マスターとの会談
ドラゴンデカすぎ!
「とりあえず!私の部屋に来てから話をしよう!」
そう言って爺さんは二階の部屋に戻って行った。
それについて行くように職員に言われ、部屋に入る。
「「失礼します。」」
「どうぞ。」
あたかも今来たかのような雰囲気を出してるが、さっき話したばかりである。
「それで俺たちに話っていうのは、なんでしょうか?」
「ええ、その話というのはズバリ、あなた方の強さについてです!」
「なるほど、それについては少しばかり長くなりますが、お話しましょう。あれは俺が初めて塔に行ったーーーーー」
「私たちの強さの何が知りたいんですか?」
「その、ステータスが見たいな、なんて
だって!虹色に光ったの初めて見たんだもん!」
子供か、こいつは。
「確かにね。虹色はかっこいいしな。」
「本当、、、?」
「、、、うん。お前にピッタリだな」
「嬉しい!」
そう言ってキスをしてくる。
「ちょっとここでそういうのは、、」
「ゴホン!そしたら確認するのじゃ。お主らたちのステータス」
疲れているかのような吐息を吐きながら鑑定したマスター。
「ぎょぇぇ!!」
「どうした?」
あまりに爺さんが驚くため、威張り散らかしたくなるがここはとぼける。
「ふ、不明!」
「不明だー?そんなわけねぇだろ!」
「おかしいね」
「あまりに差があって、能力がわからないのかもしれぬな。」
「そういうことか!」
「とりあえず、お主らがやばいことはわかった。とりあえず2人とも7級のペンダントをやる。これを見れば一目でわかるからな。素材はゴールド岩石で作られてる。知ってるかわからんから教えると、この世にはいろんな鉱石がある。そのうちの最も希少価値がある鉱石の一つじゃ。」
「なるほどな。じゃ、ありがたく貰って行くわ」
「うむ、もし自分でマスターをやるときは相談せえよ!」
「わかったよ!」
「じゃあ、魔物の買取お願いするか」
「うん」
「黒霧」
今まで倒してきたゴブリンとか、ドラゴンとか、竜とか入ってる黒霧。
とりあえずゴブリンだけ出しておいた。じゃないとここら辺一帯死体で潰れるから。
「こんなに!すごい溜め込んでたんですね」
「では、魔石と素材を合わせて、40万円です」
「ありがとうございます。」
それを見てた冒険者は
「もっとすごいのだぜよ!7級だろ?!」だの、
「ゴブリンなんて俺らでも倒せるよ!」だの、
「本当に7級かー?」だの、、
はぁー、相変わらずチンピラもいるんだな。
「俺が狩る魔物はデカすぎて、ここら周辺埋まっちゃうんだ。死体だけで。」
「「「、、、、、、、」」」
一瞬しーんとして誰もしゃべらなくなった。
俺なんかおかしいこと言った?
「あはははははは!!!!!!!!」
と周囲が笑いに包まれた。
そのおかしさに職員たちも思わず吹いてしまったようだ。
しかも、サヤにまで笑われてる。
「こんなにでかいアドベンチャークランに収まらず周辺一帯を潰す大物だー?そんなの魔王ぐらいしかいねーな!」
「魔王?」
「魔王っていうのは魔物の王様。魔物の中で一番強い奴のことだ。そんなのもわかんねえのか!」
「面白い!進。久しぶりに笑った。」
サヤがにっこり笑顔で言ってくる。
「あははー。そうかそうか、よかったなー。もっと面白いもん見せてやるから安心しろ。」
「え?何?」
「黒霧」
上空にドラゴンの死体を水泡で浮かせて出現させた。
「きゃーー!!!!!!」っと外から悲鳴が聞こえてクランにいるハンター全員が外を見た。
デカすぎるものが日差しを遮ってるようにしか見えずに、そのまま話を続けようとする。
「見えるか?あれが俺が獲ってきた魔物だ。」
「はは、あんなデケェ魔物いてたまるかよ」
「そんなの!俺に言われても!知らんわ!」
と思った以上に声が出て、ハンターたちを怯えさせてしまった。
「すまん、つい強く言っちまった。とにかく!そんぐらいの獲物があるってことは覚えとけ!」
「はい、、覚えときます。」
素直でよろしい。
「じゃあ、デートの続きと行こうか。サヤ。」
「うん!なんで私に意地悪したの?それだけ教えて?」
「え?いつ?そんなことしてないよ。」
「早く行こ。」
「え?もういいの?」
「いい。」
何この生物?意味がわからない。真相は世界の闇よりー、深いのかも、しれませんね。
てれれれてん、てれてれてん、てれてれてんてんてれれれれん♪
街を歩いていると、サヤが目を輝かせていた。
「見て、クレープ屋さん。食べたい。」
クレープか、現実で食べたことないな。
「クレープ2つくだーー」
「すみません、一つでいいです。」
「お?一つでいいのかい?お嬢ちゃん。」
「はい」
「謙虚でいいねー、おじちゃん惚れちゃいそうだよ。」
「ありがとうございます。でももう夫がいるので」
「え?」
「早く作ってくれー!」
後ろから進が声をかける。
「ああ、すまん、すまん」
素早く慣れた手つきでクレープを作る職人を見てサヤは感動していた。
「おおー、すごーい。」
「はい、お待ち!」
「あれ?2つになってるけど、、」
「おまけや!美味いから食うてみ!」
サヤが俺の手に持ってたクレープを奪って、一番後ろに並んでる人にあげた。
「おい!俺のクレープは?ないの?ないんだね?悲しいな?とても悲しいかな?」
ちょっとから始まるいじめの縮図と言えばいいのか。
「進には私と一緒のでいい。全部共有するから。」
「なるほど?」
「はむ!美味しい〜!!進もあげる!」
「お前、あえて口つけた部分だけあげてるだろ。」
「そ、そんなことないよー?」
「まーた!そんなことする!意味あるの?!」
「口つけと口つけてないのどっちがいいの?」
「お!このクレープすごい美味しい!」
「、、、、」
「次俺行きたいとこあるんだよ。」
「どこ?」
「レストラン」
「いいよ。いっぱい歩いたからお腹ぺこぺこだよ。」
これはサヤなりのフォロー?それともマジな方?
「一旦着替えに戻ろうか。」
「そうだね。アイスまだ染みてるし。」
俺への当てつけ?
着替えて夜になったころ、レストランに来た。
「いい感じの店だな、場違い感がすごい。」
「一応スーツ着て来て、サヤにもドレス着てくるよう頼んだけど。」
と思いながら待っていると、マジで吐血レベルの美女が現れた。
「さ、や?さや、な、のか?」
あれ?おかしいな?すっごい可愛い。
「私はこっちだよ。進。」
ブフォォォォォォォ!!あっ吐血した。
「可愛いな、サヤは本当に。」
「ふふ、ありがと。」
「じゃあ、行こっか。」
「うん。」
ここからあのレストラン戦争が始まるとは誰も想定しなかった。
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