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~ 無口な魔王と魔女の呪い ~  作者: アクイラε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
6/8

  case.1  歪んだ愛と呪いの欠片⑥


(確かにおかしいな)


「それにここの扉スライド式で鍵は掛かりません、縄跳びで縛った程度では簡単に開けられます。となると扉を開けられないようにしておかないといけない」

「でも、それだと、、、、待てよ」


(だとすると、殺害されたのは犯人が部屋から出たあと殺害したことになる。そんなことできるのか?)


 何の外傷もなく、壁1枚隔てた場所から相手を殺害する。

 

「ちっ、」


 舌打ちを漏らす。

 それはまるで、安藤が持つ不思議な力のようだっだ。

 だが、そんなものはありえてはいけない。

 

「見えてきましたか?安藤さん」

「僕は普通の高校生だ。どこぞの探偵の孫でも、悪の組織の薬で小学生になった高校生探偵でもない」

「では、解けないと?」

「いや、おおかたの目星はついたよ。でも追い詰めるのには少し弱い。ありきたりな『死際(ダイイング)言葉(メッセージ)』でもあれば話は別だけどな」


 ご都合展開など、そうはありえない。

 名探偵が居合わせたり、犯人を追い詰めるための血文字なんてありえない。そんな体力があるなら現代なら携帯もあるし、第一犯人が隠滅してるだろう。

 いまある証拠だけで特定するしかない。


「安藤さん、」

「分かってる。あと1つでもいいから何か欲しい。こじつけでもなんでもいいから」

「それでいいなら、あの人の持ってる者おかしくないですか?だって、この学校って」

「え?」


 美咲の指摘を受け、全員を見る。

 すると、1人だけこの学校でありえないものを持っていた人物がいたのだ。専門の業者が入り、作業している道具を何故か持っている人物。


「やってみるか」


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