時の牢獄 〜第2階フロア〜
竜とドラゴンって同じなのかな?
次は2階か、さっきの雑魚敵を見てしまうと、なんかあんまり期待できないか。
俺っていつのまにか戦いを楽しんでね?こんなに戦闘狂だったっけ?
まだ秘めている自分の可能性に期待だな。
さっきの魔物みたいな奴ら、神徒って書いてあったな。普通なら信徒だと思うだが、神の使いみたいなもんか?
死神の言ってた通り、門番はゴブリンゴッド級は確定だろうな。
「クッセェ!」
突然、強烈な匂いがかかってきた。
まるで腐ったチーズとカビを混ぜた匂いだ。
こんなとこで戦うのか?きついよー。流石にきついって。
こういうのは大体原因が魔物だったりするんだよ。
「だったら、その原因を突き止めて、被害をなくせばいい話」
やっぱい!マジでゲロ吐きそう。
「おっろっろっろっろー♪」
やっちゃった。
誰も見てないよな?見られてたら終わりますから。
「水泡、、、」
久しぶりに水が美味しく感じた。
「とりあえず進むしかないか、」
嫌々、進は通路を進んでいく。
「頭おかしくなりそう」
かれこれ1時間が経過している。
しかし、敵が一向に出てこない。
そろそろムカついてきた!めっちゃ臭いし!
「スキル使っちゃう?ここで使っちゃう?」
そう!俺には『スキル 咆哮』があるのだ!
これでここ一直線に発射したら行けんじゃねえかと思ったわけですね。
「咆哮 発射!!」
すると進の口に周りから光が集まり、球体に光りだす。
「ドカン!」
ゴォォォォ!!!!!!
「さすがやなー。」
牢獄の壁が壊れていた。
そして、いつのまにか匂いも消えていた。
やっぱり原因は魔物だったか。
今の咆哮で魔物死んだのか?
威力高すぎ高杉さんですね。
てゆうか、壁壊せるんだったら、天井も全部壊せんじゃないの?
「やめてください!」
誰だ?!
突然謎の声が聞こえた。
「ここのダンジョンの司令塔です!」
なにそれ。
「ダンジョンのいろんな設定をしたり魔物の配置をしたりするんです!つまりこのだんじょんの長みたいな?一番偉い人です!」
そっか、でも方向で全部吹き飛ばした方が俺的に楽なんだけど、
「いや、やめろやボケ。」
は?なんだその口の利き方。
「スキル!咆哮!」
「やめてぇぇぇぇ!!!」
「じゃあ、次なんの敵が出てくるか教えてくれたら打たないでやるよ。」
「おお!!そうですか、そうですか!」
と嬉しそうに反応する奴。
「次の階層の敵は、
竜です!
頑張ってください!」
「ちなみに、全階層攻略すると特典がもらえるますので。そちらも目指して頑張ってくださいね!次の階層でも咆哮だけは使っちゃだめですよ!」
「わかったよ。」
竜か、、、嫌な思い出。
またこの前戦ったドラゴンみたいな魔物と戦わないといけないのか。という顔で座っている進。
前より強くなってるし、余裕か。
切り替えてこ!
「ここからが本番みたいだな、第二ラウンド開始だ。」
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