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200字小説・300字小説

【200字】恋は回転寿司のように

作者: 柿原 凛
掲載日:2020/03/29

サバサバした鯖がやってきた。

それをとって、鰻の寝床で食べてやった。


しかしトビウオならまだしも、そいつはまるでマグロ。

しかも年齢も鯖を読んでたって。

鰯で精進落ちとはこのことだ。

片思いは鮑だけでいいってもんよ。


恋は回転寿司のように。

闇雲に手を出してちゃ、肝心なときには腹一杯。

逃した皿を一周待つも良。

少し休憩して吟味するも良。

でもあんまり吟味しすぎると、隣の客に先取りされ、しまいには閉店しちまいますぜ。





【補足】

鰻の寝床:間口が狭くて奥行きの深い建物や場所のたとえ。

マグロ女・トビウオ女:凍ったマグロのように性行為で積極的でない。反対に、トビウオのように積極的な様子。

鯖読み:年齢や体のサイズ(身長・体重・3サイズ)などをごまかす事。

鰯で精進落ち:やっと迎えた精進落としの宴に、イワシのようないつでも食べられる魚を出す。ずっと耐えてきた努力が報われないことや、つまらないことで努力がむだになることのたとえ。

鮑の片思い: アワビは、二枚貝の片側だけのように見えるところから、自分が慕っているだけで、相手にはその気のない恋をいう。


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― 新着の感想 ―
[良い点] ことわざは自分が知らないものばかりでネット検索しながら拝読しましたが、後書きにめっちゃ丁寧な補足が! たった200文字の作品に、ことわざに寿司ネタに大人な恋愛模様を詰め込んであって、超豪華…
[良い点] 用語解説付きなのが親切だと思いました。
[良い点] 落語のようでもあり、面白かったです。 せつないような、ニヤリとするような(笑)
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