皇女ミカラム
皇女の喋り方おじょー様。
今日も塔にこもって探索ですか。
「非常に、めんどくさいね!」
「そうだね」
ニュッと現れて体に肌を擦り付けてくるサヤ。
「そういえば、お前のステータスってどんぐらいなんだ?」
鑑定
【ナヅキ】 職業 サキュバス・バンパイア
レベル50億
筋力:7億 知力:20億 魔力:500億 素早さ:10億
『固有スキル』
魅了の鼻歌(レベル500):歌で敵を錯乱させる
血創造:血を使ってなんでも作れる。
「まあ、とてもお強いですわね!」
「嬉しい。」
ドキ!俺もその笑顔が見れて嬉しい。
「これじゃあ、あの塔に行っても意味ないな」
「そうだね。」
「この国から出るか。」
「最後に観光していきたい。」
「そうだな、なんだかんだ言って、ここ周辺しか見てないし。」
「明日行こ!お金は今まで倒してた敵をアドベンチャークランで買い取って貰えばいいし。」
「アドベンチャークラン?」
「アドベンチャークランっていうのは、職業が戦闘系の人がよく仕事に就く職場で、魔物を狩って素材を国に提供するの。ちなみに一つの国につきひとつだけだから。広い国はそこにいくだけでも大変。」
「そんなところがまだまだ知らないことだらけだな、、」
「ふふ、確かにね。これから知らないことたくさん、教えてあげるね。」
と進のズボンに手でさすりながら言う。
「、、、今はその時じゃないけどな」
しゅんと悲しい表情になって
「うん」
と頷いたサヤ
「とりあえずクラスのみんなに挨拶しないとな。」
って言っても、誰も反応ないだろうな。ハブられてるし俺、、
「そんな悲しい顔しないで進。きっとまた会えるよ。」
サヤはどうやら俺が別れるのが寂しいと思ってるらしい。
その勘違い実に良き。さらに優しい言葉をかけるも良き。
完璧かこの女は。
「そろそろお昼じゃん。食べに行こうぜサヤ」
「うん」
進たちはお昼ご飯を食べに食堂へ向かった。
クラスのみんなは塔からまだ帰ってきてない。
「うめぇな!このバター焼きブラッキー鯖!サヤも食べてみ!」
「うん」
ぱぁぁぁぁ!!と笑顔になるサヤの顔を見てシェフたちが泣いて喜んでいた。
「いやー、本当に美味しいですね!あなたたちの腕は最高ですよ!」
と進が褒め称え始めると、今までの笑顔が消え、真顔でただ一言。
「どうも、ありがとうございます。」
、、、、、、、、、、、泣き出すまで〜3、2、1、
「うぇーーーーーん!!サヤー!悲しいよー!」
「そうなの?やっぱりそうだよね。友達と別れるの辛いよね。いいよ、甘えて。こっちおいで。」
手招きをしてこっちに誘導するサヤ。
あれ?体が勝手に動く。マジで動かしてる感覚がない。止まれ!止まれ!止まんない?!これが!動物的感覚!
ふわっと着地。
「なんと言う柔らかさ。いや柔らかくはないけど、いい匂い!サヤはたまらん!暖かい!優しい温もりに包まれているとはまさにこのこと!」
そうしてご飯を食べていると、神父が娘らしき人と一緒にやってきた。
「おや?進殿塔に行かれたはずでは?まさか、またサボったわけではありませんよね?」
「おじさま、こちらのお方は?」
「あぁ、ミラカムこちらは勇者御一行様の1人だよ。」
「まぁ!ではあなたが剣崎光様ですか?!」
「誰だ?テメェは?」
「おい!ガキ!お嬢様に対してなんで無礼な態度を!」
と護衛が叫ぶ。
「いいのですわ、失礼しました。私はこの国の第三皇女ミカラム・レジーナですわ。以後お見知り置きを。」
「俺は剣崎じゃねぇ、あんま喋んな。食事中だぞ。」
「進、女の子に対して強すぎるよ。」
は!気づいたら暴言を吐いていた。なんでだ?
「すみません、気づいたら暴言を吐いていましたもので、」
あははと誤魔化そうとしてももう遅い。
「進様、流石にそれは如何なものかと、少々身勝手が過ぎるのでは?」
護衛の兵20人に銃を向けられて、敵意剥き出しである。
「マジですみません!!どうか!許してください!」
皇女の方を見ると、泣いている。
「進様もどうかこう言ってるから、許してはくれぬかのう?」
「わ、わかりましたー。その方に免じて許しましょう、ではこれで。」
俺の印象最悪だな、だが俺にはサヤさえいればそれでいいのだ!
「はぁ、マジなんなのあいつ?はっきり言って普通顔のくせに何私に物申してんの?しかも初対面なのにあの舐め切った態度。勇者だからってなんでも許されると思ってんの?私がこの性格だって見抜いてたとか、いや、まさか。喋りも完璧だったし、とにかくムカつくな!」
愚痴を言いながらミカラムは、サンドバックにひたすら拳を当てていた。
【ミカラム・レジーナ】 職業 運び屋 レベル 98
筋力:800 知力:20 魔力:500 素早さ:300
『スキル』
飛躍強化(レベル102):ジャンプ力を格段に上げる。
速度倍増(レベル50):移動速度上げられる
「ミカラム様、お客さまが来ています。」
お客さま?今日は誰も来ないはずだけど、誰?
「どうもこんにちは!剣崎光です!あなた様が僕のファンだと神父さんから伺いまして、ぜひお会いしたいなと!」
「ッーーーキタコレ!!」
神父様ナイス!!
「はい?何か言いました?」
「剣崎様!こちら昨日入ったばかりの新しいお菓子、金平糖でございます!私も初めて食べますの!この初めてをぜひ一緒に共有できたらなと思いまして!とりあえずお座りください!」
「はは、そうですか。では失礼します、、」
「王城でも剣崎様の話でいっぱいです!なんでも、もう50階層まで登られたとか?」
「はい!早くこの国を魔王の手から救ってやりたくて!毎日強くなるために特訓しています。」
「そうですか!ところで妻にしてもらえません?」
「え?、、、今なんと?」
「だから、妻にしてもらえません?」
「きゅ、急ですねー!突然そんな事言われましても、なんと答えればいいかわからないんですが。」
「答えは急いでおりませんので!よーく考えてから答え聞かせてください!」
そう言って、剣崎を部屋から出した皇女はまたサンドバックに拳を入れる。
「こんなに可愛い私が求婚してんだから、一瞬で答え出るやろが!!!!」
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