新幹線の中 紹介①
俺は今睡眠を満喫中だ。
「ここはどこだ?」
「ここはお菓子の国だよ!」
「そっかー、色んなものが食べれて最高だね!」
「「あははははははははは」」
「はっ!」危ない夢を見ていた。
「ふあー-。寝た寝た。」
ん?ちょっと重い、、
布団の中にサヤがいた。可愛いなー。抱きしめたい。
ん?なんか視線を感じる、、
隣の布団に凜がいた。
「どうした?」
「別に」
「今何時?」
「夜の11時ぐらい」
「夜かよ、じゃあまた寝ます。」
「、、、、ねえ」
「、、、何」
「、、、、、やっぱいい」
そろそろわかってきたぞ。
「、、、凜。布団入るか?」
「っ?!あんたちょっと女心わかった気にならないでよね!」
「じゃあ、おやすみ」
「ちょっと待って、入るから」
俺の上にサヤがいるので、横に凜が入ってきた。
「抱きついていい?」
「ダメ」
「無理」
強引なかわいい女の子って最高だね!!
サヤの腕に巻き付く力が強くなってる気がするが良しとしよう。
「今日は俺も活動できるぞ!昨日1日中寝てたからな!」
「じゃあ、私たちが案内してあげるね!」
「昨日のうちにほとんど探索してやることなかったからちょうどいいね!」
「じゃよろしく。」
どうやら美女二人が案内をしてくれるらしい。人生勝ち組かもしれない。
サヤが俺の肩に乗って目を手で隠しながら進んでいく。良いにおいする。
クンクンクンクンクン
「まずはここだよ」
サヤが言って目から手を放す。
「ここはカジノ!お金をかけてゲームで勝負して、勝ったらかけたお金の何倍もお金が返ってくる素晴らしい施設!」
「おお!ここがカジノ!初めて聞いた!」
「でしょでしょ!試しにやってみてよ!」
結果は惨敗。ブラックジャックやババ抜きなど、ほとんど勝てなかった。
「進が負けた分稼いできた!」
と凜が百万円の束を持ってきた。
この子の才能を俺は認めたくない、、
しかも俺が賭けたのって三万円ぐらいだよな?
めっちゃ得してる。
「いっぱいとったね、凜。」
「まあね!あそこの人が分けてくれたんだよ!」
凜が指をさした方向にはぼろマントのおじさんがいた。
目が合ったから軽く会釈をする。
百万円の札束を赤の他人にあげるって何もんなんだ?
「ハイハイ、じゃあそこのバーで使おう」
次はこのバーで飲み物を注文するらしい。
「じゃあ、いつもので」
「俺も同じものを」
「じゃあ、わ、私も」
「、、、いつもの?ですか?」
え?サヤがいつも頼んでたんじゃないの?
「あっ、新人さんですか。」
「いえ、このバーのマスタ-----」
「じゃあ、アイスブロックを三つお願いします。」
こいつ、やったな。
「か、かしこまりました。」
青い炭酸液が出てきた。
「これって飲んでいやつ?」
「おいしいから飲んでみて。」
サヤがおいしいというならそうなのだろうと飲んでみる。
うまい!!ブルーハワイみたいな味がする!!でも朝からこれは来るものがある!
「おいしいね!これ。」
「ありがとうございます。」
「会計お願いします。」
「はい、五万千円です」
高っ!!一個 一万七千円じゃない?こんなに高いの売ってるんですか。
「次に行こ」
「おう」
そう言ってまた、目隠しして連れてかれる。
朝ごはん食べたいなー。なんて思っちゃうわけですよ食材買ってきたんだから作ろうぜ。
「はいここ」
サヤが連れてきた場所はバイキングだ一食三万円とお得になっている。
「いや、俺はいいよ。二人で食べてきな。部屋で待ってるからさ。」
「進と一緒がいい。」
「わかったよ。仕方ないな」
「昨日食べられなかった食べ物全部食ってやる!!」
やる気満々で何よりです。
「これがおいしい」
「これもおいしい」
「これとこれも」
サヤさん、こんなに朝から入らないよ。おじさん困ったなー。そうだ、凜に食べさせよう。
「凜ー-」
「どうしたの?」
「これ食べていいよ」
「やったー!って間接キスじゃん!、、、」
え、
「そんなことしなくても直接すればいいじゃん。」
「そんなつもりじゃー---」
「言い訳無用」
そう言って、凜はキスをしてきた。
朝ご飯食べるところでキスしてる奴なんて、俺らぐらいじゃん?今すごい浮いてるって。全員から見られてるって。
「はあ、はあ、はあ、これで満足?」
「うん、満足。」
「あっそ、」
「じゃあこれ食べて。」
「まだ足りないの?!すごい今日は求めてくるね。でもさすがにこれ以上はできないから、お預け。」
こいつ、もう話通じねえ。
サヤさんはなぜか無言。
俺が全部食べるまで待ってんの?
この量は無理だって、、、
そうだ!黒霧の中にしまえばこの状態のまま永遠に保存できる!これって確かバイキングだったよな?
並んでる料理全部持ってこ。
「ふう、食った食ったー。」
「よく食べれたね。」
「ま、まあな。」
今の時刻は13時20分、朝ご飯じゃなくてお昼ご飯になった。
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