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いやはやの失恋

悲しいですよねー(棒)

俺は今日、みんなの探索について行くことにした。

みんながどんなふうに探索してるのか少し気になったからだ。



 決して、可愛い酒井を見にきたわけではない。



 時たま酒井と目が合うと、酒井が笑顔で手を振ってくる。



 マジで天使だな。今日はとことん酒井を守ってやろう!それ以外は知らん!勝手に死んどけ!ゴミカスども!



 早速ゴブリンが出てきた。



 シャーーー!!



 さぁどう立ち回るんだ?背後に回って首もぎ取るのか?どうなんだ?



 ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ



「「「「「ゾクッ!?」」」」」



「みんな!ここら辺にやばい奴がいる!注意しろ!」



「うん!」 「俺も感じたぜ!」  「分かった!」



みんな何かに恐怖を感じたようだ。俺には感じなかったけどな。



「エレメンタルソウル!」

「サイダーグリングル!」

「ボルテニックシャワー!」



 みんな強いな!俺が手こずってた時とは全然違う!



 む!?あれは酒井にモンスターが!



「水泡極小」



おりゃ!あのゴブリンを爆発させろ!



水泡の体積をを極小に縮小したもの。人間では触っても指紋と指紋の間から余裕で出れる小ささ。



ゴブリンが弾け飛ぶ。



 まずい!酒井に血がかかってしまう!水泡極薄広範囲



 酒井を囲め。



 よし。これでよし!



なんか敵が弱過ぎてつまんない、寝よ。ざっと倒したし。ノルマは達成しただろ。



「くぁーーー」



スピースピー



ぱちっ!と危機を感じ、目を覚ますと、知らない穴の中にいて目の前には剣崎光がいる。



「おい!起きろ!馬鹿野郎!」



「なんだよ、」



「今大変な事態なんだ!お前が寝てる間にオーク達の襲撃があって、クラスメイトたちが別々に別れたんだ!そしたら別のチームの方に行ったんだよ!お前を運ぶの大変だったんだからな!」



まぁ嘘なんだけどな、、ぷすぷすw

こいつ、酒井のことずっと見つめてたし、絶対好きじゃん。

でも酒井って昨日同じ部屋の石田ってやつと付き合ったって聞いたけど、運のないやつだな。

クラスでも孤立して、好きな人にも振り向いてもらえない。



「あっちに行った!もしかしたら酒井さんもあっちかも!」



「了解、、、」



「神撃。」



進はマッハ700で飛んでいった。



壁を全て突き抜け、ただひたすらに。



それを見ていた剣崎は唖然としていた。



「おい光!あの石山進。別の方向に行かせられたか?酒井に付きまとわれると厄介なんだよなー。僕が狙ってるんだからー。」



とイケメングループの一人である八神陽介言う。



「あいつ、何気にモテんの腹立つよねー。ただのヤンキーのくせに、、」



愚痴をこぼす八神。



「でもまぁ俺らの遊び道具として使えそうならそれでいいよ。」



「あいつの酒井を奪ってやる!ははっ!楽しみだ。」



不気味な笑みを浮かべる八神。



「酒井!無事か!」



そこにはキスをしてる石田と酒井の姿があった。



「あっ、、、」



「石山?!なんでここに?!」



「い、石山これは違うんだ!凛が気を失ってたから人工呼吸をしようと思って。」



「そんなことはどうでもいい!酒井無事か?石田も大丈夫か?」



泣きたい!超泣きたい!普通は泣くか去る!でも俺は泣かずに去らない!ただその場に止まる!その行為に意味はない!



「酒井もお前も無事みたいだな!じゃぁ俺は委員長のとこ行くから!」



「じゃあ、そういうことで、」



 これが運命か、、、



 泣いてねぇし!全然泣いてねぇし!!目からお漏らししただけだし、びっくりして。



「ちょっ!待て!石山!石山!!」



 今振り返ったら確実に泣く。



 走るんだ石山進!



 お前の人生ここからだ!



 いくら悲しいことが起きても大丈夫!だってこれ以上悲しいことはないから!


 

「おい!委員長!お前は無事か?!」



「石山?なんでお前がここにいるんだ?」



「なんでってなんか剣崎がお前らが襲われてるって言ってたんだけど、、、」



「はぁ?私たち効率重視で別行動してただけだけど、、剣崎君に後で問い詰めとくわ。」



「そうしてくれ、あんまからかうとやっちゃうゾって伝えとけ。」



「はいはい、ありがとね。心配してきてくれたんでしょ?」



「お前にはいつも面倒見てもらってるからな、恩返しの一つだ。」



「そう、私たちもうちょっと探索してくけど一緒にくる?」



「いや、ちょっとやることがあるから。じゃあまたホテルでな。」



「うん、じゃ」






 委員長と別れた後、石山はふと思い出した。あの「助けて」と言った女のことを。



 まずは死神の世界に行こうかな。



ピカーーー!



「よう死神。突然だがあの助けてと言った女について詳しいことわかるか?」



「急になんだ。」



「いや、気になったっていうか?」



「そうだな。はっきりいえばその女はもうこの世にはいない。時の牢獄という場所から呼びかけていた。



「なんで?」



「どうやら貶められて全ての大罪があの子がやったことにされてるらしい。」



「なんじゃそりゃ?」



「要するに、濡れ衣を着せられ、牢獄に行ったということだ。」



「ひでぇ話だな。でもなんで俺に声をかけたんだ?」



「それはまだわからん」



「なるほどな」



「どうやったらその時の牢獄からその子を出せるんだ?」



「門番を倒して首輪を破壊するしかないな」



「じゃあ、そこに案内してくれ。お前も別の世界の神なんだろ?だったらいけるよな?」



「でも、貴様が言っても万一に勝ち目はないぞ。」



「マジか?」



「私が嘘を言うか!」



「門番が強いのか?」



「いや門番は雑魚すぎ、、、ではなくちょっと強くて、首輪を破壊するのがちょっと難しいのかな?」



「それあんたの基準だろ!遠慮せずに言えよ。」



「門番はお前が戦ったゴブリンゴッドより弱い。首輪を外すのも簡単。では一体何に勝てないのか?それはお前が助けようとしてる小娘にだ。」



「はぁ?こちとら助けてって言われて助けてんのに殺されるのか?」



「あの小娘は美人すぎて、あかん!ってなる。私もドキン!としてしまったわ。」



「ふざけんな。こちとら失恋中なんだボケ!そんなこと万が一にもない!」



「失恋中?あぁ、さっき女がキスされて泣きながら走ってたな。」



「うるせー、だからぜってぇに女には堕ちないって決めたんだよ。」



「いざとなったらお前、時の牢獄に一生閉じ込められることになるぞ?」



「わかったよ。けど今女見てもなんも思わないから。」



 ああ、酒井の顔思い出して胸糞悪なってきた!



「まあいいから早く」



「大丈夫そうだね君」



 いや変に察せられたんですけど、感動しそうなんですけど。



 「いざ!時の牢獄へ!」



「うるさい、」



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