第二十一話〜銃口と笑み
この作品 久しぶりに、起き足させていただきました。どうでしょう?俺は面白いのでしょうか?今後の展開しないだと思うので ここまでは 良しとさせてくださいり楽しみいただけますように。
「まだ俺を信じちゃあくれないって意味か?」
「当たりめえよ」
モブリーが不貞腐れたような顔を横に向けた。社外の風景を見ているようでもあるが、風景と言っても、どっちを見ようと広がっているのは 果てしなく泥地獄だけだ。それを見ていると思えないのだが。
「おりゃあ、ある意味、アンタを気に入っているんだぜ」
治五郎は唇の端で少し笑ったようだった。ようだったというのは、彼はもともと肌の色が黒く 唇も同じように色が濃かったので、唇の動きが見えにくいのだ。
「どういった了見だい?お世辞なら要らんよ。あたしゃ、ただの人殺しかもしれんよ」
トラックが路面を転がっている石ころを踏むたびに、ガタンゴトンぐわしゃあと石が砕けふっ飛び散っていく音が響いた。幹線道路だけは泥が入り込まないようにある程度整備されているのだ。それでも あまりに数の多い落石までは どうしようもないようだ。
1台前を走る瓦斯輸送車を治五郎は、軽く アクセルを踏み込んで、やり過ごした。ここは荒っぽいやつが多い道 なので 下手に追い越すと いざこざに巻き込まれることもあるから注意が必要だが。
「海岸まで行くんだってね?
モブリーが、ふと思いついたように訊いてきた。本当はめんどくさかったが答えなければならなかった。かっちゃん銃の30mm口径の銃口が自らのこめかみに当てられているのだから。
━━そだよ。だから信じてくれよ。脅しはいらない。
しかし、一向に銃口は降ろされないのだった。
「生きてりゃまた、わかるべ。この世界では人を信じた方が負けだ。そうだろう?そうだな?」
治五郎が静かに話した。もはや死をも覚悟しているのだ。50%程は。
彼は不敵にも笑った。前方を走る キャリアカーがブレーキランプを鳴らせながら 停車しようとしていた。治五郎は口を開いた。
「ほうら、見てご覧よ。また来たぜ。場合によっては それをお見舞いしてやれよ」
一瞬、ブリーの方を見た。彼女はいたずらっ子のような笑みを浮かべていた。
お呼びになっていただきまして誠にありがとうございました。作品をまた しばらく 書かせていただきたいと思います。どうか、乞うご期待れ!




