決断したこと
今のところ準備期間って感じです。
(この小説の話)
「貴様、なぜここにいる?」
そう聞いてきたのはボロいローブを被り、切れ味の良さそうな鎌を持って宙に浮いてるやつだった。
「あんたこそ、なんでこんなとこにいるんだ?」
気づけば俺は暗闇の中で横たわっていた。
そもそもここはどこだ?すげぇ暗いのはわかる。話している奴の顔だけが見えない。
「ここは私の領域だからだ。私の名前は死後重 神町である。
通称死神である。まぁこの世界に干渉はしないが、貴様の体にスキルという形で埋め込まれている限り抜け出せない。だから貴様を殺して早く帰る」
マジかよ。明らかにレベルが違うだろこんな奴。どうすればいいんだ?もうどうにでもなれ!
「さっき!女の声聞こえなかったか?助けてって言ってたかもよ。」
「何?」
「しかも、どこにいるか聞いたら、しにがって言ってたよ。お前のとこにいるのか?」
「草。いや草生える。そんなでまかせ、誰が信じるねんてゆうて、いやでも一瞬気にしたわしアウトかも?」
こいつもか、まさかこの異世界にはこういう奴しかいないのか?泣けてくるな、初めて現実世界に戻りたいと思ったよ母さん。
「貴様、まさかこの私を騙そうとは、不愉快きまわりない!きらわいない?あれ?
非常おおおおに気分が悪い!よって今からこの生死境界線でお前を殺」
すると奴は突然姿を消した。その代わりと言ってはなんだが、別のやつが空から降ってきた。今度は明るすぎるぐらい光があった。
あいつがしにがみなら、こいつは聖神だろうな。
「まだお前には早すぎた玄白なのかもしれない。ちなみに今のは早すぎたと杉田玄白を混ぜました。 どう?面白かった?」
誰ー?どんどん知らん奴リスト更新されていく!
今日だけで喋った回数、幼稚園の時喋った回数より多い!
「あはは、面白いですね、、、」
「それにしてもよくあやつと会話をして生きられたな」
「ええ?」
「奴は名乗っておったよな死神と。その名の通り死の神。普通合っただけで死んでしまうからのう。
もしかしたらお主の体に植え付けられてるスキルのせいかもな。でもこの世界の神はそんなことできないはず。まぁいいや、次からは気をつけてね!じゃ!」
ポワワワワワー
気づけば俺はさっき居た場所に戻ってきていた。
「!、さっきからどれくらい経った?」
ってお風呂の中か。てっきり心臓なくなった遺体が発見されたのかと思ったわ。
一安心。
「とりあえずでるか、それから考えよう。」
今の時間は7時半か、晩飯が8時って言ってたから時間あるなとドライヤーで髪を乾かしながらつぶやいた。
ちょっと外出るか、そう思って海が見えるところに行った。とりあえずこの世界に来てから何も目標なかったけど、とりあえずできたかな、
〔目標〕 声がした女の子救出すること
偽善じゃないけど、助けてって言われて答えないのは男じゃないからな。
「しかも、ちょっと声俺好みだったし。」
ところでこの世界のキャラの頭の知能もうちょっとあげてもらってもいいすか?日本語で喋ってても意味がわからんから。
8時ちょうどに食堂へ行くとまるでハ◯ー・ポッ◯ーの食堂のような机があり、みんなもびっくりしていた。
生徒たちが席に着くと先生がこう言った。
「今日は色々とありましたけど、今日からめげずに頑張りましょう!カンパーイ!!」
「わーーい!」
俺は生まれて初めて生きててよかったぁと思った。
なんと言っても肉がうまい!野菜もうまい!果物もうまい!みんなも同じなようでいつもだったら喋りながら食べるのにこの時は血眼にして食べている。
「あぁーー!それ私が狙ってた奴!返してよ!」とか言いそうだなー誰か
「あぁーー!それ私が狙ってた奴!返してよ!」
と山本と黒木が奪い合い始めた。
「ねぇ、あんた肉ばっか食べてるけど、野菜もほら、しっかり食べなさいよ。」
委員長の梨花が言ってくる。
「あ?俺は肉が食いてぇーんだよ!邪魔すんな!」
「黙って食え!!」
佐藤梨花が手で鷲掴んだ野菜を俺の口の中に無理やり突っ込んでくる。
あかん、これマジで呼吸できない。
結局途中から賑やかになったが絵面が最後の晩餐だった。俺は特に
部屋に戻るか早く寝たい。
「よう石山ちょっと付き合えや」
「坂上、、」
俺は坂上に言われるがままについていった。
すると、
「いいか、この国は貧富の差が非常に激しい。」
と言い出した。
「お前急に何を言ってんだ?」
「いいから聞けよ、そこでよぉ、俺さぁ考えたんだけどさぁー、絶対奴隷って売られてるよなぁー。だからよぉ〜、家買って奴隷全員そこにぶち込んでやろうと思ってんだけどよぉ〜どうだ?」
なるほど、奴隷が可哀想だから買ってあげようって言いたいんだな。
やっぱりこの世界には奴隷とかいるんだな
「もしやるとしても金はどうするつもりだ?そもそもなんでそんなに詳しいんだ?」
「俺の職業は俊敏忍者なんだわ」だからちょっと様子速攻で見にいったんだよ。」
あぁ、あの時か。いないと思った時
「それで?」
「この世界にはどうやら魔物を倒すと金になるらしいのよ、それで魔物のことぶった斬って、街の奴らをたるませることもできるしな」
なるほど。つまり、魔物を倒してお金に変えるだけでなく、街の人を安心させるということだな。感心感心。
「どうよ」
「いいんじゃないか?でも途中でやめたりすんなよな」
「誰がそんなことするか」
奴もやりたいことが決まったみたいだな。でも結局魔王って倒さないといけないのか?
そう考えてると雨が降り出してきた。
「やべっ!」
走ってホテルの部屋に戻った。
「お帰り!石山」
「おう、ただいま。」
「もう眠いから寝るらしい。ベッドはどこがいい?」
「あんたたち変なこと考えてないでしょうね!」
「体触ったら殴るから」
と女たちが獣を見る目で言ってきた。
この発言から信用のなさが垣間見える
「いいから早くしろよ、早く寝てぇからよ」
「「ヒッ、ご、ごめん」」
ベッドは四角にそれぞれある。
ドア側が女子で、窓側が男子となった。
「んじゃ先寝るわ。おやすみー。」
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