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旅立ちの計画書

やっと帰ってきたな、我が家と言っても過言なホテル!



「今日はめっちゃ楽しかったな、サヤ。」



「うん!毎日したい!」



「うん、無理。」



ホテルの入り口には先生がいた。



「あなたたち!何時だと思ってるの?!もう先生眠りたい!自分達で部屋に戻っといてね!」


「そういえば結構時間経ってたな。」


「うん、時間忘れてた。」


「明日ここを出るからなるべく早く支度済ませて寝たいな」


「うん、でも今夜は寝かせないけどね。」



 まぁすぐに寝ちゃえばいいだろ。こいつが襲ってくる前に。



「風呂は部屋のやつ使えー。大浴場は多分しまってるから。」


「了解です。」


敬礼をするサヤ。


 

 かーわいーー。




 さーて、サヤがいないうちに明日の予定を立てるとするか。



 その時、コンコンと扉を叩く音がした。



 誰だー?こんな時間に。



「はいー、」



そう言って扉を開くと、そこには酒井の姿があった。



「ひ、久しぶりー、石山。」



「、、なんのようだ?なるべく早く頼む。」



こっちには明日の予定の計画と早く寝なきゃなのに。



「あのさ、、今日一緒に寝てもいい?」


「っ?!言い訳ないだろ!」


「、、やっぱり石田が私にキスしたこと気にしてるんでしょ?でもあれは違うの!本当に気を失ってて!それで助けてくれようとしただけなの!」


「そんなの知ってるよ。」


「じゃあ、いいじゃん!一緒に寝ようよ!」


「ダメだって!俺はもう寝ない!」


「なんで!?今まではいいって言ってくれたのに!」


「俺はもう彼女が、、」


「進、その人誰?」



 あ、きちゃったよ、サヤ様が。



「え?私は酒井凛。あなたは、誰?なんでここの部屋にいるの?」



 するとニヤリとサヤが笑い、



「私はサヤ。進の妻です!」



と言った。



「つ、妻?どういうこと?あんた今何歳?石山はまだ17じゃん!ダメだよ!」


「ここの国だと16からいいらしいぞ。」


「それでもダメ!」


「なんでお前に言われなくちゃいけないんだ。」


「そ、それは、」


「俺からプロポーズしたしな。」


そんなことお構いなしに凜はこんなことを言ってきた。


「実は私も!あんたのことが世界で一番好きでした!」


「何ー?!?!」


「まじですか。」


とサヤがつぶやく。


「そんなこと言われても、俺にはサヤがいるしな。」


「でも!私あんたしかいないの!あんたがいなくなってから夜も眠れないし!探索も上手く進められないし!安心できないの!」


「妻は1人だろ?!」


「そうだけど!」


「この世界は一夫多妻制だけど、、」


とサヤがつぶやく。


「「えっ?」」


「まじか。」


「じゃあ!私が正妻でサヤが側妻ね!」


「どう考えてもねぇから!!」


「俺今、サヤのことしか考えられないから。」


「進、、、好き。」


「そういうことだから。」


「進、彼女に少なくとも前は引かれてたんでしょ?だったらしっかり断るべき。彼女も本気なんだから。」


「そうだな」



「酒井、俺は妻がいる。サヤがいるんだ。だから酒井とは付き合えない。


すまん、、、、」


「嫌!嫌!嫌!嫌だ!!!!!!!」


「もう、面倒くさい。ならこれはどう?


 私が正妻で、彼女は一旦保留ってことで。」


「でも、」


「それしか無さそうね、わかった。それでいい!そのかわりしっかり愛してくれる?」


 急にこっちくるな!



 凜が進に顔を近づける。



ドキッッ?!?!?!?!危ない!堕ちる!



「でもサヤが一番なのに、変わりはないからな。」


「じゃあ、この話はお終い。これからよろしくね、凛」


「こちらこそ!サヤ」


「じゃあ、早速明日、ここから別の国に行くけど、大丈夫そう?」


「ええ?!明日?!急すぎるよ!」


「どっちがだ。お前が俺らの旅立つ時に押しかけてきたんだよ。」


「友達とかには置き手紙おいた方がいいかも、、」


「そうだね。で、どこに行くの?」


「よくぞ聞いた、凛よ。ズバリ!


 サンマァァール国!である!」


「「サンマール国?」」



2人が何それ?という顔をしている。



「いいか、ここの国は太陽に一番近いと言われてて、太陽の中にダンジョンがあるらしい!でも温度が高すぎて、ある種族しか住めないらしい。」


「ある種族しか?」


「太陽にダンジョン?!」



 2人とも驚いてるな



「わかってる。わかってるとも!そうその種族は、鳥たち!つまり!鳥族であーる!」

 

「と、鳥族、御伽噺で聞いたことある。」


「そんなのがこの世界にはいるんだね。」


「でもそいつら、人間はかなり嫌いらしいぞ。そこをどうするかだな。」


「そもそも、なんで進は太陽のダンジョンに行きたいの?」


「そこなんだよ、そこなんだよなー。太陽のダンジョンには、伝説の杖 ルース・クロスが眠っているらしい。その杖はあらゆる魔法を操り、聖なる光を放つ魔王討伐に必要な杖らしい。」


「なるほど!わたしたちで魔王を倒すってことだね。」


「うん、全然違う。お前は黙ってろ。」


「え?私の扱い酷くない?!いつか覚えておいて!!」


「とにかく!その杖を取りに行くからな。あと、高い敷地の広場もあるらしいから、そこでドラゴンを買い取ってもらう。」


「ドラゴンね、、本当なのか疑わしい。」


「信じてくれよ、サヤー。あの時空中に出しただろ?」


「私見てない。見たら信じるよー。」


「あとは、凛だな。お前はまだ弱い。サヤの100分の1ぐらい弱い。多分。だから、お前を育てながら行く。わかった?」


「わ、わかった。」


「よし、こんなもんかな確認は。お前ら明日なるべく早く出発するんだから、早く寝ろよ?」


「おやすみー」


 ようやく寝れる。


 黒霧に存分に詰め込めるもの詰め込んで準備は万端だな。


 モゾモゾという音がする。凛だな。


 振り返ると、やはり凛の姿があった。


「一緒に寝よ?」


「わかったよ。全く最近の子はー、、」


 なぜか素直に答えてしまった。まぁ、側妻なんだし、これくらいするか。


「ふふっ、ありがとう。」



 キャッキャと喜んでる凜。なんだよ可愛いじゃん。



 すると目の前にサヤが現れた。裸だ。



 この流れはまずい。早く寝ないと。



「今夜は寝かさないって言ったよね、私?」



「さっきの仕返し今しちゃおっかなー?」



 やばい!前と後ろから同時攻撃されてる!



 逃げようかな。



 でもこれは全然悪くない。



 サヤが胸を顔に押し付けてきた。これじゃあ、やるしかないね。



 後ろから凛が抱きしめてくる思いっきり。



 だから、女は力加減がわかってないやん。俺を殺すように派遣されたスパイって言われた方がまだ信用できる。


「今日はとことんやってあげるね?じゃあ、頂きまーす♪」


「まずぅぅぅぅぅい!!!!!!」



 やっぱ逃げよう。



()()()()()()()()発動 超魅惑フェロモン」



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