いや、いいよ。」
「そっか、じゃあ次行こ!」
「ああ、次行ってくれ。」
「ここは裏カジノ!さっきのカジノより危険な遊びをするんだよ!その分金額も桁違いに高いから!」
「、、、、そっか、初めて見た、、、」
「やっていく?」
「いや、いいや。」
「凜はなんかいいところないのか?」
「んー?プラネタリウムとかあったよ!」
「じゃあ、それ行こう!」
「ええ?!私の紹介は?」
「もういいだろ。」
顔を膨らませながらサヤはついてくる。
「ここだよ。」
「おお、意外とでかいな。これも魔法か、、、」
中には暗い席が30個くらいあり、円形に設置されている。
3人とも一番前の席に座った。
客は全然いないな、なんでだろう。こんな珍しいもの絶対来るはずなのに。
「進、、これいつ始まるの?」
「わからんが、この真ん中のボールみたいなのが光りだしてからじゃないか?」
「っていうか、なんか寒くない?」
「そう?そんなに寒くない。」
確かに寒いな、この寒さはちょっとおかしい。
凜がガクガク震えている。このまま温度が下がっていくと多分凍死するぞ。
「ほら、これまとえ」
水泡の水を暖かくして、凜にかぶせる。ついでに、サヤと自分にもかける。
「!ありがとー、あったかいねこれ。」
「、、ありがと。」
すると、部屋がさらに暗くなり、何も見えなくなった。
いよいよ始まるのか?
椅子がどんどん倒れていくと同時に、天井が満天の星でいっぱいになった。
ナレーターが来たことから、部屋の温度が直ったと思い、水泡をとる。
それにしてもきれいだ。日本のプラネタリウムの数倍は星がある。
しかも、しっかりとした形になっている。
星々の美しさに、二人は目が釘付けになっていた。
「北の空に見えますのが-------------」
「いつか、生でこういうの見てみたいな」
とつぶやいた。
「うん、そうだね。」
と言ってサヤは手を握ってきた。
「ああー-!!楽しかった!!」
「ああ、そうだな。最初の冷たさは謎だったけどな。」
「ねー-!あれなんだったんだろー?ただの故障?」
「だとしたら俺らに相当金くれないと許されねえぞ。」
石山進の後ろをぼろマントが通ってこう言った。
「勇者は皆殺しだ、」と
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