やせいの まほうじんが あらわれた!▼
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やせいの まほうじんが あらわれた!▼
あなたは どうする?
たいきする
にげる
ぶっこわす▼
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あなたは まほうじんを ぶっこわした!
まほうじんに 99999のダメージ!
まほうじんは ぶっこわれた!▼
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「どうしてこうなったあぁぁぁぁ!!!!」
はい、絶賛絶叫中の俺です。
足元には放射線状に破壊されたコンクリートの道路。
いや、弁解させて。本当に。
朝いつも通りに家出ました。
そしたらいきなり足元に魔法陣らしきものが現れたので、俺は、
魔法陣をぶっこわしました。
いや、仕方ないじゃん?お約束とか知らないじゃん?
いきなり得体の知れないものが現れたら誰でも反射的にぶっこわすよね?え、そうでもないって?…………。
あ、そうこうしている内に魔法陣第2射が――――
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やせいの まほうじんが あらわr
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ドガァァァァン!!!!
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……かんがえるより さきに ぶっこわせ!
あなたは のうきんだ!▼
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……足元の道路が見るも無残な姿になりました。
俺知らない。ナニモミテナイヨ。
……とっとと学校行くか。
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まほうじん はかいかいすう
2かい
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ふぁ〜……」
バキッ!
「こら、そこ!寝ない!罰としてこの問題を答えなさい!」
「うぇ〜……」
バキッ!
「うぇ〜じゃない!」
バキッ!
はい、絶賛授業中の俺です。眠たいのは仕方ないから、本当に弁解させて?
学校来る途中に野生の魔法陣が何度も現れたのはいいけどさ、学校でもしつこく現れるから休み時間もおちおち寝てられないんだよ。
そりゃ眠くも……( ˘ω˘ )スヤァ……。
「こら!寝ない!早く答えなさい!」
「ハッ!……ゴホン、3√2です!」
「はい、その通りです。では次――――」
このやり取りをしている間にも3回ほど魔法陣が現れてます。
どうしてこうなった。どうしてこうなった…………。
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やせいn
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バキッ!
――――――――――――――――
まほうじんは ぶっこわれた!
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あ、そうそう、学校に着くまでの間に手加減を覚えたので、余計な破壊はせずに済んでます。やったぜ。
バキッ!
はいはいぶっこわれたぶっこわれた。これ野生の魔法陣何個目だろうか……。
ほんと、いつまでぶっこわせばいいのだろうか。
バキッ!
誰かに話したところで厨二認定されるだけだろうからなぁ……。
多分、今のところ常人が魔法陣を視認できるより先にぶっこわしてるからさ。
バキッ!
どうしろってんだ。
バキッ!
バキッ!
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まほうじん はかいかいすう
137かい
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「駿!こっち!パスパス!」
「あっちだ!マーク行け!妨害しろ!」
はい、絶賛体育中です。
バスケ、疲れるけど楽しいよね。
バキッ!
体が当たったら即反則なのがちょっと大変だけども。
「っしゃナイスパス!」
俺はボールを受け取り、フェイントを上手く混ぜながら2人を追い抜いた。
バキッ!
ったく、こんな時まで魔法陣現れるからぶっこわすのが大変で仕方ないな!
バキッ!
バキッ!
あ、今2連続で魔法陣をぶっこわした。
コンボ的なポイントとか加算されないかな?
「拓!パス!」
「ナイっス!!」
なんとかボールを渡せたか。
バキッ!
とりあえずゴール前辺りまで行っとくか。
バキッ!
あ、ゴール前熱気がやばい。すごく苛烈な戦いですね。
「パスパス!ゴール入れろ!」
って!こっちパス来たし!
ここはなんとしてでもシュートを決めなければ!!
狙いを定めて、全身を使ってジャンプし、ゴールに――――
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やせいの まほうじんが あらわれた!▼
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「――――ッざけんなァァァァァァ!!!!」
バッキイィィ!!
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まほうじん はかいかいすう
362かい
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「あぁ……ちゅかれたよう……」
はい、絶賛帰宅中です。
学校はどうだったかって?あぁ、疲れたよ疲れた。
魔法陣がクソみたいなタイミングで出てくるからもうやだ助けて(´;ω;`)
体育のアレとか酷くね?なんでゴール前で出てくるんだよ……
ちゃんとシュートは決めたけどさ……。褒めて?
……バキッ!
……そしてあいも変わらず魔法陣は現れてますよ。
絶対誰かわざとやってない?絶対俺のこと嫌いな奴いるだろ……。
バキッ!
あぁ、家帰っても魔法陣現れるのかなぁ……。だとしたら最悪なんだが。
……とにかくあとのことはあとで考えよう。先延ばし先延ばし。
バキッ!
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まほうじん はかいかいすう
601かい
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ひゃっほおおおぉぉぉい!!!!」
どうやら素敵なことがわかりましたよ。
なんと、家の中では、魔法陣が、現れない!ということですよ!!
正確には魔法陣が現れる前兆は感じ取れてもそこまでというか、魔法陣が現れることは出来ないみたいだ。
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やせいの まほうじんが あらわれようとした!▼
まほうじんは しっぱいした!
まほうじんは しょうめつした!▼
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みたいな感じ。これで安心して寝れる!やったぜ!これでかつる!
とりあえず今日は安心だ。
とりあえず今日は。
…………。
……明日はどうしよう。
だって家出たらまたすぐ魔法陣現れるじゃん!またぶっこわさないとダメじゃん!
お先真っ暗じゃん!どうすんだよおぉぉぉ!!
「もうやだぁぁぁぁぁ!!!!」
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きょうも あしたも あさっても!
まほうじんを ぶっこわせ!
ごーごーのうきん!ごーごーひーろー!
あなたの あすを まもるため!▼
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【せかいかんについて】▼
【キャラクターについて】
【まほうじんについて】
【まほうじんはかいかいすう】
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【せかいかんについて】
たまに ゆうしゃが しょうかんされるだけの いたって ふつうの ちきゅう
たまに かわった のうりょくをもつ にんげんが うまれるとか うまれないとか▼
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【キャラクターについて】
『しゅじんこう』
いたって ふつうの だんしこうこうせい
ただし ほんにんは しらないが はかいしんの けんぞくである そのため みずからに がいなすものを はかいできる のうりょくがある
しゅじんこうの へやに まほうじんが かいにゅう できなかったのは そのいえに ながく すんでいた ことにより しゅじんこうの のうりょくが えいきょうを およぼしていた ためである
『とあるかみさま』
しゅじんこうを しょうかん しようとしていた かみさま しゅじんこうを なかなか しょうかんできなくて ひそかに なみだを ながしていたとか
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【まほうじんについて】
『とあるかみさま』が しゅじんこうを しょうかん しようとして だしていた まほうじん 『とあるかみさま』が だんだん やっきになったため まほうじんの しゅつげんする かいすうが かそくどてきに ふえていった
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【まほうじんはかいかいすう】
620かい
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